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当ページの設置日 : 平成16年04月06日(火)
ニュージーランドへの道(始動編)
フラットが決まり、そこへ移った初めての日の夜、私は、完全にひとりきりになりました。  オークランドに到着してから3日間は、木賃宿に泊まっていたので、周りに人が居ました。  しかし、フラットへ移った夜は、丸っきりの一人で、テレビもステレオも何も無く、家財道具も一切無く、がらんどうの部屋で独りになりました。  音は全くしませんでした。  幸いな事にソファーとベッドは、そのフラットに付いていました。  そこで一人でじっとしていました。  これから見知らぬ国、ニュージーランドで一人で仕事をしていくと言う不安、孤独、寂しさに包まれ私は、ちょっと弱気になりました。  家族が恋しくなりました。
あのような孤独感を味わったのは、初めてでした。  生まれて初めて実家を離れ札幌の予備校へ行った時よりも、就職の為、東京へ初めて出た時よりも大きな孤独感でした。  東京なら、まだ友達も居ましたし、日本です。  海外で、仕事の成否もこれから、自分一人の力次第、あても有る訳でもなく、そして誰も回りに知り合いも居ない一人きり・・・。  分りきっていた状況ですが、それと直面したとき、私も人並みに、心細くなりました。
電話も通じていませんし、パソコンを繋ぐ電気コードも買わねばなりませんでした。  何かをやりたくても、何も出来ない状態でした。  私は、いたたまれなくなり、免税店で買ってきた、Jim Beamを飲みました。  グラスは、借り物が有ったような気がします。  多少、酔って、孤独感が和らいだのを憶えています。  その時、私は、酒は、ありがたいものだとつくづく思いました。
翌日は、日曜日だったので、大家さんが近くのFlea Market(フリーマーケット 蚤の市)へ連れて行ってくれました。  Avondaleの競馬場で開かれている大きなFlea Marketです。  そこで、私は、中古の鍋を買いました。  アラブ系の人から買いました。  $7か$8でした。  ところどころ侵食された穴のくぼみが出来ていましたが、安いのだろうと思い込み買いましたが、大失敗でした。  水を入れておくと直ぐ錆が浮いてきました。  数日後、Warehouseと言う倉庫型の店へ行ったら、$5で新品が売っていました。  それでも新品を買わずに、折角買った、直ぐ錆が浮いてくる鍋をしばらく使っていました。
それから、事務用品を揃えたり、電話を開通する手配をしたりしました。  机や椅子は、Trade & Exchangeと言う中古品売買の為の新聞を、雑貨屋で買って、探しました。  電話は、Telecom NZに申し込みました。  電話を申し込むのにも、自分の電話が無いので、公衆電話で申し込みました。  はっきりとは、憶えていませんが、2日後位に工事に来ると言うので、工事って、何だろうと思っていたら、電話線を配線する本当の物理的な工事でした。  日本のように電話局内部のコンピュータ操作で、電話線を開通することが出来ないのです。  後で知りましたが、それがNZでは、普通です。  新たに電話を申し込むと、なんだか分りませんが物理的な工事をやるようです。  訳が分かりませんが、それが現実です。  恐らく日本より、20年は遅れていると思います。
しかし、予定日になっても工事の人間は、来ませんでした。  それで、又、公衆電話であぁだこうだとやりとりして、再度日程が組まれました。  まぁ、これが海外だと自分に言い聞かせるしかないべ~と待ちの体制です。
電話が開通するまで、日本から持ってきたノートパソコンを使う為に、NZの電源、240Vのコンセントから、 パソコンのアダプターまでのコードと、NZで使用可能なモデムを探しに行きました。  当時(1997年9月)は、ADSLなどはありませんし、Internet自体、まだ初期段階でした。  私は、海外保証付きの東芝のノートPCを買いましたが、海外では内蔵モデムは、使用できないと明記してあったので、 モデムは、別途買う必要があったのです。  ところが、その簡単なコードも中々見つからなかった。  Computer Cityと言うパソコンショップへ行っても無かったのですが、そこのおにいさんが、Dick Smithへ行けばあるはずだと商売敵の店を教えてくれたので、そこへ行ったら驚いたことに本当に有りました。  そして、そこのインド人のおじさんが言うには、内蔵モデムも使えるはずだと言うのです!
その店で、パソコンのアダプターまでの電源コードと電話線を買いました (電話線は、2種類有るらしく、Internetで使えるものと使えないものがあります)。  電話は、数日後、軌跡が起こったかと思いましたが、本当に開通しました。  そして、電話線とPCを繋いだら、本当に内蔵モデムは、使えました~!  やった~と思いました。  しかし、その時は、まだ、NZのプロバイダーと契約をしていません。  何を接続したかと言うと、東芝のノートパソコンに電話ソフトが内蔵されていたので、PCで日本の家族へ電話をしました。
フラットへ引越ししてから、電話が開通し、パソコンが使えるようになるまで、4~5日掛かりました。  かなり険しく、気の遠くなるように長い時間でした。
話の順序が逆になりましたが、私は、フラットに移る日にレンタカーを借りて、それで動いていました。  長期(1ヶ月位)で借りて、1日$20くらいだったと思います。 インド人(Fiji Indian)がやっている安い、レンタカー屋でした。