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当ページの設置日 : 平成16年05月25日(火)
ニュージーランドへの道(痛恨編)
July社に対しては、私が責任を持って対処しました。  最初の仕事で、いきなり品質クレーム(Claimと言うのは代金賠償がからむ苦情の事です、言葉だけの苦情は、Complaintです)付きの特大サービスです。  幾ら親切で良い人と言っても仕事ですから、冷徹な処理をします。  私は、自腹でクレームに対応しました。  しかし、それによって、彼の私に対する信用は、かなり大きなものと成り、彼は、私を全面的に信用してくれるようになりました。
しかし、もう仕入先が無いのです。  これからどうしていけば良いのでしょう・・・?
私は、日本を出る前にリクルート社の「アントレ」と言う雑誌に広告を出していました。  7年前、「アントレ」は、新規独立業者を応援すると言う趣旨で、無料で広告を掲載してくれました。  今は、そう言うサービスを行っていないようですが。  どう言う内容で広告を出したかと言うと、ニュージーランドと取引したい人なら、誰でも大丈夫と言うふれこみでした。  貿易が分からなくても、英語が出来なくても、良い商品を持って居るならそれで良し、後は、私に任せろと言う文面でした。  アントレを見た色んな人から、色んな問い合わせや電話が有りました。  E-mailも沢山、有りました。  それは、それは色んな人や会社から問い合わせが有りましたが、殆どがちょっと勘弁して欲しいという類の物でした。  勘違いしている人も結構居ました。
海外に居て、相手の人柄も分からず、取引をするということは、大きな危険を伴います。  それは、相手にとっても同じ事です。  どこの馬の骨とも分からない、私をいきなり信用出来ないでしょう。  お互いに見た事も会った事もなく、初めて、Internet上で知り合った人の人間性を見極める事は、とてもに難しいことです。
色んな人が居ました。  人物が頂け無い人は、最初から、避けました。  これは、迷う必要も何も無い簡単なケースです。  人物としては、良さそうだが、売るべき物は何も無いという人、人物は良さそうでも、臆病で何も出来ないが、何かを望んでいるタイプなど千差万別でした。  そう言う状態であっても、時間は、確実に過ぎて行き、お金も毎日出て行きます。  家賃も掛かります。
不安の中、何も進展が無いまま、数ヶ月が過ぎました。  そんな時に、問題が起こりました。  交通事故を起こしてしまいました。  保険に入って居ませんでした。  保険に加入する準備をしている最中で、保険会社の選定も終わり、今日、保険屋へ行こうか、どうしようかと思っている時、約束が有り出かけたその時の事故でした。
オークランドの高速道路
こちらの保険屋さんに行くと、日本での自動車保険の記録があれば、料率がかなり優遇されると言うことが分かりました。  それで、日本に居たとき加入していた、保険屋さんに英文の文書を作成するように依頼していた矢先でした。  文面の内容は、加入期間と一度も求償をした実績が無いと言う事です。  日本に居たときに加入していたのは、農協の自動車保険でした。  マイカー共済と言ったと思います。  その担当者が馬鹿そのものでした。  どういう風に馬鹿だったかと言うと、加入期間が1年と書いてあるのです。  6年か7年継続して加入していたのですが、その担当者の話しによると、保険は1年毎に更新しているので、それで1年にしたと言う説明でした・・・。  はぁ~ \(◎o◎)/!  あのね~ 確かに1年毎に契約は、更新して来たよ。  でもさ、6年か7年、継続して加入してたべさ~!! <`ヘ´>
文面の訂正を求めて、その為に数日掛かりました。  それで、加入期間を書き直してもらい、それが届きました。  事故が起こったのは、その翌日だったと思います。  あれが、まともな担当者だったと考えると、まぁ、なんとも言え無い情けなさ・・・  結局、車の修理に3千ドル以上の出費となってしまいました。  収入も無い、あの時の、3千ドルです。  如何に痛かった事か!!
補足 :
事故に遭った車は、品質クレームを起こして取引を停止した業者から購入していました。  支払いも済んでいました。  従い、完全に私の車でした。  保険には入ってなかったけど・・・