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ニュージーランドへの道
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苦境編
当ページの設置日 : 平成16年08月15日(日)
ニュージーランドへの道(苦境編)
1998年の8月頃までは、右肩上がりで注文が増えていきました。
9月から少しペースが落ちましたが、それでも充分やっていける売り上げがありました。
その頃から、私は、多少、食事にお金をかけるようになりました。
それまでは、本当に禁欲的な清貧生活を続けてきました。
朝から真夜中まで仕事のみの毎日でした。
満足な食事も自粛していました。
これでは、身体が持たないと思い、多少、食事にお金を掛けるようにしました。
そして気分転換に、たまに飲みに行くようにもなりました。
クライストチャーチに到着し、予約しておいた安いモーテルに記帳(Check-in チェックイン)しました。
翌日から、Yellow Pagesで見知らぬ会社に電話したり、飛び込みの売り込みをやりました。
私の尤も苦手とする分野です。
若し、逆に、私が客の立場で、飛び込みで来た外国人の業者を到底信用する気にはなりません。
体よく(ていよく)お帰り願う事でしょう。
しかし、Kiwi達(NZ人の事)は、大抵会って気軽に話を聞いてくれます。
初めての訪問でしたので、取り合えず顔見知りになり、相手を見極めると言うのが目的です。
クライストチャーチで3~4日営業して、又、来た道をオークランドへ帰りました。
結構順調に仕事が軌道に乗り、気が緩んできたと思います。
人生は、山あれば谷あり。
まるで私の気の緩みを懲らしめるような出来事が起こりました。
2002年、NZのある法律が変わり、それは私を直撃しました。
1998年にも法律は、変わったのですがそれは、私にとっては追い風になりました。
しかし、2002年の法律改正は、逆風の嵐になってしまいました。
私は、徐々に追い詰められてきました。
私は、生まれてこの方、苦労をしたことがありませんでした。
仕事で辛い事や苦しいことは、何度もありました。
しかし、それは、誰もが味わう事です。
又、その苦しみから脱出できる、最後の選択肢が自分の手に有る内は、苦労の内には、入らないと私は、思ってきました。
しかし、2002年に入ってから、私は、凋落の一歩を辿りました。
注文は、どんどん減っていきました。
私は、窮しました。
「ニュージーランドへの道」を八話に渡りお届けしてきましたが、これにて前編を終了致します。
後編の予定は目途が立ち次第、再開したいと思いますが、今のところ、いつになるか分かりません。
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