当ページに書かれている過渡的一般技能分類も従来の一般技能分類も2003年11月12日を持ちまして、 NZ移民局は、申請受付を停止しています。 従いまして、このページは、これからの永住権申請には適用されません。 宜しくご了承下さい。
過渡的一般技能分類（Interim General Skills Category = IGSC）
2003年11月12日正午12時を持ちまして、過渡的一般技能分類
（Interim General Skills Category = IGSC）/一般技能分類（General Skills Category = GSC）
の申請受付は終了しました。 それに代わる、技能移民分類（Skilled Migrants Category = SMC）は、
2003年12月中旬から登録受付が開始されます。
IGSCの申請数は、NZ移民局（New Zealand Immigration Services）の予想をはるかに超えており、
新しい分類であるSMCが開始されるまで申請受付分を審査します。
SMCは、ポイントシステムで今までのIGSC/GSCと同様な資格や経験に対してポイントが付きます。
しかし、当初は成長分野と認められた雇用、絶対的に不足している技術職の雇用に対してはボーナスポイントが、
加算されます。
新しい分類である、SMCが導入された場合、申請希望者は12月中旬よりSMCに一旦登録し
（to register expressions of interestと言う表現を使っています、
つまり意思表示を登録する事になります。 意思と言ってもそれなりの書類は必要です。）、
それらはポイントによりランク別けされます。 そこで、トップランクに入るとSMCを申請するように
NZISの方から連絡があります。 そうする事により、成長分野産業や技術者が不足している産業から、
優先して人材が確保できます。
SMCに関する更に詳しい事は、出来るだけ早くここに載せます。
平成15年11月16日（日）
必要とされる条件
- 合計点、29点以上必要。
- 健康（Health Requirements） ： NZの国民に健康的な脅威を与えない事。 NZの健康制度の負担にならない事。
これらの条件を満足させる為に、健康診断書と胸のレントゲン写真が必要です。 - 身元（Character Requirements） ： 日本の警察から発行された、犯罪歴証明書（Police Certificate）。
過去、10年間に、その他の国に1年以上滞在した場合は、その国の犯罪歴証明書。
以下のどれかに相当する場合は、NZの永住権申請は却下されます。
- 過去に5年以上服役した事がある場合。
- 過去10年の間に12ヶ月以上服役した事がある場合。
- NZ又は他の国から国外追放された事がある場合。
- 犯罪グループと係わりがあると考えられる場合又は、NZに危険を及ぼすと考えられる場合。
- 移民税（Migrant Levy） ： NZ$235
- 申請料（Application Fee） ： NZ$700（NZで申請する場合）、NZ$1,200相当額（日本で申請する場合）
- 英語（English Language Requirements） ：
*IELTS総合力（Overall Band Score 読む、聞く、話す、書く の4能力の平均）
6.5以上取得の証明書（過去2年以内）。
又は、授業が全て英語で行われ、学位資格取得した証明書。
これらの条件に満たない場合、英語コースを取ることが可能です （ESOL Tuition = English for Speakers of Other Languages Tuition）。 その場合、過去12ヶ月以上NZで合法的に 働いていた事、そしてその仕事は英語を使い、資格と関連する仕事である事。 英語コースは有料です。 この有料英語コースで学習すると言う条件で英語能力の不足は、将来的に補えると言う前提で、 IGSC申請が受理されると言う仕組みです。 その料金はIELTSの総合力点数により違います。 以下が料金表です。IELTS評価点とESOL学習料金表 IELTS総合力（Overall Band Score） 料金 6以上6.5未満 NZ$1,700 5.5以上6未満 NZ$3,350 5以上5.5未満 NZ$5,000 5未満 NZ$6,650 - 年齢（Age） ： 56歳以下である事。
- 特例（Exceptions） ： 特殊技能保持者、プロのスポーツコーチ、聖職者、IT専門家は、学歴 を免除される事がある（下記のそれぞれの条件の11項参照）。
それぞれの条件の点数
- 学歴（Qualifications） ： 10～12点。
NZQA（= New Zealand Qualifications Authority、NZ学歴資格認定局）
に認められている日本の4年生大学の学士（Category B）
10点。 同修士12点（Category A）。 NZQAが認めている、
日本の大学のリストは、別窓で参照下さい。
NZQAのリストに載っていない大学はNZQAに審査を申請せねばなりません。 学歴資格の分類のCategory Cは、どう言う学校なのは私は良く分かりませんが、NZ移民局の文章から 推定するに日本の高専のような学校かと思われます。 特定の職業に就くための学業と有ります。 Category Dも良く分かりませんが、NZ移民局の文章では工芸を教えるための学校です。 学校の後弟子入りし、 実地で学ぶと有りますから、現代の日本には無い学校制度かも知れません。 ドイツのギムナジウムを連想します。 又、どのような学歴が11点になるのかも筆者の調べた限りでは、不明です。 - 職業登録（Registration Requirements for Some Occupations） ： 学歴資格ポイントを計上する上で、 職業に寄っては、登録が必要です。 それらの職業リストはNZ移民局の資料に掲載されていますが、 今回は割愛します。
- NZ学歴資格 ： 2点追加可能です。 日本で学士を取得し、NZで修士を取得したような場合。
- 職歴（Work Experience） ： 最高10点まで計上可能です。
最低1点は無ければなりません。 1週間の労働時間が、
30時間以上の仕事2年で1点です。 下の表のようになります。
1週間30時間未満の労働時間の仕事は、1週間30時間に換算し、何年の労働になるか
計上可能です。 職歴ポイントとして計上できないケースもありますが、余り該当しないと思うので、
割愛します。
職歴年数 ポイント 2年 1点 4年 2点 6年 3点 8年 4点 10年 5点 12年 6点 14年 7点 16年 8点 18年 9点 20年 10点 - 就職先の確保（Job offer） ： 8点。 GSCポイント制の変動により、Job offerの
点数も変動します。 現在は29点で、その場合は、8点になります。
Job offerの職種は、学歴の専門分野であるか又は、職歴と同業種である事。 Job offerの規定は、
割愛します。 但し、自営の場合及び、定額給与の無い職の場合は、この項目に該当しません
ので点数は付きません。
参照までに、GSCのポイント変動毎のJob offerの点数は、総合点25点以下の場合5点、総合点26点の場合6点、 総合点27点の場合7点、総合点28点以上の場合8点。 - 年齢（Age） ： 0～10点。 年齢に応じた点数は、以下の表のようになります。
56歳を超えますと、過渡的一般技能分類の申請は受理されません。
年齢 ポイント 18-24歳 8点 25-29歳 10点 30-34歳 8点 35-39歳 6点 40-44歳 4点 45-49歳 2点 50-55歳 0点 - 定住資金（Settlements Funds） ： 最高2点。 NZ$100,000で1点、NZ$200,000で2点。 NZ$100,000は日本円に換算すると約680万円（平成15年10月下旬現在のおおよそのレート）。 この資金は、 主要申請者本人が全額保有しているか又は、パートナー（正式な配偶者、内縁の関係、同性愛者全てを含む と思われます）との共有又は、パートナーが全額保有している場合。 ただし、これは、 主要申請者の永住権申請の中にパートナーを含む場合です。 内縁の関係者の保有の場合は、過去最低12ヶ月以上同居しており、安定した関係であった事を証明する 必要があります。 この定住資金は、永住権が基本的に認められて6ヶ月以内にNZに送金しなければならない。
- NZ労働経験（NZ Work Experience） ： 1～2点。 上記4項の職歴に含まれていても、 再度追加可能。 NZの労働経験1年に付き、1点。 最高2点まで追加可能。 週30時間以上の労働が基本。
- パートナーの学歴（Partner's Qualification） ： 1～2点。 パートナーがNZQAに認められている日本の大学を出ていて、主要申請者の永住権申請に含める場合。 上記1項の学歴と同等の見かたで点数が変わるだけです。
- 家族援助（Family Sposorship） ： 3点。 主要申請者か又は、一緒に含めて申請するパートナーの成人の家族 （親、兄弟、姉妹、子供がNZの国籍者か又は永住権保持者）がNZに居て経済的に援助を保証する場合。
- 特例（Exception） ： 学歴ポイントとして10点。 聖職者、プロのスポーツコーチ、 IT技術者は、条件を満たしていれば、4年生の大学を出ていなくても 学歴ポイントが10点付く場合がある。