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気まぐれ草紙古文書館 - April 2004.

当ページを立ち上げた日 平成16年03月11日(金)

平成16年04月30日(金) 06:38pm(NZ time)
■ Format決行すれど・・ ■
おばんです、みなさん。 今日、午前中は、良い天気でしたが、午後からは、雨がぱらぱら降っていました。 すっかり夜になってしまいました。 こんな時間になるまで、気まぐれ草紙も天気予報・為替相場の更新も出来ませんでした。 Internet接続が何故か、出来なくなりました。 色々試しました、システムの復元、接続のPropertyの確認から再設定、ありとあらゆる方法を試しても、 繋がりませんでした。 因みに私は、ダイアルアップ接続です。 日本の皆さんには、信じられないかも知れませんが、ADSLではありません。
そして、私は、重大な決意をするに至りました! そうです。 ハードディスク(Hard Disk Partition C)を初期化する(Format)する事にしたのです。 マイドキュメント(My Documents)とアウトルックエクスプレス(Outlook Express 6 = OE6)の送受信メールは、 前からHard DiskのDに保存するように設定していますので、お気に入りとOE6の住所録(Address Book)のデータをDに保存して、 そしてCをFormatしました。 遂にやってしまいました。
さて、今度こそ問題なく、Internet接続が出来るはずだと思って、何も疑わずに、接続をクリックしました。 すると・・・? (-_-;)
なんと・・・? 繋がらない・・・? ポートが既に使われていると言うような文言が、またしても私の目に飛び込んできました。 はぁ~ (T_T)/~~~
そこで私は、絶望の淵に落とされそうになりかけたぎりぎりで、休憩を取りました。 外でゆっくりとタバコを吸いながら、ぼうっとして居ると、ある言葉が私の脳裏に浮かんできました。 それは、私の座右の銘でした。 さて、ここで問題です。 私の座右の銘は、何でしょうか? と、今日のクイズになると思われたかもしれませんが、違います。 素直に言います。 私の座右の銘は、「問題には、必ず解決策がある」です。 誰かの言葉のパクリでは、ありません。 100%オリジナルの私の言葉です。 自己紹介のページを見てもらえれば、 分かります。 最近、私の座右の銘をパクッている大企業のトップも居ます。 日産のカルロス・ゴーンさんなどは、その良い例です。
そして、気を取り直して、問題が起こる直前に何が起こったかを思い出そうとしました。 そうすると、思い出がよみがえってきました。 接続出来なくなる直前に何をしたか・・・? それは、印刷機(Printer)の回線(Cable)をPCからはずして居たので、それをPCに差し込んだ。 だから、もう一度、PrinterのCableをPCからはずしました。 そうすると、なんとInternet接続が出来ました。 Formatは、一体なんだったのか・・・?
FFFTPソフトの設定もやり直し、MS Officeも組み込み(Install)し直し。 ぜ~んぶやり直しです。 様々な暗証番号(Password)も保存してあるファイルから探し出しならが一つずつコマめに、再設定です。 一体、パソコン(Personal Computer = PC 英語で言うとただのComputer、Personal Computerと言う人はまず、居ません) と言うのは、私にとって如何なる存在なのかと言う素朴な疑問を持ってしまいました。 HPを持つ前までは、仕事で使うのは大変限られていました、Word, Excel, OE6だけでした。 ホームページ(英語でHome Pageと言うと、トップページの事です、HPの事は、Webpageと言います)を見ると言う事は、 殆どありませんでした。 実は、私はHPを見るのがあまり好きでないのです。
しかし、HPを持ってからは、PCとの関係はかなり親密になりました。 HPから、いろんなバラ色の可能性もあれこれ思いつくようになりました。 これからの私の生活にとっては、PCは、無くてはならないものになりました。 それが、危ういもろさを抱えている。 実に怖い事です。 PCが使えなくなったら、Internetが接続出来なくなったら、本当に困ります。 仮想世界に頼っている危うさです。 個人情報は、洪水のように溢れているようですし、 銀行のオンライン(Online system)も2重のシステムで一つが使えなくなっても、 スペアが機能するので問題ないと言う触れ込みでも、実際は、使用不能に陥った実績もあります。 デジタルの世界に頼りすぎるといつか社会は、痛い目に遇うでしょうね。 それは、間違いない。

平成16年04月29日(木) 03:27pm(NZ time)
■ ニュージーランド人気うなぎのぼり ■
こんにちは、みなさん。 今日は、午前中雨が降っていましたが、午後から晴れて、 暑い位でしたが、今、又、曇って来ました。 いつもの事ですが、オークランドの天気は、猫の目のようにめまぐるしく変化します。 これが必殺、予測不能天候と言う奴です。
このHPを訪れる皆さんは、ニュージーランドに関心を持たれている方ばかりだと思います。 昨日、このHP(Home Pageは、 和製英語で、英語では、WebpageとかWebsiteと言います)へのユニークアクセス数が、 748人で過去最高に成りました。 Page View数は、2,487でした。 これも新記録です。 普通の日は、ユニークアクセス数は、500~600くらいです。 参考の為に説明しますと、ユニークアクセスと言うのは、1日にHPを訪れた人の数で、延べでは、ありません。 つまり、同じ人が、このHPを1日に数回訪れても、1回しかカウントされません。 Page Viewと言うのは、このHPのページが開かれた回数です。 これは、同じ人が何度、どのページを開いたにしても、 全てカウントされます。 ちと説明が分り難いかものはし・・・?
記帳簿に記帳してくれた人の話ですと、数日前、TBSでニュージーランドに住んでいる日本人を取り上げた、 番組を放送したらしいです。 そう言う、NZ紹介とか、NZお薦めの番組が放送されると、 このHPへのアクセス数が、すごく増えます。 過去にもそう言うことが何度か有りました。
日本では、最近、ニュージーランドの人気が高まっているのでしょうか? NZは、とても良い印象を持たれている国だと思います。 日本人の場合は、特にNZに対して好印象を持っているような気がします。 NZに永住したいという人が、結構居ますので、それは分かります。 実行に移す人は、非常に少ないと思いますが、実行したら、実行したで、 色々な壁にぶつかります。 それら全ての壁を乗り越えて、NZへの永住権を取得したら、楽園が待っているでしょうか・・・? 待ってるかも鹿・・・?
15年くらい前までは、NZへの永住権申請者は、全員、永住権を承認されました。 英語も、学歴も、技術も何も無くても良かったのです。 犯罪者とか薬をやる人は、勿論、論外ですが。 私は、実際に何の苦労も無く永住権を取得した、生き証人を数人見ています。 英語も、余り話せないようです。 私は、結構、面倒な書類を揃えて取得しました。
人の運と言うか、巡り合わせと言うか、生まれた時とか、たまたま持った興味とか、 人との縁とか、計り知れない様々な状況によって、人生は全く変わることも有り得ます。 今は無き、昭和天皇のご冥福を願います。

平成16年04月28日(水) 11:10am(NZ time)
■ 結構毛だらけ猫灰だらけ ■
おはようございます、みなさん。 今朝は、雨が上がっています。 昨日は、弱めの雨がぱらぱら、じとじととすっきりしないで降っていました。 丁度、日本の内地の梅雨のような感じでした。 今日もすっきりしませんが、空は明るいく、 お天道様が近くに感じられます。
昨日、私は床屋へ行きました。 3~4ヶ月に一度位のペースで床屋へ行きます。 全身毛だらけ、猫灰だらけ、粋なねえちゃん立ちきょうべん(教鞭、女教師、ちと苦しいか・・・?)。 まぁ、要するにニュージーランドの床屋へ行ったら、毛だらけになると言う事です。 $15でした。 でも、Kiwiの客の場合は、大抵$10しか払っていません。 何故、私だけ、$15なのでしょう? 5年間通っている同じ床屋です。
その床屋は、Milfordに有ります。 アラブ系(だと思います)のおじさんがやっています。 英語がかなり訛っています。 椅子は、いっこだけ。 日本の戦前を思い出す床屋です。 料金表と言うのは無くて、鏡の前に注意書き板があり、料金は人によって違うと大きな字で書いてあります。 一番最初に行ったときは、料金が分らないので、最初に「おじさん、料金なんぼ?」って、聞きました。 $10だよ、と言う返答。 最初は、本当に$10でした。 2回目以降は、ずっと$15です。 一度、$10じゃないのかい、おじさん? って、聞いたら、 それは、人によって違うと言うという返答でした。 それは、分っていましたが・・・
不思議な事は、地元のKiwiの客の場合は、バリカンとはさみだけで、ばっつ ばっつ 切って、はい、出来上がりと成りますが、 私が行くと、必ずうなじを剃るのです。 恐らく私のうなじには毛が多いからでしょう。 それで、かなり高い料金ですが、$15になるのでしょう。 と、考えていますが、それを明確にする為に、おじさんに細かく質問して解明するところまでは、やっていません。 まぁ、いいだろうと思っているからです。 太っ腹ですね~ 私は!! 皆さん、「$」って、何ドルか、勿論、分りますよね? まさか、米ドル、US$と思わないですね? 勿論、米ドルじゃないですよ、NZ$だべさ~。 念の為。 世の中、怖いから。
前の人が終わったら、色付きの髪の毛が床一杯に散らばったまま、はい、次と呼ばれて、 椅子に座ります。 私は、いつもひと言だけ言います「Please cut very short」と。 これで、充分。 Crew cutよりちょっと長いくらいまで切って、すっきり。 これで、3~4ヶ月持ちます。
私は、床屋へ行く前には、まず予めある準備をしていきます。 それは、どう言うことかと言うと、床屋が終わったら直ぐ、家に帰ってシャワーを浴びれるように、 その予定で行くのです。 床屋の後、どこかへ行くと言うようなことが無いようにします。 そうでなければ、全身毛だらけ、猫灰だらけ、 粋なねえちゃん、立ちショパン(ポーランドの作曲家、ちと苦しいかものはし・・・?)。 床屋が済んだ後は、真っ先にシャワーを浴びないと、気持ち悪くて過ごせません。
因みに、日本の床屋のような行き届いた床屋は、他には無いでしょう。 日本の場合は、髭剃り、シャンプーは、標準として料金に入っています。 とても丁寧で気持ちよいですが、高~~~~~い!! 3千円とか4千円も取られる。 3千円と言えば、ニュージーランドドルにすると、$40以上です!! そんな大金なら、NZでは、誰も床屋さ行かなく成ります。 たとえそれなりのサービスが有ったとしても、絶対的な金額がでかいとNZでは、 商売として成り立ちません。 皆さん、つつましく生きています。

平成16年04月27日(火) 09:09pm(NZ time)
■ 答えられない手の内 ■
おばんです、みなさん。 今日は、すっかり夜も更けた頃になってしまいました。 今日のオークランドは、雨模様でした。 雨が上がったとしてもどんよりと暗い日でした。 まるで、誰かさんの心模様を鏡で写しているようです。
昨日純ちゃんが、NHKの単独会談に出ていました(NZでは、有料でNHKの海外版が視聴可能です、NZに限らず、 世界中の殆どの国と地域で、NHKは、見れます。高いですが・・・)。 首相就任3周年を記念した番組でした。 永田町の変人、小泉純一郎。 良いですね、彼は。 彼の言う事を聞いていると、自然に納得できる言葉ばかりが、返って来ます。 NHKのかなりランクの高い政治向け司会者が、色々質問していましたが、 馬鹿な事を聞いてるなとさえ感じる場面も有りました。
それに対しても、純ちゃんは、私が納得できる返答をしていました。 例えば、北朝鮮の人質問題。 どのような手を打っているのか? と言う質問に対して、純ちゃんは、「言えない」と言っていました。 言えないのは、当たり前だべさ。 相手は、国際法を犯して他国の人間を拉致した、犯罪者国家だ。 法律に照らさなくても、人をさらうと言う事は、サーカスでも今時はしない程、極悪非道の卑劣な犯罪だ。 そう言う犯罪者国家を相手にして、どのような打っているのか・・・? 普通の外交手段で言う事を聞く相手でないべさ。
今回、列車爆発事故があったが、日本、韓国、国際赤十字など様々な国や、組織、団体が援助を申し出ている。 恐らく、金正日を暗殺しようとした何者かの、仕業だろうが、それにしても人道的見地から、 日本も韓国も国民がさらわれているのに、援助しようと言うのだ。 それは、いいが、北朝鮮は、貰って当たり前と言う態度かい? 又。
政治家と言うのは、答えにくい質問に対しては、直接的に答えないで、他の方向へ話を持って行くのが普通だ。 所謂、必殺誤魔化しの術と言う奴です。 そう言う、話し方をされると国民は、こりゃ何だべ~? ・・・と思う。 若し、自分にやましいところが無く、政治的に答えられないなら、答えられない質問だと言えば、 我々は納得する。 勿論、それなりの背景を説明して。 それが、普通で、正常な感覚だと思うのだが、大多数の政治家は、何故かそれを変な言葉で取り繕おうとする節が見られる。 福田官房長官にしても安部さんにしても、小泉政権の首脳は、皆、正常な返答をしている。 答えられない部分に関しては、答えられないと言っている。 それで、良い。
純ちゃん、以後の政治家もみなそうかどうかは、分らない。 純ちゃん効果は、今だけかもしれない。 永田町の変人、純ちゃんは、私の目から見れば、極めて正常で常識的な考えを持っている。 何よりも、意思が強く一貫しているところが良い。 そんじょそこらの圧力に屈しない、頑固さを持っている。 彼の言葉からは、本当に日本の為に政治をしようと言う心構えが感じ取れる。 つまり、何か個人的な意図を背後に潜ませていない、純粋に国家的な観点から考え行動している。 普通政治家と言うのは、ひも付きだから特定の団体や人に対して不利益になることが出来ない。 純ちゃんは、どうしてそれが出来るか・・・? それが不思議だ。 3世議員の威光だべか・・・? 彼のおじいちゃんも議員で、職人か香具師か、ちょっと威勢の良い、 職業の人だったらしい。
以上、昨日のNHKの首相単独インタビューで感じられました。

平成16年04月26日(月) 05:03pm(NZ time)
■ 秋月悌次郎 ■
こんにちは、みなさん。 と言ってもこっちは、もうそろそろ暗くなる時間ですが。 今日は、曇っていますが、雨も無く、気温も程ほどで過ごし易い日です。
昨日の新撰組見ましたか? ニュージーランドでは、有料でNHKを見ることが出来ます(何度も何度も繰り返し言いましたが、毎日ここに来る方は、 初めての人が圧倒的に多いので、念のため)。 昨日の新撰組の中で、秋月悌次郎と言う人が出てきました。 劇の中の名前です。 勿論、歴史上、実在の人物です。 会津藩公用方として、松平容保(まつだいらかたもり)の傍にかしずき、 新撰組を京都守護職である会津藩の預かりとするかどうか、と言うことを話し合っていました。
秋月悌次郎と言う人は、後日、会津藩を代表して、薩会同盟締結の中心人物として活躍します。 篤実な人柄で、そう言う裏取引は不得手な人なのですが、薩摩側からの申し出を受けて、 蛤御門の変を起こし、長州を朝廷から追い出すのに成功します。 薩摩側の人物は、高崎正風。 この話は、司馬遼太郎の「余話として」と言う、非常に薄い文庫本に載っています。 宜しかったらどうぞ。 実は、この話は、昨日、blogに既に書いている。 blogへの入り口は、 この下へ行けば有ります。 でも、ここの人の為にもう一度、一肌脱ぎませう(本当は自分で、言いたいだけ)。
幕末、会津藩ほど貧乏くじを引いた藩は、ありません。 譜代で戦の際は、常に先鋒と代々決まっていた、井伊藩ですら、薩長側に寝返ってしまって居ると言うのに、 会津藩と桑名藩、新撰組だけが幕府の為に命がけで戦って、最後には、幕府から見捨てられ、 戦後、会津藩は、なんと津軽の荒地に放逐された。 元々、会津藩は、京都守護職を引き受けるのは、再三辞退していたが、もう引き受けるしかないと覚悟を決めた後は、 勇ましかった。 将に武士の鑑そのものだった。 薩長にしてみれば、会津藩憎しと言うその気持ちは分かる。 それと、松平容保のおんちゃ(北海道の言葉で、弟と言う意味)が藩主を勤めていた、桑名藩。 それと新撰組。 勤皇派(正確に言うと幕府側も勤皇派なので、佐幕派、倒幕派と分けるべきなれど、一般的な呼称に従う)は、 会津藩、桑名藩、新撰組に何人殺されているか数え切れない。
と、会津藩は、聞くも涙、語るも涙の悲運に見舞われたが、明治になって、秋月悌次郎は、 かなりの高齢になって、熊本の五高に漢文の教授として招かれて、数年、教鞭を取っていたそうです。 その時、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と一緒だったときもありました。 夏目漱石も同時期に五高で、英語の教授をしていました。 小泉八雲の話に寄れば、秋月悌次郎は、篤実な人柄で温厚そのものだったらしく、 小泉八雲は、彼の事を神様と呼んで慕っていた。 小泉八雲は、五高在職中(明治24年~27年)にこう言ったそうです;
「この学校には二方の神がおられる。 一方は私が奉じている白衣を着たキリストであり、 もう一方は黒衣を着ておられる」と。 その黒衣を着ておられるもう一方の神とは、元会津藩公用方の元会津藩士である 秋月悌次郎その人でした。 小泉八雲は、当時70歳前後の言葉の通じないこの老人をひどく崇敬し、 常々「秋月先生は、暖炉のような人だ」と近づくだけで暖かくなると 言っていました。 とても篤実な人柄で生徒からとても慕われたそうです。
ある朝、秋月は教壇に立って、授業も始めず、しばらく経ってから、 文久三年以来30余年ぶりの友人が訪ねてきて終夜痛飲してしまった。 と言いました。 そして、そのせいで下調べをしてこなかったので、 今日の講義は勘弁してもらいたいと丁寧に一礼して、教室を出て行きました。 その友人とは、元薩摩藩士の高崎正風です。 高崎の父は、久光の生母お由良に 処刑されている、所謂「高崎くづれ」の子供です。 私は、司馬遼太郎の「余話として」と言う本の「アメリカの剣客」と言う 話のことも妙に記憶に残っています。 それは、会津若松城の籠城戦に参加した、森要蔵の曾孫の 森寅雄(野間寅雄)の話です。 彼は、非凡な剣客でしたが、 戦前アメリカに渡り、フェンシングをやるようになり、 瞬く間にアメリカ一となり、アメリカのオリンピックチームの コーチとしてローマ五輪へ行ったそうです。 因みに秋月悌次郎と小泉八雲の話は、この本のオムニバスの中で、 「ある会津人のこと」と言う題名で載っています。 一読の価値あり。
今日のお薦めの一冊のコーナーでした。

平成16年04月25日(日) 06:03pm(NZ time)
■ 嘉永六年生まれの私とBBQ ■
おばんです、みなさん。 今日、オークランドは、暗~い天気で、小雨です。 憂鬱になってきます。
先ほど、又、GoogleのPageRankのデータの更新が有りました。 このHPのトップページは、5から4に転落してしまいました。 又です。 今年の元旦も、5から4に転落し、3月17日に又、5に返り咲いたのですが、 またしても4です。 ギリギリのところでふらふらしてるからこんなことになるので、 しっかりと5に定着し、そして6を狙いたいものです。 それにしても不思議なのは、リンク元のデータが変わっていないのです。 しかし、それは表示だけの問題で、実際はリンク元のデータも変わっています。 それゆえに、5から4に転落したのです。 又、返り咲きを目指して進もう。
昨日、私の知人の家でBBQ(Barbeque)をやりました。 私は、そこにお邪魔してご馳走に成りました。 その家の持ち主が私の知人なのですが、このHPとは別のHPの件で打ち合わせがあり行きました。 本人は体調が悪く、早々に休んでしまいました。 その家に下宿しているおにいさんとおねえさんが友達を呼んで、 BBQをやっていました。
年齢順で、越後国出身29歳のおにいさん、備後国出身28歳のおねえさん、素性不明28歳のおにいさん、 素性不明23歳のおねえさん。 備後国のおねえさんが、何でも、Harbour Bridgeからバンジージャンプをやったと言う話でした。 しかし、やったのかどうか確認しませんでした。 越後国のおにいさんは、料理がとても好きで大変美味しいです。 昨日のBBQの材料は、鳥、たまねぎ、かぼちゃ、牛、サラダでしたが、いずれも逸品でした。 一度、皆さんもご馳走になったら宜しいかと思います。
この4人の若者の中に嘉永六年生まれの私が加わりました。 嘉永六年生まれとは言っても、精神年齢は、彼らのほうが上かもしれません。 私は、いつまでも子供なのです。 何故だか分りませんが。 生まれつきの体質です。 越後のおにいさんと備後のおねえさんの2人が良くお話をして、明るいタイプ。 素性不明のおにいさんとおねえさん2人は、とても大人しい。 4人揃って、良い組み合わせです。 実名を書こうかと思いましたが、何となく怖いので止めておきます。
その友人の家は、とても大きく、そして森の中にあります。 Cityから15分くらいの場所ですが、Telecomの携帯の電波が届きません(Vodafoneは、届くと言う話です)。 その友人の家のテラスでBBQをやったのですが、夜で、とても良く冷えて、 寒かったです。 キャンプ場の雰囲気そのままなので、とてもよく冷えていました。 私は、革ジャンを着ていましたが、耐え切れず家の中に避難し、早々に退散しました。 洗い物もせずに。
まるで、日記ですね、これは。 これは、コラム(Column)であって、日記ではないはずですが、 まぁ、いいでしょう。 コラムと言うのは、「欄」ですから、新聞などの何かの「欄」に随筆風に書く記事の事ですね。 エッセイ(Essay)と言うと、随筆ですから、書く場所には関わり無く、随筆ですね。 何か、似た感じですが。 日記(Diary)は、日記ですね。 Dairyは、雑貨屋。 Dairyは、乳製品と言う意味ですから、牛乳やバター、チーズなどを売っている店と言うのが、 原義だったのだと思いますが、雑貨を何でも売っています。 アメリカのDrug storeに似てるかものはし・・・?

平成16年04月24日(土) 12:23pm(NZ time)
■ 二千年変わらぬ日本人 ■
おはようございます、みなさん。 今日もオークランドは、良い天気です。 最近は、本当に毎日良い天気が続いています。 これが6月以降は、雨ばかりに成ります。 冬の雨です。 冬、雨が多く、夏、乾燥して年間を通して温暖な気候を何て言うのでしょう? さて、ここで問題ですとは、行きません。 もうやり過ぎたべさ。
高遠さん達、3人は、日本ですごい非難の的になっていると聞きました。 彼らの実家には、ひどい嫌がらせの電話などが多いと言う事です。 将に愚劣な行為です。 いつの世も、この手の愚劣で卑しい人間は、古今東西、絶える事はありません。 悲しい現実です。
確かに、彼らの個人的な余りにも個人的な行動によって日本全体がパニック状態に成りました。 いつもの日本人の反応です。 黒船が浦賀に来航した、嘉永六年(1853年)の時もそうでした。 蒙古来襲の時もそうでした。 この日本人のパニック体質は、永遠に変わりません。 集団ヒステリー体質と言っても良いかもしれません。 銀行の取り付け騒ぎもそうです。 政府が預金を保証すると言明しているのにも拘らず、 我先にと自分の預金を降ろしに銀行へ殺到するのです。 一体、なんぼ降ろしたんだべ?
勿論、日本人の中にも冷静な人は、居ます。 しかし、日本人の全体像は、2千年前からいっこも変わっていません。 何かの危機があると、いつも過剰反応を起こします。 それが良い結果を生むこともありました。 ペルリの浦賀来航の時の過剰反応により、日本は焦り、恐れ自己防衛の為に半狂乱になって、 突っ走り、結果として植民地には成りませんでした。 しかし、あの頃は、武士が居ました。 司馬遼太郎が言う、「人間としての芸術品」と呼ばれる人達です。 日露戦争の時も軍人の幹部は全て、幕末の白刃をかいくぐって来た武士達でした。 大山巌(薩摩藩、西郷隆盛の従兄弟)、東郷平八郎(薩摩藩)、乃木希典(長州藩)など彼らは、 幕末のトップレベルよりちょっと落ちる程度の小型英雄ばかりでした (本当のトップレベルは、全部死んでいました、乃木希典は、政治的な力で軍神になったが軍人としては、 悲しい結果しか残せなかった、乃木希典は、吉田松陰のおじさんの玉木文之進に教育を受けた)。
と又、幕末の話になってしまったべさ~。 本当は、日本人のパニック体質をするつもりだったんだべさ。 なして、いつも話がこんなに違う方向さ、行くんだべね。 この話の核心は、日本人のパニック体質、Panic Nation = Japanと言うことを肝に銘じて憶えておくべきだと言う事です。 今回は、幸いな事に事なきを得ました。 しかし、日本人は、危機の際は、いつも本質的に同じ反応を示します。 日本人はいっこも変わっていないのです。 これを肝に銘じて憶えておくべきです。 現代の若者も老人も2千年前の若者や老人と変わっていないのです。
正確に言うと変わっている部分もあるのですが、それは表面的な部分だけで、 日本人の核の部分は、永遠に不滅です。 変わっている部分は、フレアの部分だけです。 ひらひらした、洋服の飾りの部分だけが変わっているだけです。 服を脱いで真っ裸になれば、同じなのです。 この特質をありのままに認めてそれを見越して危機管理をしていく必要が有ります。 高遠さん、郡山さん、今井さんが人質になった画面が日本で放映されていたのと、 私がニュージーランドで見たそれは、違った。 勿論どちらも真実の画像です。 しかし、日本では、その内の穏やかな雰囲気の部分のみを、 放送していました。 真実のつまみ食いです。 この件に関しては、4月10日の気まぐれ草紙に書きましたので、 興味のある方は、古文書館へ行き、ご覧下さい。 このまま一番下へ行くと、古文書館の入り口が有ります。
日本人のパニック体質、集団ヒステリー体質を考えるとき、あのフィルムが意図的に部分的に、 穏やかな部分だけが放送されたのも仕方ないかと思ってしまう程です。 しかし、それでも政府首脳の勝手な判断で、フィルムを意図的に操作しては成りません。 パニックになることを見越して、それを極力抑える警告をつけて、真実の全貌を放送すべきだと思います。 でも、やっぱ不安だなぁ・・・。 普段は、あんなに穏やかで言うべきことも言わないほど大人しいのに、 有事の際は、人格が変わるからね。 本当に怖い。 俺も日本人だけど。

平成16年04月23日(金) 08:34am(NZ time)
■ ゴミの分別 ■
おはようございます、みなさん。 今日もオークランドは、良い天気です。
今日は、ゴミの日でした。 私は、ゴミを出すのを忘れていました。 ゴム収集車が来た、音がしたので、急いで一般ゴミと燃えないゴミを持っていきました。 ゴミ収集車は、毎週金曜日の朝、8時前頃来ます(曜日は、地域によって違います)。 勿論、音楽もチャイムも警報も何も音は出しません。 ゴミを投入するときのガチャガチャと言う音が聞こえるだけです。 前の日の夜にゴミを出しても、近所のおばさんから怒られる(叱られる)と言う事はありません。 日本のゴミ出しは、何であんなにむきになって、皆戦闘体制を取っているのでしょう? 猫と烏対策とも思えません。 私の日本の家のゴム集積所には囲いが出来ていますので、 猫もからすも侵入できないようになっています。 それなのに、前の日の夜にゴミを出すと犯罪者として冷たい目で見られる・・・?
私が思うに、規則を作ってそれを目一杯、厳守する事が喜びなんだべか、とも考えています。 規則と言うのは、極力少なくして、個人の自由裁量に任せる部分を大きくすると人は、のびのびとしたくつろいだ気持ちになれます。 そうすると、かなり大雑把なアバウト社会に成り、日本のようなきめ細かい社会は、出来ません。 日本以外のような世界的な標準の社会に成ります。 言い方を変えると、いい加減でチャランポランな社会です。 私が思うに日本のみが特殊な体質を持っていて、それ以外の国は、多かれ少なかれ、大雑把と言う点に於いては、 似たり寄ったりです。 つまり、日本だけが世界で、独自の習性を持っていると思います。 日本のきめ細かさと洗練された気配りと言うのも捨て難いですね。 日本のようなきめ細かな配慮の国で、大人としての自立心が確立された社会なら、最高だと思います。
ニュージーランドのごみ収集の話に戻りますが、今朝、私が燃えないゴミを持って行ったら、 ごみ収集トラックのおにいさんが、隣の家のゴミ収集の最中でした。 それを見ていたら、ゴミ収集車のゴミ詰め込み箇所は、4種類に分別するように投げ込み口が分かれていました。 ゴミのおにいさんは、一軒毎の家の燃えないゴミ用のプラスチックの箱に入っている、燃えないゴミをその場で、 手作業で4種類に分けて、それぞれのゴミ投入口に投げ込んでいました。 一軒当り、10秒くらい掛かるのではないかと思います。
恐らく、Kiwiに4種類の燃えないゴミに家庭で分けなさいと言っても、まず出来ません。 それを見越して、あぁいうやり方をしているのだろうと思います。 日本では、燃えないゴミは、何種類に分けているのでしょうか? 日本と十派一からげには、言えないですね。 地方自治体によって違いますから。 いずれにしても、日本では、地方自治体も各家庭もゴミに対する熱意は、相当なものです。 日本人は、環境意識もかなり高いです。 日本人は、自虐的ですから、常に自分たちは西洋より遅れていて居ると思うような節がありますが、 庶民の意識は、かなり高いと思います。
日本で遅れているのは、役人の意識だけです。 彼らは、未だに太政官の意識から抜け出せないで居ます。 本当は、役人一人ずつ分析すれば、疑問を持っているのですが、太政官村にどっぷりと浸っていると、 おひたしになってしまうのです。 白菜のお浸しです。 朝ごはんにはぴったりです。 皆さんに取りまして、今日と言う日が、充実した一日に成りますように願っています。
今朝、Googleのトップページが特別な画像になっていましたので、保存しておきました。 面白いですよ、良かったら見てください。
Google Top Page dated 23/Apr/04

平成16年04月22日(木) 03:37pm(NZ time)
■ 「ニュージーランドへの道(苦闘編)」 ■
こんにちは、みなさん。 今日のオークランドは、とてものどかで良い天気です。 寒くも無く、暑くも無く最適な気候です。
最近、GoogleのPageRankが非常に不安定です。 4~5日くらい前からです。 4月8日以前の状態に戻ったり又、最新の状態に戻ったりです。 このような変動がこんなに長く続くのは、今までありませんでした。 かなり大掛かりな修正が行われているような気がします。
今朝、「ニュージーランドへの道(苦闘編)」を新規設置しました。 7年前の自分を振り返り、良くあんな何も無い状態で一人でストーイック(Stoical)な生活を続けながら、 やったものだと思います。 色々な人に助けられたり、苦しめられたり、もがきながら。 そこに意思がある限り、何かを成しうると思います。 苦しいけれども、それに立ち向かい進んでいくならば道は開けます。
運と言うものも大きいです。 しかし、運のせいには出来ません。 運は、向こうから来たら幸いですが、来なかったからと言って、恨む事は出来ません。 ただ、自分の成すべき事、出来る事をやるのみです。 それで願いが成就しなければ、ただ、諦めるのみです。

平成16年04月21日(水) 04:18pm(NZ time)
■ 少数派 ■
こんにちは、みなさん。 今日は、随分と遅く成りました。 昨日、「本日の天気と為替レート」のページの記録の更新を忘れてしまいました。 ただのうっかりです。 毎日、あのページに注目している人が大勢いらっしゃるのに、 申し訳ないことをしました。 ただ、言える事は、ニュージーランドドルは、日本円に対しても米ドルに対しても、 徐々に下落を続けています。 この傾向は、数ヶ月から又は、1年以上続くだろうと私は、 見ています。
私が、ここで書く内容は、かなり堅く又、私の考え方は、日本人としてはかなりの少数派に属する事が多いゆえ、 賛同してくれる人は余り居ないと思っています。 反感を招いたり、嫌われたりすると思っても居ますが、 それは、致し方が無い事だと思っております。 しかし、時には、ある人には共感を呼んだり、感心する方も居るようです。
若し、私の意見や考えに賛同者や共鳴者が多いならば、それは当然、人として嬉しいですが、 実は余り期待していません。 今まで、生きてきた短いほんの数十年と言う人生でそれは、何度も確認してきましたので、 先刻承知の助です。
本日は、これにてごめん。

平成16年04月20日(火) 11:41am(NZ time)
■ 青春 ■
おはようございます、みなさん。 オークランドは今、曇っていて肌寒いです。 秋深し、隣は何をしない人ぞ。
偉大な人、たゆまない努力を続けて生きてきた人、そう言う人達は、老年に達して決して青春時代には、 戻りたくないと言います。 松下幸之助さんが言っていました。 本田宗一郎さんは・・・? 言ったかどうか憶えてません。 何となく言ったような気もするし、自分の勝手な思い込みのような気もします。
私は、どうしてだろうと思いました。 彼らなら、若い頃充分に青春を謳歌する余裕が無かったのではないか? 時間的にも金銭的にも。 それなら悔いが残っているのではないかと思いました。 今、その謎が解けたような気がします。 自分の成しうる事を最大限、成し遂げた人。 そう言う人は、タイムマシンに乗って10代に戻っても又、血のにじむような努力を繰り返すでしょう。 常に最善を尽くさざるを得ない人達。 自分の持ちうる限りの力を出し切るかのように、 労を惜しまず前進を続ける人。 其れゆえの言葉ではなかったのだろうかと、思うに至りました。
使命と天命を与えられて其れを達成したのかもしれません。 完全燃焼して生きてきた人、苦しかったけれど、成しうる限りの事を成しえた満足感を味わった為に、 同じ人生を繰り返したくないと思うに至ったのだろうと思いました。 喜びも大きかっただろうが、それ以上に苦しみが大きかったのだと思います。 どんな偉人でも、又、同じ苦しみを味わいたくないと思うのは、当然です。
何故、昔、分らなかった事が今、このように思うに至ったか? 私は、若かりし頃に戻って人生をやり直したいと思ったからです。 其れは、不完全感があるからです。 つまり、偉大な人とは正反対に、努力を惜しみ、成しうる事も成して来れなかったという、後悔の念です。 人は物事を否定的に考えて、過去を振り返り後悔すべきではないと思います。 しかし、その後悔が私に芽生えてきました。
本音で後悔しても其れを打ち消し、肯定に置き換えることも可能です。 自分で否定的な考えを認めず、否定を否定するのです。 しかし、強引に肯定に置き換えることなく率直に後悔したとしても、 生きている限りは、失敗を糧に再挑戦が可能です。 希望を持つ気力と体力さえあれば、意思次第で幾らでも人生を切り開く事は可能です。 いやどんな境遇や環境に於いてもその中での最善を尽くせるはずです。

平成16年04月19日(月) 11:24am(NZ time)
■ 「愛」に宿らない言霊 ■
おはようございます、みなさん。 今日もオークランドは、とても良い天気です。 ここ数日、ずっと良い天気が続き気持ちが良いです。
昨日、高遠さんの尊い気持ち、あれがひょっとしたら「愛」ではないかと私は、言いました。 何故、多くの日本人にとって、「愛」と言う言葉と概念が実感できないか・・・? しかし、多くの人がその言葉を夢見ている。 映画、TV、本では、氾濫している言葉。 そこには、言霊と言う概念が絡んでくると思います。
井沢元彦の「逆説の日本史」と言う本をご存知ですか? 「週間ポスト」に連載されています。 ある程度の量になると単行本となって出版されます。 連載物で、今は、第何巻になっているか分りませんが、 私は、第七巻か第八巻まで読みました。 その後、日本から送ってもらうことも無く、読んでいませんが、 今でも連載中だと思います。
この本は、とても興味深い事が沢山、書かれています。 日本人の精神構造を理解する上で、大変ためになる事柄が書かれています。 その中の一つに言霊(ことだま)が有ります。 言霊とは、何か・・・?
言霊とは、極めて大雑把に荒っぽく簡略化して言うならば、呪いのようなものです。 呪いの逆の言葉は、なんと言うのか分りませんが、逆の場合も有ります。 つまり、何かの言葉を口から発することによって、何かの現象を起こさせると言う事です。 まぁ、超能力の世界ですね。 例えば、あなたが誰かを激しく憎んでいて、 「・・が死ねばよい」と言うような言葉を口に出して言うと、それが実現すると言う事です。 それ故に、古代の日本に於いては、日本人は、自分の名前を秘密にしていたそうです。 自分の名前が知られるところとなれば、誰かに呪いを掛けられて、死に至るかも知れないと言う、恐怖の為です。 それ故に、日本人は現代でも本人の名前は、余り言わないで、役職名や身分を表す言葉で、 その人を呼ぶ事が多いと言う事です。
これらは、日本人の精神構造の中核を成す、神道と言う原始宗教に基づいています。 先進国の中で、土着の原始宗教が未だに生きている国は、日本くらいなものでしょう。 ですから、不吉な事は口にしてはいけないのです。 口に出して言う時、それが実現します。 これが言霊の実態です。 呪いでは無く、逆の幸運を願う言葉、例えば「自分は、仕事で大成功する」と言うようなことを口に出して言えば、 それが実現する事に成ります。 真偽の程は、各人それぞれが判断すべき事です。 誰かに強要されるべき事では有りませんし、強要すべきでも有りません。 只、言える事は、我々は、意識せずしてこの「言霊」と言うものに強く影響されています。
これが文化と言うものです。 我々、日本人は、子供の頃から、陰に付け陽に付け生活の中でこの言霊の概念が植えつけられてきています。 生活の中で自然に使われる言葉には、言霊がとりついています。 勿論、誰もそんな事は意識していません。 無意識の中に埋め込まれます。 そのような生きた言葉、言霊が宿った言葉に対して、我々は違和感を持ちません。 しかし、輸入された言葉や新しい言葉には、言霊が通っていない為にどうもしっくり来ないのです。 「愛」と言う、巷に氾濫しているこの言葉には、言霊が通っているでしょうか? 日本人は、「愛」と言う概念を間違いなく持っています。 しかし、その概念を表す、大和言葉を持って居なかったのでは無いでしょうか? 大和言葉と言うのは、ひらがなで書き表す、言葉、日本本来の言葉です。 例えば、「早朝(そうちょう)」と言うのは、本来、外来語(中国語)で大和言葉で表すと、 「あさはやく」。
我々、日本人はこのような言霊に強く影響されている為に、悪い事は言わない。 悪い事を想定してそれに備えると言う事は、実現を願っている事になるので、言ってはいけない。 それ故に危機管理は、非常に不得手。 有事法案など持っての他。 面白いことに左翼系(革新系)な政治団体に限って、この傾向が強いです。 なしてだべ~?

平成16年04月18日(日) 12:50pm(NZ time)
■ 高遠さんの尊い言葉 ■
おはようございます、みなさん。 今日もオークランドは、とても良い天気です。 数日前まで寒くてストーブを焚いていたあの日々は、何だったんだろうと思います。 しかし、又、暖かくなることは、分っていました。 このような気候の変化は、先刻承知の輔です。 1年を通して温暖な気候ではあるが、 日々の天気と気温の変化が激しい気候、それがニュージーランドです。 1日の中に4季があると言われる所以です。
高遠さんの言葉には、心を打たれます。 「イラク人のことを嫌いにはなれない」と涙ながらに語った言葉です。 命を掛けてイラクの庶民の為に何かをしたいと非常に危険な場所に行って、 それがあろうことかイラク人に捕らえられ交渉の材料にされてしまった。 将に踏んだりけったりの状況でした。 そして、開放された後に、出たあの言葉には重い尊い気持ちが余すところ無く現れています。
あの場面は、イラク人の心も打ったことと思います。 イラク人でテレビを見ている人は、全体の何%くらい居るでしょうか? 若し、大多数のイラク人がテレビを持っているならば、 高遠さん達を拉致したりするようなイラク人は、もう居ないと思います。 若し、イラク人のテレビ保有率が高ければ、彼女は、イラクの英雄です。
彼女が、「(支援を)続けます」と泣きながら言った時には、 びっくりしたというか、呆れたというか、ええ加減にせぇ~~!! と思いましたが、 今、気持ちが揺らいできました。 あそこまで人の為に尽くそうという尊い気持ちならば、 過激なイラク人テロリストにも通じるのではないか? 万一、又、高遠さんがテロリストの網に引っかかっても、捕らえられ無いのではないだろうかと思うように成りました。
私は、子供の頃、実生活の中で親兄弟が「愛してる」と言う言葉を使ったのを聞いたことが一度もありません。 親兄弟のみならず、友達も、隣の家のおじさんやおばさんも隣町のおじいさんやおばあさんも誰も一度も言った事を、 聞いたことがありません。 それ故に、「愛」と言う言葉は、映画やテレビの中だけで使われる、翻訳語であると自己規定していました。 現実の世界では誰も言わないであろうと思っていましたし、「愛」と言う言葉の概念が実感出来ませんでした。 しかし、高遠さんのあの思いが、「愛」と言う言葉で表現する感情ではないだろうかと思いました。 高遠さんと一緒に捕らえられた、男性2人も同じ思いだろうと思いますが、 性的な違い故、感情的な表現は女性ほど豊かではないと思います。
3人の個人的な崇高な心が、あだと成り、逆に日本中を巻き込んでとんでもない問題に成りました。 しかし、彼らの尊い気持ちをそのまま捉え、それによって引き起こされた問題によって、 彼らを非難する事なく、再挑戦すると言うのであれば、逆に応援してやるべきではないかと思うようになってきました。 国家としては、認められない事でしょう。 イラクからの退避勧告を出して居るのにも拘らず、 自分の勝手な思いでイラクへ行った人間は、誘拐されても知らないとも言えません。 日本人が海外で誘拐されたなら、日本は救出せねば成りません。 この2者の関係は、互いに矛盾し、融合する事は出来ません。 何か良い方法がないか・・・?

平成16年04月17日(土) 06:11pm(NZ time)
■ 親しみやすいKiwi ■
こんにちは、みなさん。 今日のオークランドは、とても良い天気でした。 夏が戻ってきたように気温が上がりました。 ちょっと汗ばむ陽気でした。 これがニュージーランドの天気の油断が出来ないところです。 2~3日前まで寒くて、ガスストーブのガスを入れにガソリンスタンド(Petrol Station)へ、 行った程です。 急激な天候の変化、これがNZの醍醐味と言うか、なんと言うか、何なんでしょう。
昨日か、一昨日のNHKの(NZでは、有料で海外版NHKが視聴可能です)スタジオパークに、 ある男優が出ていました。 『新撰組』で佐々木只三郎役を演じている役者です。 残念乍名前は、憶えていませんが、背の高い男っぽい男優です。
その番組の中で、視聴者からの質問に答えるコーナーが有り、「どこの国が好きか?」と言う質問に対して、 彼は、ニュージーランドが良いと言っていました。 2回来た事があるらしいですが、 彼の言うには、NZの自然や町も良いけど、特に人が良いと言っていました。 穏やかで優しい人柄の国民性と言うような事を言っていました。 私は、彼に賛成します。
Kiwi(キーウィ)と言う愛称で呼ばれる、ニュージーランド人達は、愛想が良くて親しみ易い人達です。 とろくて、いい加減な部分は、有りますが、総合的に見て、やはりKiwiは、良い人達です。 欧米から移住してくる人達も、Kiwiは、Friendlyであると言う印象を持つようです。 豪州のAussie(オージー)ですとちょっと様子が変わってきます。 でも、Aussieの悪口は、止めておこう。 先日、メルボルン在住の日本人の方とHPの相互リンクをしたので、 遠慮。
そう言う訳で、ニュージーランドは、かなり良い評価を得ているようです。 NZへ移住希望の方、又は、1年の内、数ヶ月NZに住んで残りを日本で過ごすと言うような渡り鳥生活を計画中の方、 NZは、お薦めです。 如何ですか? 渡り鳥生活の場合は、観光ビザで充分です。 でも、お金が掛かりますね。 お金は、私に相談されても困りますので、 自分で稼いでください。

平成16年04月16日(金) 08:59am(NZ time)
■ 国連とアメリカ ■
おはようございます、みなさん。 今日のオークランドは、良い天気です。 とても爽やかで良い日になりそうです。
昨日、イラクで人質になっていた日本人3人が開放されました。 本当に良かったです。 高遠さんは、涙に咽んでいましたが、何の涙だったのでしょう?
イラク人の聖職者教会の尽力によるものですが、犯人は、相手次第では、聞く耳を持っている人達のようです。 聖職者教会の人も日本の自衛隊を撤退して欲しいと言っていました。 日本としては撤退させるわけには行きません。 しかし、イラク国民のどのくらいの人達が、日本の自衛隊の復興支援を歓迎しているのでしょう? 今のイラクの状態では、到底、統計など取れないと思いますが、 知りたいものです。
彼らがアメリカを憎悪しているのは、良く分かりますが、復興するためには援助が必要だと思います。 若し、アメリカ主導ではなく、国連主導の復興支援なら、彼らは歓迎するのでしょうか? アメリカが主導権をがっしりと握っている限り、イラク人の正直な気持ちを世論調査で集計する事も出来ないでしょう。 しかし、私は、実態を知りたいです。 文字通り命がけで支援に行って恨まれて、下手をしたら殺されるかもしれません。 こんなのは、踏んだり蹴ったりです。 それともイラク人は、全く誰の助けも要らない、全て自分たちの手で復興したいと思っているのでしょうか? それならそのように言え! 都合の良いところだけ取ろうとしても駄目だ。
国連が早々に支援チームを引き上げたのは、アメリカが全権を握っているからでしょう。 アメリカの本当の狙いは、現在ロシアの影響が強いイラクを自分の思い通りにして、 石油を好きなように使いたいという事で有る事は、まず間違いない。 フセインと言うお方は、反面教師ではなく、反面独裁者としてアメリカを助けてしまった。 フセインと言う恰好の独裁者が居たと言う事は、アメリカのGeorgeにとって最高の材料だった。
フセインを捕らえ、イラクを押さえれば、アメリカはイラクの石油を自由に出来ます。 勿論、それは表立ってではなく、実際的な面においてです。 表向きは、イラク人の国にしますが、傀儡政権を於いておけば良いだけの話です。 何でも自分の思い通りにしようとする、アメリカと言う国、世界で唯一の超大国。 勝手でわがまま。 国連など全く無視。 自分が気に食わない国は、爆撃してしまう。
大体、国連と言うのは、戦争を回避できた事は、やまだかつて無い。 日本は、なんであんなものを崇めたてているのが、訳が分からん。 国連常任理事国(米国、英国、ロシア、中国、フランス)が、やると言ったらそれまで。 全く役に立たない金食い虫。 アメリカは、最初から国連などは、眼中に無い。 アメリカの何とかと言う大統領が唱えて出来た国際連盟は、アメリカは、言いだしっぺで参加しなかった。 その後生まれ変わった、国連は、形だけ。 アメリカの思いのまま。 国連の意見とアメリカの意見が違えば、国連は完全に無力。
明治維新後、日本の各藩は、藩士を中央政府に提供して、日本国の軍隊が出来た。 各藩の軍事力は、奪われた。 今後、世界は、各国、(特にアメリカ)の軍隊を奪い、 世界軍を作らなければ、実質的に各国が好き勝手に戦争をする現状を変えることは出来ない。 今回、アメリカがイラクを超強引に爆撃し、破壊しても誰もアメリカを罰する事は出来ない。 国連憲章とか、何とかあっても、ただの念仏。
つまり身体が大きくて強い奴が何をやっても何も言えない。 言ったとしても、無視されるか、返り討ちにあうだけ。 中学や高校の番長と同じ。 アメリカは、一応、理屈をこねて大義名分を唱える。 しかし、その大義名分に大勢が賛成しようが反対しようが関係無い。 あんな国に日本が引っ張られるんだから、堪らない。 日本だけじゃなくて、多くの国が、アメリカの太鼓持ちだ。 幇間だ。 あんな事に多額の税金、つぎ込むなら、俺によこせ!

平成16年04月15日(木) 06:53pm(NZ time)
■ SEOのからくり ■
おはようございます、みなさん。 今日のオークランドは、良い天気で、暖かかったです。 とても爽やかで過ごし易い日でした。 毎日こんな天気だと良いです。
私は、このHPを立ち上げて、約8ヶ月経ちました。 最初は、IBMのHPB(Home Page Builder Version 7)と言うホームページ(Webpage)作成ソフトを使い、 HPと言うものの感触を掴みました。 誰からも教わらず、全て独学で本を読んで勉強しました。 若いから出来たのかも知れません(?)。 業務用のHPを作り、それが検索エンジンの上位に表示されるようにするには、 どうしたら良いのかと私の子供(高校2年 男の子)に聞いたら、リンクされている数で決まるのではないかと言う事でした。
それで、色んな検索エンジンに登録申請しました。 YahooやGoogleの大手は、元より、個人が運営している検索エンジンにも、 数え切れないくらい登録しました。 YahooやGoogleの大手のエンジンは、厳しい審査があるので、 申請したからと言っても、登録してくれるとは限りません、と言うか、かなり難しいです。 しかし、業務用HPは、Yahooに載りませんでしたが、このHPは立ち上げて1ヶ月以内にYahoo!Japan Directoryに掲載されました。
それから、GoogleのPageRankと言うものの存在を知り、PageRankのレベル(0~10の11段階)が高いほど、 検索結果が高くなるとSEO(Search Engine Optimisation = 検索エンジン最適化)のサイトで読みました。 PageRankをあげるには、良質なサイトからリンクしてもらうという事で、 やはり個人用検索エンジンの登録に労力を費やしました・・・。
しかし、大手の検索エンジン以外は、リンク元として認識されないと言う事が、分りました。 個人運営の検索エンジンでリンク元と認識される事は、全くありませんでした。 それが分るまでに、約5ヶ月掛かりました。 大手エンジンでも、LookSmart系は(Excite、Fresheye、Odn、Dion、So-netなど MSNも最近までそうだった)、 リンク元として認識されませんでした。 どうしてか・・・? それが漸く分ったのは、つい最近です。 2ヶ月くらい前の事です。
リンク元と認識されるのに障害になるのは、 「cgi」(Common Gateway Interface)と言うものの存在でした。 「cgi」に関しては、私も良く分かりませんが、簡単に言うと、自分のHPとサーバーの間に介在して、 色んな計算をしてくれる人です。 サーバー(Server)と言うのは、バレーボールでボールを投げる人・・・? そうです。 Internetの世界で、サーバーと言えば、色んなHPを発信するおっきなコンピュータの事です。 このHPは、Yahoo Geocitiesと言う組織が運営している大きなコンピュータによって、配信されています。 つまり、このHPのサーバーは、Yahoo Geocitiesです。
何も分らないまま、手探りでHPを運営してきました。 そして、検索エンジンで上位表示されるための条件が最近、何となく分ってきました。 今日、このHPが初めて、20位以内に入りました(約36万サイトの内)。 Googleで 「ニュージーランド」と1語のみ入れて(日本語のサイトのみ)、検索した場合の話です。 1ヶ月前までは、370位あたりをうろついていました。 Googleを制せれば、他の検索エンジンも制した事に成ります。 他の検索エンジンもGoogleを使っているからです。 でも、「ニュージーランド」と1語だけ入れて検索して1位になるのは、 至難の技です。 1位は、いつも、Air NZです。 いつか、Air NZを追い抜いてやる!
註 : その後、PageRankのレベルは、以前ほど検索結果に影響しないと分りました。 それは、このHPのページの「ニュージーランドの陪審員制度」(「日々不安」内)が、立ち上げた翌日、 PageRankは、思いっきりゼロと言う段階で(今は、PageRank4なれど、次回の更新で3になる予定)、 1位になったことで証明されました(Googleで「陪審員制度」と入力)。

平成16年04月14日(水) 10:41am(NZ time)
■ 国民の仕合せ度チェック ■
おはようございます、みなさん。 今日、オークランドは、良く晴れて、お天道様が出ています。 でも肌寒いです。
ニュージーランドの学校は、今、休みのようです。 昨日、大家さん一家がEaster Holidaysの旅行から帰ってきたようですが、 子供は学校へ行っていません。 又、長期休暇みたいです。
NZの学校は、1年中休みだべか~ と思うくらいです。 それでもNZの生徒の学力は、世界的に高いと言いますが、 真実の程は、分りません。 でも、NZの子供たちは、日常生活で殆どプレッシャーを受けないで、 のびのびと自由奔放に育っている様子は、伺えます。 かなりとろくていい加減ですが。
まぁ、人の仕合せ度(幸せ度)から行くと、日本の子供よりニュージーランドの子供の方がずっと仕合せだと思います。 しかし、NZの子供達は、日本の子のように色んな近代的科学機器に殆ど触れることがありません。 子供が、携帯電話を持っているなどと言うことは、到底ありえません。 日本の人は、NZが先進国だと言う概念で捉えがちですが、それは単なる思い込みの決め付けです。 確かに、NZは、OECD加盟国(Organisation for Economic Co-operation and Development 経済協力開発機構)です。 OECDは、先進国クラブと呼ばれています。 韓国も数年前、OECDに加盟しました。 会員になるには、それなりの条件があり、 条件を満たしたからNZも会員になっています。
先進国の中でもピンからキリまでありますね。 まぁ、ピンであってもキリであってもそれがその国の国民の幸福にどのように結びつくかは、 別問題です。 日本は、幸福感を余り実感出来ない構造になっています。 時間と空間の点で日本は貧しいからです。 全てが効率的で、人々は飛びぬけて優秀で、誠実で正直で勤勉で悪いところは皆無のようですが、 どでかい部分でボロっと抜けていたりします。 細かい部分は、精密機械のように緻密に機能しているかと思ったら、 政治家や官僚や大企業や銀行が杜撰(ずさん)な管理や法律を犯したり・・・。 庶民は非常に生真面目で規則を良く守りますが、偉い人達は、守るべき重要な法律を、いとも簡単に、 自分の立場を利用して犯す事がある。
ニュージーランドは、日本とは逆の面で抜けていたりします。 まぁ、どこへ行っても、良い所と、頂けない所が有りますが、 総体的に判断して自分が納得できればそこが都です。 でも、日本は、間違いなく良い国です、総合的に見て。

平成16年04月13日(火) 01:46pm(NZ time)
■ 高い電気代 ■
おはようございます、みなさん。 今日、オークランドは、どんよりと雲っています。 でも、気温はそれ程、低くないようで余り寒くありません。 昨日で、Easter Holidaysは、終わりました。 休暇帰りの人が多く、昨日は高速が渋滞している場面をTVのニュースでやっていました。 でも、家の大家さんは休暇から帰ってきません。 遊びに行く前に、留守中宜しくと私に声を掛けましたが、 いつ帰ってくるのか言っていませんでした。 私も聞きませんでした。
昨日、ガスストーブのガスが切れてしまい、暖房無しで過ごしました。 我慢できないほど寒くは無いのですが、ちょっと寒いなと思い、 電気コンロを点けて大きな鍋にお湯を入れそれを沸騰させて、寒さを凌ぎました。 今日、ガソリンスタンドへ行って、LPGガスを入れてきます。
こちらの家では、新築の家でないと、ガスが家の中に通っていません。 ニュージーランドでは、天然ガスが採れますが、利用は遅れていたようです。 どちらかと言うと何でも電気を使う傾向が有ります。 台所のオーヴンも電気を利用するタイプが多いです。 ガスも最近増えてきているようですが、電気の方が多いような気がします。
お湯も電気で沸かします。 それがとても大掛かりな仕掛けで、大きなボイラータンクに水を貯めて、 それに常時電気を通してお湯を沸かします。 この方法以外でお湯を沸かす仕組みをこちらでは見たことがありません。 ニュージーランドは、世界で2番目に電気代が安いと私は、日本に居るとき、 以前のMineral(鉱物)関係の仕事で聞いていたのですが、実際こちらで生活すると、電気代が高い。 これ如何に・・・? どうも不思議でしたが、世界の評判は、間違っているのか? 工業用電力は、安いが家庭用は、高いのか・・・? どうも良く分かりませんが、実際の数値を比較して統計を取っているはずですから、 恐らく安いのでしょう。
だとすると、実際生活すると電気代が高いと言うのをどう説明するか、私は、考えました。 そこで行き着いた考えは、お湯を沸かすボイラーに常時電気を使っているせいでは無いかと思った次第です。 これは、次回の学会で発表しようと考えています。 何学会か・・・? う~ん なんだべ~?

平成16年04月12日(月) 01:23pm(NZ time)
■ 脳の階層構造(Directory Configuration) ■
おはようございます、みなさん。 今日のオークランドは、どんよりと雲っています。 寒いです。 もう冬のようですが、これが又、暖かくなります。 不思議な気候です。 今日は、Easter Mondayで、祝日です。
昨日、私は、又、オオボケをかましてしまいました。 「人命は、地球より重い」と言うべきところを「地球は、人命より重い」と言ってしまいました。 ある読者の方から、ご指摘を受けました。 最近、私は自分の年齢増加のせいであろう、脳活動の衰えを感じます。 嘉永六年(1853年)生まれですので、かれこれ150年間生きてきたことに成ります。 数週間前に書いた、人の脳のDirectory構造を思い出します。 コンピュータの世界では、Root Directoryを一番浅い階層と言いますが、 人の脳のDirectory構造に於いては逆で、Root Directoryは、一番深い階層だと思います。
人の脳のDirectory構造に於いては、浅い階層(Directory)のメモリーは、 年齢増加とともに追加されてきた階層で、GoogleのPageRankで言うと、 0か1で移ろい易い(うつろいやすい)揮発性メモリーです。 コンピュータの世界では、逆で浅い階層の方が、PageRankが強く上がります。 このHPを例にとって言いますと、トップページ(Home Page)は、一番浅い階層(Root Directory)で、 PageRank5で一番強力です。 逆にビザのページの中にあるページなどは、深い階層で、 PageRankは、2~3くらいです。
人の脳のDirectoryの一番深い階層、Root Directoryにあるデータ(メモリー)の中には、 前世の記憶や幼児期や10代のデータが蓄蔵されていてかなり強力です。 年齢増加とともに浅い階層のデータは、消えていきます。 浅いDirectory自体の消滅もあるかもしれません。 「青年老い易く、学成り難し」と、私の中国の友人が紀元前に話していました。 あの言葉は、将にこの人間の脳に於ける、年齢とDirectory構造の関係を適格に表現していたと思います。 因みに私は、あの中国の老人が確立した儒教と言う価値観が嫌いです。 細々(こまごま)とした決まりを重箱の端をつつくように規定して、私は、圧迫感を受けます。
あの価値観に犯された国は、停滞し、よどんだ池の水のようになります。

平成16年04月11日(日) 01:14pm(NZ time)
■ 人名は地球より重いと言う迷言 ■
おはようございます、みなさん。 今日もオークランドは、日が照っていますが、 かなり肌寒いです。 完全な秋です。
昨日、ここで私は、こちらのTVで見たイラクでの日本人人質事件のニュースの映像が、 NHK(NZでも有料で、海外版放送を視聴可能です)で見たそれとは違うという事を書きました。 それを、melma!blogに載せましたところ、それに対する反応があり、 やはり他の海外のblogでも私と同じようなことを言っているそうです。 若し、興味のある方は、ご覧下さい。
イラク人質のテレビ映像のカットされた部分
このblogには、私のblogの他にもう一つ参照されていますが、 そこからは、日本で放映されていない映像もダウンロードできるようですが、 私は見ていません(私の通信速度が遅く時間が掛かりすぎる)。
今朝のニュースでは、日本人人質が解放されると言う事を聞き安堵致しました。 日本人のボランティアの民間人、イラクの人々の為に文字通り命を賭して彼の地へ行っている人を、 幾ら憎きアメリカに日本が協力をしたと言っても、殺すほど彼らも馬鹿ではないだろうと思っていましたが、 安心しました。
それにしても、今回の小泉さんの毅然とした姿勢には、改めて感心致しました。 他の閣僚も一貫して自衛隊を撤退しないと言う言動で団結しており、良かったです。 やはり小泉さんのしっかりとした考えが背景にあったと思います。 今までの日本の首相でしたら、ここでおろおろして、国際情勢も何も考えずに、 自衛隊撤退と言ってしまったかも知れません。
昔、テロリストの要求をそのまま受け入れて、日本の刑務所に入っている、 過激派を法律を犯して開放した首相も居たほどです。 福田赳夫さんと言う故人ですが、元首相で、小泉さんの親分だった人です。 親分と子分では、雲泥の違いです。 福田さんは、決してやってはいけない国際的鉄則・・テロリストとの取引をしてしまいました。 日本人には、ありがちな反応ですが、あれをやると日本人は恰好の標的になる。 日本が、テロリストの脅しに屈する国だと言う事になると、将来、日本人の人質や犠牲者が増える事は、 間違いない。 ただ、日本はテロリストの国々からたまたま恨まれていないのがせめてもの救い。 テロリストが激しく憎んでいる国、それはアメリカ。
福田さんの迷言を生んだ、ダッカ・ハイジャック事件を参照される場合は、こちらからどうぞ。 → 「人命は、地球より重い」(ページ閉鎖 追記 24/Oct/04)
もうこんなことは、止めて欲しい。
日本は、これからも海外に自衛隊を派遣せざるを得ない状況が出てくると思います。 しかし、今のままの憲法で自分自身を騙して海外派遣を続けていると、 いつか必ず犠牲者が出る。 それを避ける、または、犠牲者を最小限に抑えるために、日本は、正式な軍隊と、 諜報機関と日本人救出の為の特殊部隊を持たねばならないと思います。 その為には、憲法を改正しなければいけない。 それは、議論の余地が無い事ですが、何故か日本では議論噴出です。
日本の暗い過去、死を極端に忌み嫌う、神道と言う宗教が背景に有ります。 しかし、今のような誤魔化しで海外派遣を続けているならば、将来、必ず後悔する。 必ず犠牲者が出る。 そうならない為にも、そろそろ準備した方が良い。 それが、いやなら、一切国際協調などは拒否して、自給自足で生きていく覚悟をした方が良い。 軍隊の独走を避ける方法は、憲法です。 太平洋戦争当時の明治憲法には、欠陥があり、 軍隊が独走しうる余地があった。 それをきちんと統制する憲法を持ては、 以前のような愚かな軍隊の独走は、避けることが可能です。

平成16年04月10日(土) 10:47am(NZ time)
■ 日本のマスコミの情報操作 ■
おはようございます、みなさん。 今、オークランドは、お天道様が照っています。 しかし、最近はめっきり涼しいと言うか、寒くなってきました。 この季節は、日本の内地の気候とほぼ同じ陽気だと思います。
昨日こちらのTV3で「Back to the Future」を3作連続で放送していました。 Good Fridayの夜、一人で過ごす私の為に特別に組み立てられた番組です。 その番組のCMの間にほんの短いニュースが入りました。 ニュースのCMのようなものです。 臨時ニュースと言うのではなく、予定通りの放送です。 その中で、イラクでの日本人人質のニュースを写していました。
しかし、その画像は、こちらで見ているNHK(海外でも有料で視聴可能です)で繰り返し放送しているシーンとは違いました。 私は、驚き衝撃を受けました。 それは、郡山さんが抵抗しているところを荒っぽく覆面をした男が後ろから、 郡山さんの顎を引き上げていました。 3人が座らされているあの部屋と状況は、同じです。 そして、郡山さんの顔に銃が突きつけられていました。 あのビデオは、世界中に同じものが配信されているはずです。
それなのに、画像が違うのです。 同じフィルムの中のある部分だけを放送するとこう言うことになります。 実は、私は、NHKの画像を見ているだけの時、高遠さんが手振りでテロ集団に話しかけ、そして、 郡山さんも同様でどちらかと言うと余り緊迫した雰囲気でないので、 テロ集団は、3人の日本人の人質を殺さないだろうと思っていました。 しかし、こちらのニュースを見て心配になりました。 日本の民放ではどんな画像を流しているのでしょうか? 日本は横並び主義ですから、各放送局、報道機関は示し合わせて画像を発信しているはずです。 そうするとどちらかと言うと、和やかな感じの画像だけでしょう。
こちらで放送されている場面を日本で放送したら、日本中の不安と自衛隊撤退の声は、大きくなると言う事を、 計算して、国民の不安を煽らないように、見て安心する部分だけを切り取って放送しています。 情報操作です。 確かに気持ちは分かる。 家族や親類の方の気持ちを考えたら、 なるべく不安を最小限に留めたいと思うでしょう。 しかし、その判断は、誰がするのでしょうか? 事実をありのまま、感情や何らかの思惑をはさまないで、 報道すべきです。 残酷な場面であっても、その事実をどのように受け止めるかは、国民一人一人の判断です。 政府や報道機関が判断すべき事ではありません。
しかし、日本人の国民性と言うのも心配です。 もう既に日本全体がパニック寸前と言う感じだからです。 NHKのニュースを見ていたらそのように感じます。 そのような国民性を見越して政府の意を汲んだ報道機関が情報操作をすると言う構図・・・。 やはり、戦前、戦後を通して日本の国民性は、一個も変わっていません。 大本営発表が、嘘ばっか垂れ流ししていたあの状況は、国民の反応を想像しそして、 勝手に情報操作していました。 良いことだけを報道する。 悪い事は、言霊の国では、言えない、報道できない、 全てでっち上げの情報操作で、現実を捻じ曲げ、最終的に地獄へまっしぐら。
大切な事は、事実を客観的に受け止め、冷静に判断する事です。 そして、それに対応する為にはどうしたらよいかを判断し最善の対策を立てる。 国民は、直ぐ、パニックにならない。 集団ヒステリーにならない。 どうしても人の情に引っ張られて判断を誤ってしまうと言う、習性は変えようが無いかも知れません。 そうすると又、大火傷を負ってしまいかねない。 不安だ。
でも、それでも情報操作だけはしてはならない。

平成16年04月09日(金) 10:08am(NZ time)
■ 無力な日本 ■
おはようございます、みなさん。 今朝、小雨が降り出しました。 雨のGood Fridayです。 それにしても、どうして、Good Fridayと言うのか、 よく考えて見たらその命名の由来を知りませんでした。 良く考えなくても知りませんでした。
昨日の問題、 地中海性気候で有名な世界都市は、地中海フランスのニース以外に3つ有ります。 さてここで問題です。 それら3つの地中海性気候の都市を言ってください。
答えは、南アフリカのCape Town、豪州(オーストラリア)のパース、米国のSan Franciscoです。 チリのサンジエゴもそうではないかと思っていますが、今の所、その裏ずけが取れていません。
幕末、嘉永六年の黒舟来航以来、日本は、集団ヒステリー状態になり、清国の二の舞にならないように、 異常な程、外国に対する警戒を続けてきました。 有色人種のトップランナーとして、西欧列強に対して唯一人立ち上がり、日露戦争でかろうじて勝ちました。 それは、当時、植民地になっていた有色人種国家にとって希望の光となりました。 しかし、誠に残念な事にその後、日本は、勝つ見込みの無い戦(いくさ)に踏み切り、アメリカに木っ端微塵にされました。 足腰が立たないほどの重体になりました。
しかし、それでも有色人種の国でありながら、真っ向から欧米列強に立ち向かった日本の姿は、 アジアの植民地の人々に勇気を与えました。 日本のやり方は、間違っていました。 他のアジアの国々に対しても大変な迷惑も掛けました。 それでも日本と言う国が地球上に有ったことで植民地になっていた国々は、希望を得て、 第二次大戦後立ち上がり、舞い戻ってきた欧州の国々に対して抵抗しそして独立しました。 地球上に日本と言う国が無かったら、世界は未だに支配する白人国家と、 支配される植民地の有色人種の国々と言う構成は変わっていなかったのはまず間違いありません。
トルコから小アジア、中近東に及ぶ国々でも日本に対し同じ気持ちを持っています。 日本へはとても好意を持っています。 イラクも同様です。 それが、今回のような事になってしまいました。 幾ら、アメリカが憎いと言っても、 イラク復興の為に援助に行っている日本人を捕らえて人質にしたら、もうイラクはきちがいとしか言いようがない。 いつの紛争か、戦争の時だったか忘れましたが、トルコなどは、日本政府が何も出来ずに見殺しにしている、 日本人を救出する為に危険を冒して日本人を救出する救援機を出したほどです。 イランか、イラクかどちらか忘れましたが、非常に危険な状況の中で日本人は、取り残されました。 その時の話です。
日本政府は、このような危機に対して軍事的に無力です。 秘密諜報機関も無い、自国民救出の為の特殊部隊も無い、何も出来ません。 憲法で全て禁止されています。 だから、こんな憲法のままなら、イラクへ行くなと私は言った。 命を掛けて、イラクの人達を救う為にボランティアで彼の地へ行っている、自国民を救出する、 軍隊も憲法も特殊部隊も、秘密諜報機関も持たない国・・・ 日本。
せめてもの救いは、日本が自衛隊を撤退させないと表明した事です。 あとは、アメリカの軍隊と特殊部隊にすがるしかない。 アメリカが我が同胞の3人を救い出してくれる事を切に願うだけです。

平成16年04月08日(木) 18:26pm(NZ time)
■ 情け容赦ない契約主義 ■
おばんです、みなさん。 オークランドの空は、もう真っ暗の一歩手前です。 今日は、すっかり遅くなってしまいました。 明日は、Good Fridayで休日です。 明日から、4連休になります。 数日前ここで書いた、Easter(復活祭)です。 ニュージーランドでは、法律の規定に寄って、会社や商店が営業したくても出来ない日があります。 明日は、そうです。 キリスト教文化が背景にあります。 数年前までは、日曜や休日は、Cafe等アルコールを出せない店もありました。 NZにお住まいの方は、今日中に必要な買い物を済ませておいたほうが良いですよ。
昨日の問題、夏乾燥して、冬に雨が多く1年を通して温暖な気候は、地中海性気候です。 オークランドは、その地中海性気候の都市で、冬でも静電気が余り起こりません。 ただし、オークランドが地中海性気候と言うのは、世界中でただ一人、私だけが言っている事です。 地中海性気候で有名な世界都市は、地中海フランスのニース以外に3つ有ります。 さてここで問題です。 それら3つの地中海性気候の都市を言ってください。
参考までに、地中海性気候の都市の位置の特徴は、大陸の西側にある、南北の緯度30度~40度の間に有ります。 大陸の西側と言うのは、つまり海洋性気候で西側から海の風が吹いてきます。 オークランドは、大陸の西側ではありませんが、豪州からも結構、離れている為、海風が西から吹くせいだと思います。
昨日、こっちの1チャンネル、TV1の「Fair Go」と言う番組を見ました。 この番組は、消費者が何かの買い物や契約で被害に有った場合をよく取り上げています。 加害者側、被害者側双方の実名と人間が、画面に出てきて、言い分を主張します。 人間が出ない場合は、声明を出します。
昨日の番組では、「baileys」と言う大手の不動産屋が仲介したTakapunaの海沿いの豪華な家に関わる問題を取り上げていました。 買った人は、正式な契約後に頭金を数万ドル支払ったが、家は抵当に入っていて、 自分の物にならない。 抵当権を持っている会社が差し押さえている為です。 その上、「baileys」は、買い手から手数料をきちんと取っています。 契約に則って自分の権利を遂行した為です。 この契約書には、「Unconditional」と言う1語が入っていました。
「Condition」と言う言葉は、「状況」と言う意味が一般的ですが、「条件」と言う意味も有ります。 使用頻度としては、「条件」と言う意味で使われる方が多いかもしれません。 「Unconditional」と言った場合、「無条件の」と言う意味になります。 この不動産取引の場合、契約書の詳細な文言は、知りませんが(TVでは、出ていましたが憶えていません)、 どんな場合でもこの契約を履行し、買い手はお金を払うと言う文言になっていたのだと思います。
勿論、中に弁護士が入って、契約書を事前に確認して、太鼓判を捺したから買い手も契約書に署名しました。 弁護士が入っていても、何の意味もなかった事になります。 買い手は、日本円に換算すると数百万円と言う頭金を払って、家は自分のものにならない、 おまけに頭金も戻ってこないと言う将に踏んだり蹴ったりの憤懣やるかたない状況です。
「baileys」は、きちんと契約に則って、手数料は取り決めどおりきちんと取っています。 実に厳格な姿勢です(?)。 これが、西洋人の恐ろしいところです。 契約書に書いてあるならば、それによって被害を受けている自分のお客さんが居ても、 「それは運が悪かったねぇ~ 可哀想~」と言葉で言うだけで、自分の身を切って、 その被害者の為に何かをしてやろうとはしません。 全て合法的な取引で自分たちは、その取り決めにそって実務を進めるだけです。
日本人の場合なら、可哀想な被害者(自分のお客さんです)の為に何とかしようとするのではないでしょうか? 契約は、契約だけどもそれでは、余りにも不条理だという事で、人の情が働きます。 西洋人(特にアングロ・サクソン)の場合は、人の情をそこに介在させないのです。 契約と言う概念は、そもそもそう言うものなのですが、それを額面通りに実行すると言うのは、 場合によっては、人とは思えないような事が有ります。
物事は、常に陰陽が表裏一体となっています。 西洋人の契約主義が良いほうに働く場合も有りますし、この例のように非道に機能することも有ります。

平成16年04月07日(水) 12:40pm(NZ time)
■ 遅々として進まず ■
おはようございます、みなさん。 オークランドは、最近、めっきり寒くなってきました。 昨日のダニーデンの最低気温は、-1度でした。 6月に入ると、オークランドは、雨の冬となります。 さて、ここで問題です。 冬に雨が多く、夏に乾燥した天気が多く、1年中温暖な気候を何と言うでしょうか? 正解者の方には、豪華賞品をプレゼント。 正解者の発表は、商品の発送を持って代えさせて頂きます。 ふるって、ご応募下さい。
昨日、私は、本当に久し振りに「ニュージーランドへの道」の続編を追加しました。 実に7ヶ月ぶりでした。 本来、このHPを作った当初は、「ニュージーランドへの道」が主題(Main Theme)とするつもりでしたが、 あれよあれよと言う間に、流れが変わり、色んな方向へ歩き出してしまいました。 現時点だけで見ますと、ビザ関係のページが全く中途半端なままに頓挫しており、 何とかできるだけ早く仕上げたいと言う気持ちが有ります。
その他に結構、手間の掛かるのが、仕掛かり中の「ニュージーランドの生活基本情報」です。 これも調べる事が多く、簡単には、出来そうもありません。 気持ちだけが前へ行き、実際は何も出来ない事が良く有ります。 精神状態によっては、バンバン進む事もあれば、全く進まない事も有ります。 同性愛者の方に約束した「Partner」のページも1ヶ月以内に設置しなければなりません。 しかし、総合的に考えると、HPを発展させて行くと言うことは、非常なる喜びです。 自分を表現しているような気分になり、自己顕示しているのかも知れません。 それが、若し、他の人のお役にも立つというので有れば、とても嬉しい事です。
今後ともこのHPの充実を図っていくつもりですので、何卒宜しくお願い申し上げます。

平成16年04月06日(火) 10:55am(NZ time)
■ 生身の肉体を持って生き返ったイエス・キリスト ■
おはようございます、みなさん。 今朝のオークランドは、雨上がりの後のすがすがしい高原の朝のようで気持ちよいです。 昨日の文章そのままです。
ニュージーランドに英国人が入植を始めた、19世紀以来、NZの多数を占めるのは、英国系の人達です。 ニュージーランドの人口約400万人の内、約8割が英国系の白人です。 勿論、原住民のマオリ人の血と混じった人達も沢山居ます。 見た目には、白人そのものと言う風貌の人でも、8分の1がマオリの血が混じっていると言う事も良く有ります。 そう言うNZの人達の宗教の主流は、英国国教会(Anglican Church)です。 私の曖昧な高校の世界史で習った記憶に寄れば、Henry・・世が、妻と離婚する為に、 苦し紛れに、自ら創設したキリスト教の宗派です。 それまで、英国は、ローマカトリックでした。
その他のキリスト教宗派の人達、長者派、ローマカトリック等他のキリスト教を含めると、 NZの人口の約7割がキリスト教を信奉しています(信じているかどうかは、別にして)。 マオリ人の人達でもキリスト教徒は、沢山居ると思います。 神道を信じている人は、NZに居るでしょうか? 居ないでしょうね。 日本人でも、神道を真面目に信じている人は、殆ど居ないでしょう。 しかし、我々は、神道に強く影響を受けています。 言霊(ことだま)や穢れと言う普段全く意識しないところにそれは現れています。 神道は、古代より続いてきた日本の土着宗教です。 その中核は、自然に対する畏れ(怖れ)です。 このような原始宗教が、現代の先進国の中で脈々と息づいている国は、日本以外にあるでしょうか? あるかも知れません。 どなたかご存知ですか?
本当は、キリスト教の話をするつもりでした。 何故かと言うと、今週の土曜日4月9日は、Good Fridayだからです。 4月11日の日曜日は、Easterで、 4月12日の月曜日は、Easter Mondayです。 キリスト教の国では、4連休になります。 NZも当然そうなります。 Easterは、日本語で言うと復活祭です。 つまり、イエス・キリストが十字架に掛けられて、人間としての肉体的な生物的な活動を停止して、 その後、何日後(何日後だったか忘れましたが、彼はそれを死の前に予言しています)に生き返った事を記念する祝日です。
彼は、生き返った後、生前かかわりの深かった人達と対面を果たし、そして、その後、人が見ている前で、 空に上がっていきました。 この出来事を記念する祝日がEaster = 復活祭です。
彼は、生前のままの肉体で生き返りました。 イエス・キリストが生き返って目の前に現れて、驚いて信じられずに居る人に対して、 彼は、十字架に貼り付けられて、杭を打たれて穴の開いた手のひらを差し出し、触って見なさいと言っています。 その相手の人の名前は、忘れましたが、その人は、触って見ました。 本当にそれは、生身の肉体を持った、イエス・キリストでした。 つまり、彼は、霊的に復活したのではなく、生きていたときのままの生身の肉体で復活したのです。
日本人のキリスト教徒は、何故か、イエス・キリストは、霊的な存在であると思いたがるようです。 その方が日本人にとっては、しっくりと馴染むのだと思います。 しかし、聖書を信じるなら、イエス・キリストは、今でも人間の生身の肉体そのままで存在するはずです。 この手の話を、私は、敬虔なキリスト教徒とは、決してしたくありません。 私は、キリスト教徒ではありませんし、敬虔なキリスト教徒は、教えられた教義を死守する事が、 敬虔なキリスト教徒である証になりますから、決して柔軟に考えると言う事は、有りません。
人間の心から迷いを取り去った時、最強の精神力が構築されます。 決して迷ったり、柔軟に思考しないこと、頑固で有る事、単純で有る事、 それが人の精神をして不可能を可能にする事が有ります。 それが、何を目指すかによって、結果は、全く異なったものになりますが。

平成16年04月05日(月) 8:36am(NZ time)
■ ロトルア警官強姦事件 ■
おはようございます、みなさん。 今朝のオークランドは、雨上がりの後のすがすがしい高原の朝のようで気持ちよいです。
最近、NZの警察は、前代未聞の危機に揺れています。 それは、1986年、ロトルア(Rotorua)警察署内で起こった(と言われている)、集団強姦(Pack Rape)の疑惑の為です。
NZ Heraldの原文をここにリンクします

Quiet lives with dark secrets
(2007年04月06日(金)追記 : リンク切れのためリンク削除)
原文は、かなりの長文で、これと関連のある事件の記事がその右に10個以上並んでいます。 膨大な量です。 到底読みきれませんが、分った部分だけ書きます。
現時点では、刑は、確定していませんが、新聞に容疑者の実名が出ています。 原文の中では、「Allegation」と言う言葉を使っています。 これは、ある人が主張していると言うだけで、真偽の程は、分らない場合です。 つまり、暴行を受けたと言う女性が、そのように主張していると言う事になります。 それなのに実名入りで現職の地位の高い警官の名前が公表されると言うのは、ちょっと不思議ですが、 その女性の主張がかなりの信憑性に裏打ちされているからだと思います。
その女性の名前は、Louise Nicholasと言う36歳の女性で、彼女が13歳の頃の事件です。 ロトルアからちょっと離れた、小さな林業の村で起こった事件で、 闇に葬られてきました。 但し、この事件は、調査の過程にあるので、事実として言っていいのかどうか疑問ですが、 NZ Heraldは、あたかも事実であるかのように書いています。 どうも不思議です。
それを知った父親は、警察に訴えたそうですが、取り合ってもらえなかったそうです。 そして彼女は、18年間この事件を記憶の外に押し込んできた。 それが、何故、今明るみになったか・・・? Dominion Post新聞社のPhil Kitchinと言う記者が、ある事からヒントを得て2年間追跡調査してきた結果のようです。
彼女が訴えているのは、3人の警官。 オークランド警察幹部のClint Rickards(Assistant Commissionerと言う英語の役職名。日本語で言うと副警視総監?)、 今はTauranga地区議員のBrad Shiptonと、今はHastingsで中古車営業マンのBob Schollumの3人。 この3名は、10年前に既に調査が済んでいると言って、強く否定している。 女性は、4番目の警察官、John Dewar(当時ロトルアCIBのトップ、CIBは、何の略か不明)を非難している、 と言うのは、彼がきちんと調査しなかったから。
どのように事件が起こったかと言う描写は、原文に生々しい部分もありますので、関心のある方は、ご自分で読んでください。 しかし、驚くべきことは、これだけではなく、この事件が大きく報道されて依頼、 色んな女性が、私も、私もと出てきた事です。 中には、婦警も居ます。 皆さん、警察の権力と言う壁にぶつかり泣き寝入りしてきたようです。
Police Complaints Authority(警察苦情局と言う訳になるか?)と言う窓口があり、 そこに警察に対する不平、不満を持ち込む事になっているようですが、 当事件を調査する委員会に対して、資料を提供しないと言う事です。 機密性保持と言う名目で開示を拒否できる権限があるためで、Helen Clark首相も乗り出して、 当件に対しては、この資料開示拒否権を剥奪する暫定的な法律を作る方向で動き出したようです。
国家権力 = 警察と言うのは、実に怖いものです。 権力を持つものが犯罪を犯し、そして機密性保持の名目で、 情報提供を拒否できるのですから、そこに厳粛な誇りと規律が失われた場合、一般市民は打つ手が無くなります。 日本の警察では、このような強姦事件が今のところ報道されていませんが、 それが起こっていないかどうかと言うのは、又、別問題です。 発生していてもそれが明るみに出るかどうかは、そこに関わった人間または、知った人間の意志次第です。
私は、西洋人の女性と言うのは、この手の被害に対して公然と立ち向かうと言うような漠然たる印象を持っていましたが、 私のその思い込みを完全に否定する事件でした。 婦警さんまで、泣き寝入りして、やはり警察内部の自分の立場を気にして今まで自分の胸のうちに秘めていたのです。 第4の権力と言われる、マスコミもそこに携わる人々の自制心次第では、悪用可能ですが、この事件では、 弱い人の大きな味方になりました。 それも、ある一人の記者の意思のせいです。

平成16年4月4日(日) 12:22pm(NZ time)
■ ヴァーグナーと高貴 ■
おはようございます、みなさん。 今日、オークランドは、曇っていて肌寒く、完全な秋です。
昨日、NHK(NZでは、有料でNHKの海外放送を視聴できます)でルートヴィッヒII世が築城したドイツの城が写っていました。 有名な、「名曲アルバム」と言う番組です。 国家防衛の目的ではなく、美しい城を築きたいと言う耽美主義の為に、 造った城と言う解説をしていました。 それは、本当に美しい城で山の中腹に建っていて、今でも多くの人々を魅了してやまないと言う事です。 それが何と言う町だったのか番組中で見逃してしまいました。 バイエルンの町でしたから、ミュンヘンかその近くだと思います。 バイエルンは、英語で言うと・・・? う~ん 忘れたべさ。 Munchen ミュンヘンは、英語では、Munich ミューニック。 ウムラウトは、表記できませんので、省略。
1800年代の19世紀の出来事です。 ルートヴィッヒII世は、ワーグナーの心酔者だったようで、 ワーグナーが死去した後、落胆が激しく湖に入水し自殺したそうです。 私は、クラシック音楽の事は全く知りませんが、ワーグナーの信奉者と言うのは、狂気の人が多いようです。 貴族主義で現俗的な諸問題には、全く意に介さないような人達であるような気がします。 ヒットラーもワーグナーの大いなるファンでした。
そう言うと、ニーチェが直ぐ想起されます。 精神美や高貴で有る事に最大の価値観を置く人達です。 私は、学生時代、寮に住んでいましたが、同じ部屋に居た長老の先輩がニーチェのファンでした。 私は、その先輩をとても尊敬していて、自分も読みたいと思い読んで見ましたが、 全く理解できませんでした。 難解でした。 訳が分らなかったです。 「ツァラツストラかく語りき」・・・あれって、一体なんだったんだべ~? 「ツァラツストラ」とは、ゾロアスターの事らしいです。 拝火教を唱えた人です。
日本で言うと三島由紀夫を思い出します。 私は、三島由紀夫が比較的好きでした。 三島由紀夫の本などは、20年位読んでいないと思います。 三島由紀夫も難解な言葉を使いますが、彼の場合は、読んでいてかろうじて理解できました。 三島由紀夫で驚いたのは、私がもやもやと整理できずに居た、 精神的な動きをものの見事に明快に言葉で表していた事です。 こう言う人達は、皆さん、不幸な死に方をするようです。 私は、現俗的な人間ですから、平凡な死に方をします。 かなり先の話ですが。 4月4日は、今は亡き私の祖母の命日です。

平成16年4月3日(土) 10:02am(NZ time)
■ アメリカの思惑 ■
おはようございます、みなさん。 今朝のオークランドは、お日様が照っていてとても良い天気です。 すがすがしい高原のようなオークランドです。
アメリカでは、今年の9月末から、ビザ無し協定を結んでいる同盟国国籍者であっても、 入国時に指紋と顔写真を取るそうです。 つまり、我々日本人も、若し今年の10月以降アメリカへ行ったなら、空港の税関で、指紋を取られて、 顔写真を取られると言う事です。 テロ対策ですがここまで物々しくなったら、もうアメリカへは行かないと言う人が増えるでしょうね? でも、日本人は、何故かアメリカファンが多いですからそれでもめげずに行くかな・・・? まぁ、行きたい人は行けば良いけど。 お気に召すまま。
今回、アメリカが、アメリカに入国する同盟国の人間(日本人など)に対しても、 指紋と顔写真を取ると決定する前は、 同盟国に対して、ICチップ(Integrated Circuit = 集積回路)付きのパスポートを作りなさいと要求していました。 それも今年の10月までに実施しなさいと期限を区切って要求していました。 日本やヨーロッパなど、アメリカへビザ無しで入国できる国は、反発しました。 幾ら安全とテロ対策と言っても、そこまで我侭な(わがまま)自分勝手な事を言うのは、行き過ぎです。 今や地球上の唯一の超大国となったアメリカは、世界中の国を好きなように出来ると思っているようです。 そのしっぺ返しが、アラブ諸国からの激しい反発です。 アラブ諸国と言うのも困ったものですけどね。
今年のアメリカの大統領選挙の行く末は、どうなるでしょうか? Georgeが引き続き、次ぎの選挙でも勝つでしょうか? でも、あのカウボーイスタイルの外交をやり続けたら、アメリカは、本当にどんどん敵を増やすかもしれません。 血を分けた同盟国、英国は、常にアメリカと軍事行動を共にします。 因みに言いますと、アメリカの最大にして最良の同盟国は、英国です。 何故か知りませんが、日本人の中には、アメリカの最大の同盟国は、日本だと思っている人が居るようです。 そんなことは、決して有りません。 アメリカは、世界中の様々な国と2カ国間協定を結んでいます。 日本は、その中の一つの国です。 勿論、日本は、アメリカにとってかなり上位にランキングされる重要な同盟国で有る事は、 違いありません。 しかし、日本はアメリカのBest Partnerでは、有りません。 アメリカのBest Partnerは、常にイギリスです。
昨年のイラク攻撃でも英国はアメリカと共に戦いました。 しかし、その為に、Tonyの地位は危なくなっています。 英国内では、アメリカの言いなりになって、不当な戦争に引きずり込まれたと、Tonyは、集中砲火の中にあります。 これは、私の推測ですが、英国と米国は、密約を結んでいると思います。 英国は、第一次、第二次大戦に渡ってアメリカに救われました。 アメリカは、第一次大戦以前は、モンロー主義と言う政策を採っていて、他国の戦争には関知しないと言う姿勢でした。 ところが、第一次大戦で英国が苦戦するうち、アメリカへヘルプコールを連発。 そこでアメリカは、遂に重い腰を上げた。 アメリカの参戦で、連盟国側は勝利しました。 次の第二次世界大戦でも英国は、苦戦しました。 アメリカに救われました。 第二次大戦後、恐らく英国は、どんな政権であろうが、誰が首相になったにしても、 アメリカが軍事行動を取るときは、協力すると言う密約を結んだと思います。
治安と秩序を保つ為には、軍事力が必要不可欠です。 世界の安全と平和は、軍事力無くしては保てません。 これは、残念な事ですが、致し方の無い事です。 何故かと言うと、必ず不届き物が出現するからです。 そう言う輩を抑えるには、話し合いだけでは無理なのです、本当に残念乍。 どこの国でも警察が有ります。 日本にも警察が有ります。 人間は、全員良い人で、絶対犯罪を犯さないならば警察は不要です。 しかし、そう言う桃源郷と言うか、楽園は、いつか実現するでしょうか? 残念乍、見果てぬ夢だと思います。 現実がそうであるならば、現実に即して対応しなければいけません。
アメリカは、世界の警察になったのです。 しかし、警察も過ちを犯します。 警察も人間です。 欲も有れば、野望もあるのです。 アメリカの独走を食い止める事が出来る国は、もはや世界には有りません。 嘗ては、ソ連が対抗していました。 アメリカが唯一警戒しているのは、中国かも知れません。 中国とアメリカが戦争したら、かなりやばい。
話の筋が色々散らばって、まとまりの無い内容になってしまいました。 私は、平和を心から願っています。 日本人の殆どはそうだと思います。 しかし、世界には、平和が続くとまずいと思う人も居ます。 つまり、戦争が時々起こらないと困る人が居るのです。 それは、どう言う人か分りますか・・・?

平成16年4月2日(金) 12:54pm(NZ time)
■ あなたに幸運を ■
こんにちは、みなさん。 今日のオークランドは、又、晴れ時々曇りと言う雰囲気です。 寒からず、暑からず、爽やかな秋です。
浅田農産の社長が逮捕されましたね。 通報を意図的にしなかった報いで、当然だ、、、と簡単には、言えない可哀想な事件でした。 確かに彼が、自分の利益を優先させたのが、問題を日本中に広げてしまいました。 その点では、彼の落ち度は深刻です。
しかし、鳥インフルエンザなどと言う奇怪な伝染病によって自分と家族の人生が不幸のどん底に叩き込まれたのです。 なんと言うことでしょう! それまで、恐らく会社は、上手く行っていたのでしょう。 あれだけ大規模に養鶏農場を構えて運営してきたのですから。 それが、あんな訳の分らない疫病によって、人生が滅茶苦茶にされたのです。 逮捕された、浅田農産の社長のお父さんとお母さんは、痛ましい事に自殺されました。 それまで、まっとうに生きてきたであろう人生の終焉において、あのような不幸が訪れたのです。
私は、2月末にあの事件が報道された直後に、この気まぐれ草紙で、農林省と浅田農産の事をこっぴどく非難しました。 しかし、今、浅田農産のあの社長の境遇を考えると、何か気の毒になってきました。 彼の今の心境は、生きているのがようやくと言うような感じではないでしょうか? 今後、浅田農産から出荷された鶏によって、人的被害が出ない事を願うばかりです。
自分の行いとは、関わりの無い、全くの外的要因によって、不幸のどん底に追い込まれると言う事は、 想像するだけでも恐ろしい事です。 昨日は、コンビニの前に置いてあった、ビーチパラソルが強風で倒れてきて、 たまたまその傍を通りかかった人に、ビーチパラソルのとがった梁が刺さって亡くなられたと言うニュースも有りました。 人の努力や能力以外の不運によって起こる事故程、怖いものはありません。 幸運の場合は、言う事は有りません。
今日、この記事を読まれた皆さん、全員にこの上ない幸運が訪れる事を願っています。

平成16年4月1日(木) 09:24am(NZ time)
■ Hard Copy vs Soft Copy ■
おはようございます、みなさん。 今日、オークランドは、どんよりと曇っています。 日本は、これから春だというのに、こっちは、秋。 Unfairだ。
昨日からGoogleのキャッシュが、古いメモリーに変わっています。 近いうちに又、データの更新が有りそうです。 今日、明日にもあるかもしれないです。 関心の無い人には、全く詰まらない話ですが、感心のある人にとっては大変重要な事です。 特にHPに入れ込んでる人には。 南半球のどこかの国で、日本語のHPを作っている青年も居るらしいです。 そう言う人にとっては大いなる関心事だと思います。
しかし、なしてコンピュータに現金(キャッシュ)が出てくるのでしょう・・・? 膨大な記憶装置を購入するのに、莫大な現金が必要だからだべか? 【-●_●】ノ"んなこたぁない! (註 : ● ← この記号は、Shift JISではありません)
コンピュータで言う場合のキャッシュは、Cacheです。 私がこよなく求めてやまないのは、キャッシュ、Cash(現金)です。 同音異義語です。 スペルと意味は、違いますが発音は同じです。
良くキャッシュメモリーと言いますが、Cacheを英和辞典で引きますと、"貴重品や盗品を隠す場所" とか "隠し場所に保管した貯蔵品" と言うような意味が出ています。 しかし、そのままでは、コンピュータ上の用語として使うと不自然です。 キャッシュメモリーと言うような場合、CPU(Central Processing Unit = 中央演算装置)のデータのやり取りをする、 第一義的な超高速メモリーと言う感じのようです。 私も詳しくは知りませんが。
半導体は、将に人間の科学文明を変えました。 世の中は、将にコンピュータの時代です。 通産省(今は別の名称らしいです)の定義によれば、 コンピュータとは、 CPU + Input/Output device + Memory + ?(もう一つ何かあったと思いましたが忘れました)を備えている物なので、 テレビ、ラジオ、ビデオ、DVDなどの家電でも車でもそれらの部品を組み込んで居れば、 コンピュータを搭載した商品とみなされるそうです。
昔、ソ連と言う国が有った頃、Cocom(ココム、対共産圏輸出規制委員会)と言う資本主義国家陣営の組織が有りました。 今も、名称を変えて似たような規制が有ります。 ココムがあった頃、対共産圏には、 原則としてコンピュータの輸出は、禁止されていました。 軍事利用される可能性があるとして禁止されていました。 資本主義国家へ輸出するときでも、承認や許可が必要でした。
ある日突然、地球上から突然、通産省が定義するコンピュータが消えてしまったらどうなるでしょう・・・? 戦争は、白兵戦に逆戻りか? 日本の得意とするところです。 家庭では、どうなるでしょう・・・? 想像もつかない世界です。 しかし、
日本書紀や古事記が現代まで写本として存在していますが(原本は無い)、現代の記録をコンピュータのDVDや、 CDやHDやICに保存しておけば、数千年後でも読み取れるでしょうか・・・? Floppy diskは、寿命が短いので、問題外。 やはり、紙に書いた記録には、適わないでしょう。 Orthodoxな原始的な手段と言うのは、意外なときに意外に役に立つと言う事が、度々あります。 Dualに用意しておけば、いざと言う時に役に立ちます。 日頃から心がけましょう。 無理だべさ、今頃~

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