コラム集
気まぐれ草紙古文書館 - November 2005.
当ページを立ち上げた日 平成19年03月31日(土)
平成17年11月30日(水) 11:59pm(NZ時間)
■ 好調時の勢い ■
おばんですみなさん。
今日は良い天気でした。
数日前までは天気が崩れていましたがここ数日平和な天気です。
オークランドは、夏雨が少なく水不足になりがちです。
最近のニュージーランドは怖いもの知らずという感じです。
ニュージーランドドルのほぼ独歩高、これはかなり驚異的な水準に達しています。
このままで行くと、NZ$1 = ¥100まで行ってしまうのではないかと言う勢いです。
上手く行く時はどんどん行きます。
1980年代の日本のバブル時代、あの頃、誰が今の日本の不調を予想できたでしょうか?
今のニュージーランドは、怖いです。
今夜はこれにてごめん。
平成17年11月29日(火) 11:59pm(NZ時間)
■ ニュージーランドドル独歩高 ■
おばんですみなさん。
今日は良い天気でした。
ニュージーランドドルがものすごい勢いで値上がりしています。
つまり日本円が下落しています。
と言うよりニュージーランドドルの独歩高でしょう、きっと。
今日のレートを見ますと現金買いレートで何とNZ$1 > ¥88 です。
88円を超えました。
現金買いレートと言うのは、銀行が日本円を現金で買う料率(ハイカラな言葉で言うとレート)です。
つまり88円強の日本円を銀行に渡さないと1ニュージーランドドルに交換してくれません。
若し、これがNZ$1 = ¥70だとしたら、70円で1NZ$に換金してくれます。
つまり日本円を沢山銀行に渡してもニュージーランドドルを少ししかくれないと言う事になります。
10月27日に政策金利が上がった影響が強いと思います。
平成17年11月28日(月) 11:59pm(NZ時間)
■ 切手代の値下がり ■
おばんですみなさん。
最近もどうもはっきりしない天気でした。
でも雨は降らなかったと思います。
ニュージーランドの普通郵便の切手代がいつの間にか値下がりしていました。
2年くらい前に45セントから50セントに値上がりしました。
それを知らずに私は、何かの支払小切手を郵送で送りましたが相手に届きませんでした。
でも受取人指定でしたので被害はありませんでした。
いつからは不明ですが、又、45セントに値下がりしています。
それを知らずに私は、つい最近まで50セントの切手を貼って郵送していました。
いつもの事ですが郵政大臣から何の連絡もありませんでした。
ヘレンも電話をくれなかったです。
今夜はこれにてごめん。
平成17年11月27日(日) 11:59pm(NZ時間)
■ Cheque チェック 小切手 ■
おばんですみなさん。
最近は、天気が崩れています。
今日も時々雨が降りました。
そして寒いです。
でも確実に夏に近づいています。
最近は日が長くなってきて、夜の8時半頃まで明るいです。
12月になると暦の上では夏です。
ニュージーランドの12月は、日本の6月に相当します。
ニュージーランドでは最も一般的な支払い方法は、Chequeです。
ニュージーランドだけでなく多くの西洋社会でも同様です。
Chequeを日本語で言うと小切手です。
綴りは、イギリス語系でCheque、アメリカ語系ではCheckです。
Chequeには数種類あります。
Bank Cheque(銀行小切手)、Company Cheque(会社小切手)、Personal Cheque(個人小切手)などです。
他にもあると思いますが私の今の知識では知りません。
Bank Chequeと言うのは、銀行が発行する小切手でまず間違いありません。
でもそのBank Chequeを発行した銀行が倒産した場合は、不渡りになります。
Company ChequeやPersonal Chequeは、会社や個人が発行するので不渡りも有り得ます。
特にPersonal Chequeの場合は危ないです。
最近は、ニュージーランドでもPersonal Chequeを拒否する店も結構多くなっています。
スーパーやガソリンスタンドや商店で買い物をした際もChequeで支払うのがごく当たり前でしたが、最近は段々と下火になっています。
不渡りが実に多く横行したせいだと思います。
その代わりに登場したのが、EFTPOSです。
EFTPOSに関しては、「日々平安」の中で1ページを割いていますので参照下さい。
でもChequeはとても便利です。
色んな支払いをChequeで書いて郵送すれば片付きます。
日本にも小切手はありますが、個人で使っている人はまず居ません。
企業間取引以外では小切手は通用しないと思います。
また日本には手形と言うものがあります。
手形は、西洋社会にはありません。
手形の特徴はユーザンス(Usance or Tenor)と言われる引き落とし期日の猶予です。
小切手にはユーザンスがありません。
Post Dateと言われる、Chequeの日付を将来の日付にする場合もありますがその日付は引き落とし猶予に強制力を持ちません。
明日と言う日があなたに取りまして有意義な月曜である事を願っています。
平成17年11月26日(土) 11:59pm(NZ時間)
■ ニュージーランドのインターネット ■
おばんですみなさん。
昨日の夜からずっと雨でした。
最近は、天気が崩れています。
昨日は、記事を書きませんでした。
大変失礼致しました。
今朝インターネット接続しようとしたら繋がりませんでした。
私は、こちらでADSL接続しています。
xtraと言うプロバイダーを使っています。
xtraは、Telecomの子会社です。
Telecomは、ニュージーランドで最大の電信電話会社です。
日本で言うとNTTに相当します。
その子会社が運営している大手のプロバイダーです。
でも不具合が頻繁に発生します。
それで今朝、インターネットが繋がらなかった訳ですが、モデムを見ると全てのランプが点灯していて正常である事を物語っていました。
でも接続できないのですから正常ではありません。
E-mailもホームページも繋がりませんでした。
xtraだけかどうか或いはニュージーランドの全てのプロバイダーに言えるのか、こんな場合の対処方法は2つあります。
相場は大体決まっています。
1.モデムの穴を3回押す。
2.パソコンの電源を落とす。
上記の2つの方法をどちらかやると大抵は繋がるようになります。
1の方法は、まずPCの電源を切ります。
その次にモデムの電源を切ります。
そしてモデムの裏側にある小さな穴を爪楊枝のような細い物で3回つつきます。
それから1分ほど待ちます。
そしてモデムの電源を入れます。
次にPCの電源を入れます。
今日はこの方法で接続出来ました。
これでも接続出来ない場合は、作戦2に移ります。
2の方法は、簡単です。
PCの電源コンセントを抜き、約1分待ちます。
この場合、モデムの電源は入ったままで大丈夫です。
そして電源を入れます。
そしてモデムのランプ4つが全て点灯するのを待ちます。
モデムのランプが全て点灯したらそれで大丈夫です。
これで本当にインターネット接続出来る様になります。
ところで一つ大切な事を言い忘れましたが私が使っているモデムは、D Link社製です。
ニュージーランドではこのモデムが最も一般的では無いかと思います。
日本に居る皆様は、ニュージーランドが先進国で日本と同様に発展していると勘違いされている方が多いかと思います。
それは大きな間違いです。
ニュージーランドでは電話線接続が未だにごく当たり前です。
ADSLも最近は増えていますが、通信速度は、最高で256KBSですから日本の数百分の1です。
日本にいらっしゃる皆さんは、日本が超先進国である事を自覚して頂きたいと思います。
但し、これは科学技術に関してです。
役所の手続きなどは、ニュージーランドの方がずっと先進国です。
日本の役所・・・?
自動車免許の更新を考えたら分かりますね?
はいおやすみなさい。
11月25日は執筆しませんでした。
平成17年11月24日(木) 11:59pm(NZ時間)
■ 決して起こるべきではない海外での交通事故 ■
おばんですみなさん。
今日は、程よい天気でした。
雨も降りませんでした。
決して起こるべきではありませんが、ニュージーランドで車の人身事故を起こした時、それはACCと言う保険で補償されます。
ACC (Accident Compensation Corporation)と言うのは政府の事故・怪我補償機関です。
つまり交通事故で人をはねたとしても通常の個人が加入している車の保険ではなく政府の保険で補償されます。
それは、旅行者であっても同じ事です。
万一、加害者であっても被害者であっても同じです。
人身事故に関しては、一般の民間保険会社ではなく政府の保険で保護されます。
これは過去に余程の交通事故の人身訴訟が多発した結果の措置では無いかと私は推測します。
今夜はこれにてごめん。
平成17年11月23日(水) 11:59pm(NZ時間)
■ アナウンス効果 ■
おばんですみなさん。
今日は、程よい天気でした。
雨も降りませんでした。
日本のバブルがはじけた後、日本政府の経済閣僚や官僚は、アナウンス効果を狙い日本経済は、悪くないと言う印象を与えるように何度も言い続けました。
そして何度も日本経済は底を付いたと言いました。
それでも更に落ち込んでいきました。
次第に政府関係者のトーンも落ちて行き、日本経済は厳しい局面を迎えていると言うようなかなり否定的な表現に変わっていきました。
否定的な発表そのものが許されないので苦しいながらも前向きな表現にしようと言う意図が崩れて行きました。
ニュージーランドの大蔵大臣(財政大臣)のMichael Cullenさんもニュージーランド経済は、落ち込まないと言っています。
本当でせうか?
今夜はこれにてごめん。
平成17年11月22日(火) 11:59pm(NZ時間)
■ インターネット回線電話 ■
おばんですみなさん。
今日は、程よい天気でした。
雨も降りませんでした。
数ヶ月前にTelecomのインターネット回線を利用した国際電話料金について書きました。
最近、Telecomの請求書と一緒にインターネット回線を利用した国際電話の料金表が来ました。
それを見て初めてきちんとした料金と時間帯が分かりました。
ニュージーランドの地上電話から日本の地上電話へ掛けた時の料金です。
携帯電話へ賭けた時の料金表は、ありません。
この料金表を見ますとOff Peak Hoursに対する私の理解が違っていました。
インターネット回線の場合のOff Peak Hoursは、平日の夜6時から朝8時までです。
そうするとPeak Hoursは、平日の場合は、朝8時から夜の6時までになります。
週末は、金曜の夜6時から月曜日の朝8時までがOff Peak hoursです。
まず私が今まで思っていたのは、インターネット回線の場合は、24時間同じ料率(ハイカラな言葉で言うとレート)だと思っていました。
それが間違っていました。
Peak と Off Peakがあり料金が違いました。
Peak Hoursは、12セント/分 GST込み(約10円/分)でOff Peakが7セント/分 GST込み(約6円/分)です。
GST = Goods and Services Tax = 消費税です。
再度言いますがこれは地上電話から地上電話へ掛けた場合のレートです。
日本の携帯へ掛けた場合の料金表も欲しいですが無いです。
それにしてもニュージーランド国内の場合のPeak HoursとOff Peak Hoursとインターネット電話のそれが違うと言うのはどうも困るというか混乱しますね。
ニュージーランド国内の場合のPeak Hoursは、平日の朝7時から夜7時です。
インターネット電話の場合は、何故それが変わるのか良く分かりませんが混乱を招きます。
Peak HoursとOff Peak Hoursの解説は、不要ですね?
はい、それでは省略させて頂きます。
再度おさらいをしておきませう。
日本の地上電話へインターネット回線を利用した電話を掛ける方法です。
日本の地上電話番号が03-1234-5678を例としますと :
0161-81-3-1234-5678
と掛けます。
「0161」がインターネット回線の番号です。
「81」は、日本の国番号です。
「3」は、東京23区内の「03」から「0」を取った番号です。
国際電話の場合、市外局番の頭の「0」を取るのが味噌です。
これは、今まで36回も言いましたので、常連の方は、もう聞きたくないと思われるかも知れませんが、このHPに来る方は、初めての方が殆どなので勘弁して下さい。
そして決して間違ってはいけないのは、「0161」と「0160」を混同し無い事です。
私の知ってるある人は、「0161」と「0160」を間違って掛けたらしいです。
すると電話が終わった後、何故か直ぐTelecomの電話交換手(今時交換などはしていないが)から電話が来て料金を言われたそうです。
はい、そうです。
「0160」は、国際電話料金通知の番号です。
ですからかなり高いです(恐らく1分間20セント以上する)。
この馬鹿な人間は、もう直ぐ30歳でニュージーランド何とかと言うHPを一生懸命に作っているという話です。
あなたは、こんな馬鹿な間違いをしないで下さいね。
今宵があなたに取りまして素敵な火曜の夜になる事を願っています。
平成17年11月21日(月) 11:59pm(NZ時間)
■ Have a pleasant dream! ■
おばんですみなさん。
今日は、曇りでした。
でも雨も降らず日中は外を歩くと結構暑かったです。
今日は筆が進みません。
今夜は、これにてごめん。
平成17年11月20日(日) 11:59pm(NZ時間)
■ ニュージーランドの高い携帯電話 ■
おばんですみなさん。
今日は、とても良い天気でした。
一度も雨が降りませんでした。
今日の夜7時半の1チャンネルでニュージーランドの携帯電話が如何に高いか他の国と比較して居ました。
ニュージーランドの携帯電話の料金は、OECDの中で一番高いらしいです。
確かに高いと思います。
通常料金ですと$1.50/回・最低の通話料が発生します。
日本ではどれくらいなんでしょうか?
OECDと言うのは、所謂俗に先進国クラブと呼ばれる国々です。
OECD = Organization for Economic Cooperation and Development = 経済協力開発機構の事です。
思い切って全加盟国を列挙します :
オーストリア
ベルギー
カナダ
フランス
デンマーク
ドイツ
ギリシャ
アイスランド
アイルランド
イタリア
ルクセンブルグ
オランダ
ノルウェー
ポルトガル
スペイン
スウェーデン
スイス
トルコ
イギリス
アメリカ
(ここまで1961年加盟)
日本(1964年)
フィンランド(1969年)
オーストラリア(1971年)
ニュージーランド(1973年)
メキシコ(1994年)
チェコ(1995年)
ハンガリー(1996年)
ポーランド(1996年)
韓国(1996年)
スロバキア(2000年)
テレビ番組の中で実際の利用者が出演していました。
1ヶ月$700以上とか$2000以上携帯電話料金を払っている人でした。
その人達の請求書明細を豪州の携帯電話屋さんへ持って行って見せていました。
豪州なら半分から3分の1で収まると言っていました。
現在ニュージーランドで携帯電話会社は、2社しかなく実質的には競争が無いと言う事です。
その2社とは、Telecom NZとVodafoneです。
また携帯電話産業参入に関する規制も厳しいようです。
私が、8年前にニュージーランドに来た頃は、Telecom NZとBell Southと言う2社が携帯電話通信事業を行っていました。
直ぐに、Bell Southは、Vodafoneに変わりました。
2006年つまり来年からニュージーランドの携帯電話の通話料金を下げると言っていました。
それとニュージーランドの携帯電話で特記すべき事がテキストメッセージです。
テキストメッセージとは、携帯同士のE-mailのようですがE-mailとはちょっと違います。
海外、例えば日本のPCのアドレスにE-mailを打てません。
ニュージーランドにも携帯電話のE-mailがあるのですが殆ど使っている人が居ません。
その代わりにテキストメッセージを使っています。
日本とは、かなり事情が違うので日本に居る人は良く感覚が掴めないと思います。
テレビでも言っていましたが、ニュージーランドは、携帯の世界で5年から10年他の先進国より遅れていると言う事です。
携帯で5年から10年と言うと普通の歴史では100年くらいに相当するかも知れません。
それ程遅れています。
また、携帯電話機も凄く高いです。
これからニュージーランドへ来る方に憶えておいて欲しいですが、日本はITに於ける超先進国と言う事です。
日本に比べるとニュージーランドは、ずっと後れて居ます。
ニュージーランドを先進国だと思わないで来た方が無難だと思います。
ニュージーランドは、先進国だと言うイメージを抱いて日本から来るとびっくりしますので予め心の準備をしてきて下さい。
遅れていると言う事は、良い事も沢山ありますよ。
あんまりがっかりしないで下さいね。
明日と言う日があなたに取りまして充実した月曜日になる事を願っています。
平成17年11月19日(土) 11:59pm(NZ時間)
■ 酒は、18歳になってから ■
おばんですみなさん。
今日は、とても良い天気でした。
一度も雨が降りませんでした。
ニュージーランドでは、未成年が酒や煙草するのは、禁止されています。
未成年とは、17歳以下です。
成人とは、18歳以上です。
18歳の男女が酒を飲むことは合法です。
日本では、二十歳ですね。
でもニュージーランドでは、18歳です。
私が子供の頃、良くとうさんに煙草を買いに行かされました。
日本では子供でも高校生でもおじいちゃんでもおばさんでも煙草を買えました。
自動販売機も路傍に置いてあります。
今は、どうでしょう?
今は、厳しくなったでしょうか?
私は、最近の日本が分かりません。
でもニュージーランドでは、25歳前後に見える人間は、身分証明書の提示を求められます。
18歳から酒と煙草は、やれるのですが18歳で区切らずに、25歳で区切っています。
人の人相から年齢を判断するのは難しいですから、安全の為に幅を持たせています。
老けて見える人間でしたら、17歳でも25歳に見えるかも知れないからです。
日本人と言うか東洋人と言うか黄色人種(モンゴロイド)は、白人(コーケィージァン)より若く見えます。
ですから、30歳を超えている日本人のおにいさんでもスーパーへ行きビールやワインを買おうとしたら身分証明書の提示を求められる事が頻繁にあります。
私は、その生き証人を実際に知っています。
それ程、未成年への酒と煙草の販売は、厳しく規制されています。
若し、身分証明書の提示を求めずに未成年に酒や煙草を売りそれが発覚した場合は、きちんと罰せられます。
ですから、私はスーパーでアルコール類を買うときは、いつでも身分証明書を出せるように用意しています。
然し、私は、未だ嘗て一度も身分証明書(ID = Identification)の提示を求められた事がありません。
何故でせう・・?
理由は、分かりません。
ある時、スーパーの店員が求めても居ないIDをこちらから突き出したことがあります。
そうするとレジのねえちゃんが、戸惑った表情をして い・・いえ あなたはIDを出さなくても結構です と言われました。
人間30近くなると、25歳には見えないかも知れないですね。
ちょっと寂しい気がする今日この頃です。
今宵があなたに取りまして素敵な土曜の夜になる事を願っています。
平成17年11月18日(金) 11:59pm(NZ時間)
■ 2011年ラグビーワールドカップ開催地 ■
おばんですみなさん。
今日のオークランドは、良い天気でした。
今日のニュージーランドのテレビは、2011年ワールドカップラグビー開催候補決定戦で騒いでいました。
日本と競ってニュージーランドが勝ちました。
日本vsニュージーランドでした。
日本は負けました。
日本のラグビーの実力が低すぎると言うのも敗因の一つだったようです。
まぁ、仕方ないですね。
でもニュージーランドって凄いですね。
人口がたった400万人の国でラグビーの実力が世界のトップクラスです。
何度も世界一になっています。
一体これはどういうことでせう?
野性的(ハイカラな言葉で言うとワイルド)なんでKiwiにぴったりなのかもしれません。
でもラグビーと言うのは、サッカーに比べると人気が落ちますね。
世界のスポーツと言えばやはりサッカーです。
だから競争が激しい。
日本なんかサッカーのワールドカップに出たのがつい最近の事です。
ところがラグビーの場合は、日本は常連です。
他のアジアの国では余りラグビーが盛んでないからです。
2011年のラグビーワールドカップがニュージーランドで開催される時、私がまだ居たら、日本vsニュージーランドの試合を見たいです。
そして日本が間違ってニュージーランドに勝って欲しいです。
おやすみなさい。
PS.
ラグビー選手のことを英語では、Rugby Playerと言います。
ところが日本ではラガーマンと言います。
ラガーマンと英語で言っても意味が通じません。
さてここで問題です。
どうして日本ではRugby Playerの事をラガーマンというのでせうか?
ラガービールが好きだから・・?
正解者の方には、豪華商品を用意しておりますのでふるってご応募下さい(conditions apply)。
平成17年11月17日(木) 11:59pm(NZ時間)
■ 自然なる感情の発露 ■
おばんですみなさん。
今日のオークランドは、曇り時々雨そして少しお天道様も出ていました。
紀宮様が結婚されたんですね。
昨日、ニュージーランドのテレビニュースでも報道していました。
お相手は、黒田慶樹さんとおっしゃるようですが、福岡黒田藩の方でしょうね、きっと。
黒田清隆のご子孫でしょう。
若し、私の推測が間違っていたら教えて下さいね?
日本の旧華族と言われる人々も今でもきちんと生きているのでしょうね。
それにしても華族って変な名称ですね。
どうして貴族と言わなかったのでしょうか?
幕末の大名や公家や尊皇攘夷派で活躍した人達が華族になったようです。
佐幕派でも格の高い武士は、華族になったかも知れません。
公侯伯子男と言う序列で爵位がありました。
それが華族です。
華族と呼ばれる人達は、国家から手当てが出ていました。
普通の武士階級は、士族になりましたが、士族には国家から手当てが無かったでしょうね。
当初は、出ていて途中で打ち切りになったと思いますが私の記憶も定かではありません。
これは言ってはいけないことですが、日本の天皇家は、2度断絶したと言う事です。
万世一系と言う事になってますから戦前にこんな事を言ったら直ぐ官憲にしょっ引かれて拷問にかけられたと思います。
それにしても今までずっと天皇家が続いてきたと言う事は、この地球上では驚異的な事です。
物事を合理的に理詰めで考える人たち、所謂リベラルといわれる人達は皇室の存在を非難します。
共産党等はその典型です。
でも日本の天皇家ほど貴重な家柄は無いと思います。
それは、法律や制度によって真似して作ろうと思っても作れるものではありません。
何故ならそこには長い歴史があるからです。
私は、そのような尊い存在を支持します。
この地球上にエンペラーと呼ばれる存在を残しているのは日本だけです。
これ程の貴重価値はどんなに努力しても出来るものではありません。
でもこれも否定する人間にとっては意図も簡単に否定されます。
皇室を支持するかどうかと言うのは理屈ではありません。
それは自然なる感情の発露です。
ですから議論しても意味の無い事です。
多くの日本人が天皇家を支持していればそれで良いのです。
自然なる感情の発露と言うのは夫々の人間の体質に根ざしていると思います。
巨人が好きか阪神が好きかと言うような問題と同じです。
それは理屈でいくら議論しても意味無い事です。
好きなら好き、ただそれだけの事なのです。
世の中には、議論してもどうしようもない事が結構あります。
然し、人はそれを議論して自分の正当性を認めさせようとします。
そうなると血みどろの戦いになる。
宗教とか思想も同じです。
昔、ドイツで宗教戦争がありました。
30年戦争と言われています。
あれなども同じ事です。
カトリックが良いかプロテスタントが良いか夫々の個人が勝手に決める事なのに自分たちの正当性を主張したので、お互いがへとへとになるまで殺し合いを続けました。
そして結局、収拾がつかずでも、もう人殺しは嫌だとなって話をまとめようとしたら、領主の宗教は領民の宗教となりました。
そんな結論が出るなら30年間も何の為に殺戮を繰り返してきたかとなります。
何が好きかと言う自然なる感情の発露がその根底にある考えは、争ってはいけないと思います。
また、他人の好みを批判してもいけない。
他人の好みを否定する事は、自分の好みを否定されても致し方ないとなります。
ですから人の好みには口出ししないで自分の好みだけに集中すれば良い。
でも人と言うのはどうしてもそこに屁理屈を付けたがる。
そして他人の好みを否定する。
そして殺し合いを始める。
人の好みや嗜好と言うのは、その人間の体質に根ざしているのでそれは説明のしようがありません。
心理学者なら説明できるのかも知れませんが、一般的には簡単に説明出来ない。
でも人の好みや嗜好にあれこれ口出しするお節介な人は、必ず居ます。
好みや嗜好は、押し付けられたり否定されたりしたらとても気分を害するのが人間です。
その人間の根源的な体質から発露している感情なのでそれが否定されたりけなされるとその人間そのものが否定されたように感じるのかも知れません。
ですからその辺は、割り切りましょうね。
おやすみなさい。
平成17年11月16日(水) 11:59pm(NZ時間)
■ 死ぬまで日本人 ■
おばんですみなさん。
今日は、良い天気でした。
良い天気と言うのは、雨が降らずお天道様が出ている天気です。
熱帯雨林気候や砂漠地帯では、良い天気と言うのは晴天の事じゃありません。
曇りが良い天気とか。
砂漠じゃ、雨が良い天気かも知れませんね。
私は、この1年くらいテレビを全く見ない生活をして来ました。
新聞も読まず、たまにNZ Heraldのホームページを読むだけでした。
こちらで発行されている日本語雑誌なども殆ど読んでいませんでした。
HPを読むのが嫌いだと言いつついつの間にか、HP依存体質になりつつあるようです。
でもここ数日TVをたまに見ます。
ニュージーランドのテレビには、些細な社会問題などを取り上げる番組があります。
今日もFair Goと言う番組がありました。
今日は、Warehouseと言う廉価量販店でフライパンを買って、腹を火傷した男性が出ていました。
火傷の跡をTVで見せていましたが、殆ど分からないほどの軽い傷跡でした。
原因は、良く分かりませんでしたが、Back fireと言っていたので、フライパンから料理をしている人に火が飛んだのだと思います。
たった一人の人の苦情がTVに取り上げられて、Warehouseの責任者も出演して弁解しているのです。
全て実名で顔ももろだしです。
このような消費者の小さな声を社会的問題として取り上げるのは、興味深いです。
ニュージーランド全国で問題になっているなら話は分かりますが、たった一人の消費者の苦情です。
1年位前は、Farmersと言う大型店で家具を買った人がいつまで経っても品物が届かないと言う苦情を取り上げていました。
消費者も店もどちらもTVに出て自己主張します。
TVは、常に消費者の味方のようです。
生産者側或いは供給者側が明らかに悪いと思う場合も、責任者がTVに出てきて全く悪びれることなく正々堂々と言い訳します。
或いは、これこれの対策を取ったので今後はこのような問題を起こさないと弁明したりします。
言うまでもありませんが、済みませんとか申し訳ございませんなどとは勿論言いません。
彼らを見ていて不思議に思うのは、全く良心の呵責も無く、後ろめたさも、申し訳ないと言う様な気持ちも、微塵も無い事です。
あれは、日本人にはちょっと真似出来ないと思います。
常に自己主張し、自己正当性を追求して生きてきた証かも知れません。
自分に落ち度が無かったかと常に自分を責める体勢を築く国民性とはちょっと違いますね。
自分の落ち度があったにしてもそんな事は、おくびにも出さず、自分の正しかった箇所と相手の悪かった箇所のみを探求する姿勢かも知れません。
中々真似出来ないことだと思います。
私は、今若いですが昔はもっと若かったです。
その昔、シンガポールと言う国に約5年弱居ました。
そしてニュージーランドには、8年以上居ます。
どの国に居ても現地化する部分といつまで経っても日本人のままで居る部分があります。
外国に長くいるとどうしても現地に慣れ染まってきます。
それが当然でそうじゃないと生きていけないと思います。
でも死ぬまで抜けない日本人の体質もあります。
また、それも無いと困るような気もします。
今宵があなたに取りまして素敵な水曜の夜になる事を願っています。
平成17年11月15日(火) 11:59pm(NZ時間)
■ 私の友人 Berners-Lee博士 ■
おばんですみなさん。
今日は、雨が降りませんでした。
そして明日は、快晴のようです。
私は、今日初めて蝉の声を聞きました。
今期の夏(暦の上ではまだ春なれど)になって初めての事です。
暦の上での夏は、12月からです。
ニュージーランドの12月は、日本の6月に相当します。
正確に言うと南半球の12月は、北半球の6月に相当します。
昨日、今日と「ニュージーランドの歴史」、「ニュージーランドの経済」と言うキーワードでのアクセスが急に増えています。
きっとまた、日本のテレビでニュージーランドが紹介されたんでしょうね。
そして不思議なことにそれは、MSNから来ています。
何故YahooとGoogleじゃないのか・・?
不思議で調べましたら、
Yahoo Japanで「ニュージーランドの歴史」、「ニュージーランドの経済」を調べたら何とこのHPは、番外でした。
でもGoogle Japanですとどちらも1位でした。
それなのに圧倒的にMSNから来ている。
どうも解せません。
因みにMSNでは、「ニュージーランドの歴史」を調べるとこのHPは、2位、「ニュージーランドの経済」ですと3位です。
それにしても更に不思議なのは、多少でも検索に慣れている人なら「ニュージーランド 歴史」、「ニュージーランド 経済」と言うように空白(ハイカラな言葉で言うとスペース)を入れて2語で検索すると思うのですが、如何でしょうか?
若し、あなたが検索するとしたら「ニュージーランドの歴史」とか「ニュージーランドの経済」と言うように1語で検索しますか?
それは良いとして何故MSNなのか?
何故Googleじゃないのか?
それが不思議でなりません。
良く言われるのは、余りインターネットに慣れていない人は、Yahooを使い、少し慣れている人はGoogleを使うと言われています。
世界では、Googleの利用率が殆どの国で1位らしいです。
でも日本は、例外でYahooが圧倒的に1位らしいです。
このHPに来る人の約8割が検索エンジンから来ます。
約1割5分が常連客でお気に入りで来ます。
「ニュージーランド」と言うキーワードで検索して来る人が圧倒的に多いです。
そして検索エンジンの内訳は、50~60%がYahooです。
30~40%がGoogleです。
MSNは、不思議な検索エンジンでこのHPは、番外です(本当は100位、でもMSNは変動が激しく安定しない)。
MSNの割合が増えると必然的にYahooとGoogleの割合が減りますが、来訪者数(ハイカラな言葉で言うとアクセス数)の総数が増えます。
つまりYahooとGoogleから来る人の数は、大体安定しているのですが、MSNが急に伸びたり、パタッと止まったりと実に不思議なエンジンです。
でもMSN、つまりMicrosoftと言うのは、革命を起こしましたね。
Bill Gatesは、ハードを作らないでソフトだけでパソコンを一般家庭まで普及させてしまいました。
これは驚くべきことです。
将に革命です。
10年位前までは、パソコンと言えば会社で業務用に使うと相場が決まっていました。
勿論、オタクは、別ですが。
それが、インターネットの普及と共に今や殆どの家庭にパソコンがあります。
インターネットの普及は、Netscape社の開発したNetscape Navigatorの成功が大きかったですが、MSNはそれをもぎ取るように奪ってしまいました。
Internet Explorerです。
元々インターネットは、スイスのジュネーブにある欧州素粒子物理研究所(CERN)に勤務していた、Tim Berners-Lee博士が考案しました。
1989年の事です。
この人は、オックスフォード大学出身の物理学博士です。
その発想の源は、膨大な学術資料の文章から文章へ一気に飛べるようにしたいと考えた事です。
つまりHyper Textです。
Hyperと言うのは、「超」とか「過度の」と言う意味です。
Textとは言うまでも無く文書の事です(でもDocumentやSentenceとどう違うのかと聞かれると困るな・・ 「文」と言うと一番ぴったりかも)。
Hyper Textでつまり一気に他の文章にジャンプする事、所謂リンクの事です。
それがHyper Text Markup Language = HTMLです。
Markupとは印をつけると言う意味でLanguageは、言語です。
つまり文章の中のある部分に印をつけておいてそこをクリックすると他の文章へリンクする言語がHTMLです。
実に解り易い説明ですね。
普通本を読むとこのように分かり易く説明してくれません。
本と言うのは、読んだ人が迷うように分からないように書いているのかと私はいつも不思議に思います。
本を書く人は、専門家ですから彼らの頭の中は、一般人と違います。
専門知識が充満していて、一般人がどのように分からなくてどのように説明すれば分かるかと言う事が分かっていない専門家が多いと思います。
ですから、専門家が書く本は、自分だけが分かっている事が多いです。
一般人に分かってもらおうと言う配慮も欠けますし、自分が分かりすぎている事は、他人も分かっていると錯覚する事がある。
実は、私も良くこの過ちを犯すので理解できます。
私は、何の専門家でもなくただ何となく生きている若者です。
ですが自分が頻繁に接している事柄は、余りにも当たり前になって普通の人が分からないと言う事を忘れてしまう事があります。
それであっいけないと思い説明します。
でもあっいけないと気づいた場合は良いのですが気づかないとやばいです。
今宵があなたに取りまして素敵な火曜の夜になる事を願っています。
平成17年11月14日(月) 11:59pm(NZ時間)
■ 中国人留学生をもっと! ■
おばんですみなさん。
今日のオークランドも、曇りと雨でした。
結構涼しかったです。
夏になる前の準備体操の段階かも知れません。
我らがWinston Petersは、外務大臣になりました。
これは、以前もお話したのでご存知の通りです。
彼は、今日APEC会議の為、釜山入りしました。
今の政権になってから彼の初めての海外での仕事です。
そこで彼は、中国人学生の数がニュージーランドで減少しているのを憂慮していると語りました。
さすがです。
今まで移民反対、特にアジア人を目の敵にしてきた我らがWinston Petersが外務大臣になってのお言葉です。
この変わり身の早さ、さすがとしか言いようがありません。
間違って首相になったら何て言いだすのか、その可能性を推測する時、悪寒が走ります。
中国人の留学生は、良いから日本人なら誰でも無条件で永住権を認可すると言って欲しいね。
英語の壁を取っ払い、資格や学歴や年齢や職歴や技術の壁を取っ払い日本人なら誰でもビザを認可すると言って欲しい。
そうすれば、必ずニュージーランドの経済は上向き、ニュージーランドは発展する。
間違いない!
んだ!
おやすみなさい。
平成17年11月13日(日) 11:59pm(NZ時間)
■ ニュージーランドバブル ■
おばんですみなさん。
今日のオークランドは、曇りと雨でしたが蒸して暑かったです。
夕方結構大雨になりましたが、雨の後、急に涼しくなりました。
私のインターネット上の知り合いが居ます。
このHPの常連さんです。
彼は、カナダに半年居てその後、オークランドさ来ました。
私は、今日彼に会いました。
彼の話によるとオークランドは、カナダのヴァンクーバーに比べると物価が3割くらい高く感じると言う事です。
勿論3割と言う数字は、正確なそれではありません。
感覚(ハイカラな言葉で言うとフィーリング)で言っている数字です。
でもヴァンクーバーよりオークランドの物価の方が間違いなく高いようです。
肉にしても家賃にしてほぼ全面的にオークランドの方が高いと言う事です。
やはりNZ$1 ≒ ¥80と言うのは行き過ぎた料率(ハイカラな言葉で言うとレート)のようです。
私がニュージーランドに始めてきた頃、1997年当時からニュージーランドは、もう安い国ではないと言われていました。
でもその当時は、まだ安く感じました。
それが今や・・・。
然し、怖いのは人の思い込みです。
日本に居る人は、ニュージーランドの物価は安いと頭から思い込んでいます。
確かにNZ$1 = ¥50だった2000年頃とか、或いは、ニュージーランドに東洋人が押し寄せて来る前は、安い国だったと思います。
然し、その思い込みはもう完全に通用しません。
このままで行くとニュージーランド人気は、落ち込むと思います。
観光客も減り、移民も減り、ニュージーランドドルも下落し、不動産も下落すると思います。
そのピークは、いつか?
今では無いかと私は思います。
但し、ニュージーランドドル金利が今とても高い水準ですので海外からお金がバンバンニュージーランドに入ってきます。
それがどこまでニュージーランドの好景気を支えきれるか?
現在のNZ$金利が続けば、まだしばらくニュージーランドバブルは、横ばいで続くと思いますがその後は、下ると思います。
明日から急降下と言う事は無いはずですが、近い将来充分ありうると思います。
その時に向けて何かやっておいたら大儲けできるかな?
今宵があなたに取りまして素敵な日曜の夜になる事を願っています。
平成17年11月12日(土) 11:59pm(NZ時間)
■ 科挙制度 ■
おばんですみなさん。
今日のオークランドは、寒かったです。
昨日、一昨日と暑く夏でしたが今日は、春の初めのようです。
小雨と曇りでした。
やはりオークランドは、期待を裏切りません。
きちんと奈落の底へ突き落としてくれます。
桓武天皇は、8世紀末呪われた都、平城京(奈良)を捨てた。
そして平安京(京都)へ遷都した。
ついでに軍隊も廃止した。
余りにもおぞましい殺戮、血で血を洗う身内同士の戦いを繰り返してきた末、もう殺し合いはこりごりだと思ったのでしょう。
そして約400年後に武士に天下を奪われました。
武士は、元々武装農民でした(但し武士の棟梁は天皇家出身の源氏と平家)。
自分たちの農地を自衛するために武装しました。
天皇家と公家たちは、平安京で平安を祈願する為に詩を詠いその日々を過ごしました。
人殺しはもう嫌だ、戦(いくさ)はもう嫌だと言う平和を願う一念です。
然し、現実には人は人を殺し、人は人のものを盗む。
武士は、常にそれに対応する体制を整えていた。
武士は、現実的で公家は、非現実的でした。
平和を願う気持ちその一念のみで毎日蹴鞠や歌詠みに明け暮れる生活それが公家の生活でした。
戊辰戦争が終わり、明治となりました。
日本は植民地にされる恐怖に直面する毎日でした。
脅威はロシアでした。
ロシアは、朝鮮半島を狙い、その次は、我が祖国日本でした。
不凍港を確保し、アジアへの勢力拡大を狙っていました。
ロシアの港は、冬になると氷に閉ざされます。
軍艦も出動出来ませんでした。
道東でも冬になると海は、流氷に覆われます。
冬でも凍らない港がロシアのアジア進出の為には必要不可欠でした。
そして日露戦争です。
ロシアは、はるばるバルト海からバルチック艦隊を移動させました。
半端な距離じゃない長旅を経て日本海で日本海軍と戦いました。
そしてバルチック艦隊は、壊滅しました。
日本は、かろうじて形の上では勝った体裁をとることが出来ました。
日露戦争を戦ったのは、主に武士達でした。
日露戦争の1904年と言う年代は、勿論明治です。
ちょんまげと刀を差した武士のいでたちはもうありませんでしたが、本物の武士達が日露戦争を指揮し戦いました。
姿かたちは現代人の様であっても、中身は正真正銘の武士達でした。
大山巌、東郷平八郎は、いずれも薩摩藩士です。
大山巌は、西郷吉之助(隆盛)の従兄弟です。
乃木希典は、長州藩士です。
中国から儒教を輸入しながらも良いとこ取りして、武士にとって都合の悪い科挙制度と宦官制度を排斥し武士達は不合理な世襲制度を堅持しました。
結果としてこの不合理な世襲制度である武士達が日本を救いました。
と思った矢先、科挙制度でのし上がってきた軍人達が日本を壊滅状態に導きました。
言うまでも無く科挙制度などと言う名称ではなく要するに学校の試験で陸軍大学や海軍大学を出た当時の超エリート達です。
戦前の陸軍大学や海軍大学は、東大よりもランクは、上だったそうです。
どうも日本を陥れるのはいつも彼らのようです。
つまり日本の超一流大学を出た超エリート達です。
根本的なところで戦略的ミスを犯す。
それが日本の学校エリート達です。
それもそんじょそこらの一流ではなく最高水準の超エリートです。
日本では超難関の科挙制度を通過してきたエリートの質が劣り、平民の質が高いようです。
エリートは、勿論平民よりずっと頭が良く賢いのですがそれは、お勉強の世界の話です。
然し、他国のエリートと比較すると日本のエリートは、根本的な戦術でミスを犯す可能性が大きい。
日本のエリートの質が劣ると言うのは、西欧のエリートと比較しての話です。
西欧と日本の国民水準を比較すると日本のエリートは質が悪いが平民はかなりその質が高いと思います。
恐らく科挙制度では、決まりきった形式によってしかその能力を評価できない為だと思います。
答えがもう既に出ている問題しか取り組まないからでは無いかと推測します。
それでも超難関の科挙制度を突破するのですから常人と比較すると、それは恐ろしいほどの能力の持ち主ばかりです。
然し、変則的問題や過去に例の無い問題を考える力が無い。
これは我々日本人全般に言えることですが、国家の中枢の行政府の幹部がそれでは困る。
科挙制度と言う公平で公正な制度が日本を破滅に導きました。
世襲制度と言う不公平で不合理な制度が武士階級を維持し日本を救いました。
実に逆説的現象です。
早くから科挙制度を考案し制度として採り入れていた本家本元の中国(当時は清)は、19世紀に西欧列強が押し寄せてきた時、全く歯が立ちませんでした。
中国では超優秀で高い志を持った人間が、公正で公平な科挙制度に合格して官場と言われる役人の世界に入ると皆腐敗し堕落すると言われていたらしいです。
個人の意志では如何とも抗し難い雰囲気がそこには流れていたのだと思います。
どんよりと澱んだ水のような印象を私は持ちます。
今更、科挙制度(公務員試験)を世襲制に代える訳にもいきませんね。
150年前と現在では、政治形態も仕組みも全く違います。
ですから過去は、教訓としてみる事は出来るがそれを実際にどのようにするかは、別問題。
一体どうしたら良いのでせう・・?
フランスも科挙制度に強度に依存している中央集権国家らしいです。
フランスは、日本と良く似た面があるようですが、彼の国には大統領が居るので、日本とは全然違う。
アメリカは、大統領が変わると、役人もかなり変わるらしいです。
一般職員は、別として、課長、局長クラスの首も据え代える事もあると言う話です。
課長、局長が全員入れ替わる訳ではないと思いますが、それでも日本とは、全く違い役人天国ではありません。
それではニュージーランドではどうでせう・・?
あれ、良く考えたら、全然知らない。
世界の大きな国の話は、良く本などで紹介されるので多少知っていても、ニュージーランドの役人の事は全く知りませんでした。
機会があったら調べてみたいです。
おやすみなさい。
平成17年11月11日(金) 11:59pm(NZ時間)
■ 鉗口令(かんこうれい) ■
おばんですみなさん。
今日のオークランドは、夏でした。
ニュージーランドにも夏が来たようです。
と思っているとまた奈落の底へ突き落とされるこの繰り返しです。
今は11月ですから北半球で言うと5月に相当します。
風薫る5月です。
北海道の道東で言うならまだまだ寒い時期ですが、オークランドは、赤道で折り返すと日本の関東辺りに位置するらしいですからそろそろ暑くなっても不思議ではありません。
やはり日本の体質は永遠に不滅ですね。
日本のある大手企業が社会的問題を起こしたらしいです。
それがマスコミに取り上げられ政府から叩かれました。
それでその会社は、従業員に禁酒令を出し、鉗口令(かんこうれい)まで出したそうです。
鉗口令とは、話す事を禁止する事です。
戦前の日本ではあったかも知れません。
江戸時代にはあったと思います。
そして更に驚くべきことは、従業員はそれに納得している事です。
組織を守る為に憲法違反の鉗口令や禁酒令に従うその姿勢です。
このような日本人の体質は、何を物語るかと言うと、いつでも戦前の暗黒時代に逆戻り可能な体勢を維持していると言う事です。
戦前にいつでも戻れるように準備(ハイカラな言葉で言うとスタンバイ)しているのです。
国防婦人会や隣組は、未だに健在と言う事です。
今は、その姿をはっきりと見せていないだけです。
国防婦人会とか隣組と言うのは戦前に実在した組織です。
国民が国民を監視してチクリつるし上げる組織です。
勿論、大義名分は他にあった筈ですが、その実態はパーマを掛けた女性が居たらくそみそにけなし、派手な着物を着た人間が居たらボロカスに言い、逢引(ハイカラな言葉で言うとデート)をしている男女を見つけたら罵倒する民間秘密警察のような役目を果たしていました。
実に恐ろしい事です。
全体主義を国民の一人一人まで徹底させる為に考案された仕組みです。
やはり日本人は、全体主義が大好きな国民です。
その体質は永遠に不滅です。
それが良い方向へ向かった時、恐ろしい威力を発揮する。
それが悪い方向へ向かった時、恐ろしく悲惨な状況を招く。
私は、日本に対してこよなく愛着心を持っています。
愛国心と言っても良いと思います。
然し、日本が戦争を起こしたとしても神風特攻隊で死ねと言われても死ぬ気は無い。
何故ならあんな馬鹿な上層部が下した命令には従えない。
死ぬなら自分たちから先に死ねと言いたい。
その前に戦闘機乗りの試験に落ちるべな。
それじゃ、人間魚雷か?
いや、それも資質を疑われて落ちる。
それじゃ死ねと言う命令が私には来ないか?
こうあって欲しいと願う事と現実は常に違う。
人種差別は良くない、いけないとは誰もが言う。
人種差別は無くなって欲しいと願う。
然し、人種差別は、現実に余りにも厳然とある。
人種差別は、あって欲しくないからといって、人種差別と言う現実をあたかも無いかのように否定する事は間違い。
現実に存在する事を認めることが先決。
人種差別は、存在すると言うことさえ許さない人が居る。
こうあって欲しいという願いと、現実はこうだと言う見方を分けて考えるべきだ。
今宵があなたに取りまして素晴らしき金曜の夜になる事を願っています。
平成17年11月10日(木) 11:59pm(NZ時間)
■ ニュージーランドの日本食 ■
おばんですみなさん。
今日は、暑かったです。
ほぼ快晴に近い天気でした。
最近は、かなり夏らしくなってきました。
オークランドも遂に本気を出してきたのかもしれません。
昨日、Cityさ行った話をしましたが、どこさ行ったかと言うと、某日本食料理店(ハイカラな言葉で言うとレストラン)さ行きました。
そこは、何と英国人がオーナーの日本食です。
店内は高級感が出ていました。
板前は、外人(白人)ばかり。
値段は、高い。
味は、日本食とは程遠い。
しかし・・・
店内はほぼ満杯でした!
ラーメン1杯が$15前後するのにKiwi達が昼ごはんを食べに来ていました。
やり方によって店はこんなに繁盛するのかと驚きました。
高値設定で店内の造りは、高級感はあるもののあんな味でラーメンが$15とは驚きです。
日本人なら受けないであろう経営が外人の感性で受けているのです。
数日前に書いたSt. Pierres Sushiと似た発想かも知れません。
一般的に言われる事はChineseの客が多いと利益率が下がると言う事です。
何故ならば彼らは酒を飲まないからです。
Kiwiと日本人は、酒を飲みます。
酒は、収益率が高いです。
ですから料理店(ハイカラな言葉で言うとレストラン)をやるならばKiwiが来るようにすべきです。
価格を安くして量を多くして美味しいとChineseが殺到します。
そして数十人で押しかけてきて、何時間も居座り酒を飲まないで食べるだけで単価が安くなり収益率が下がります。
ですから単価を高くしてもお客さんが来るようにしないと料理店はやっていけないようですね。
それにしても不思議なのは英国人がやっている日本食料理店です。
日本では、日本人がやっているフランス料理やイタリア料理や中華料理など色々あります。
然し、日本人の場合は、本家を超えるほどに腕を磨いている事が多いです。
そして日本人の板前(ハイカラな言葉で言うとシェフ)が西洋料理を作っていても美味しいです。
これは相当画期的なことです。
その逆はありえません。
つまり外人が日本食を作って本家の日本を超えると言う事はまず無いと思って間違いないです。
然し、日本食と言うブランドはその地位を確立しています。
柔道が日本人だけの武道ではなく世界のそれになったように日本食も外人の食事になりつつあるのかもしれません。
でも本家の本当の味を知っていて欲しいですね。
日本人の板前が西欧料理の本家を超えるような美味しい料理を作るように西欧人が日本人を超える美味しい日本食を作って欲しいと思います。
でも、アメリカのミネソタで食べたあの酷い日本食の味は、忘れられないね。
どうしてあそこまでまずい料理をして日本食料理店をやりたいのかその気が知れない。
一般的に言えることは日本食なら単価が高くてもお客さんは納得するそうです。
その他のアジアの料理には高い金を払わないようです。
日本食即ち高いと言う相場が設定されているんですね。
ドイツ車イコール高いと言うイメージと同じです。
安物イメージよりも高級イメージの方が良いですね。
おやすみなさい。
平成17年11月09日(水) 11:59pm(NZ時間)
■ ニュージーランドの車検 Part II ■
おばんですみなさん。
今日は、暑かったです。
曇り空なんですが暑いんです。
最近は、ちょっと湿度が高いですね。
一体どうしたんでせう?
私は、今日性懲りも無くまた同じ車両整備工場さ約束どおり朝電話して予約しました。
11時に行くと言いました。
約束どおりに行って本当に車検をしてくれるのかと聞いたら今度は絶対大丈夫とのお言葉・・。
どのくらいで車検が終わるか聞いたら5~10分くらいとの事。
勿論こんな事は嘘に決まっていますから信じていません。
でも信じた振りをしてあぁ~そうですか、それじゃ伺いますと言って本当に行きました。
そして、行きました、約束の時間11時を少し過ぎて11時5分頃に目的地に着きました。
すると整備工場の親方は居ない。
それで労働者のおにいさんにお願いしました。
要するにこの整備工場は、政府公認の整備工場ではなくて外注しているんです。
実際にWOFをする整備工場は、隣にありました。
そして待つこと約20分。
本当に車検が終わりました。
特に難癖を付けられる事も無く、部品交換も無く、最低料金で終わりました。
最新式の超高級車ですから当たり前と言えば当たり前ですが。
でも、5~10分で終わると言うのは勿論嘘だと分かっていたので信じていませんでしたが20分で終わるとは思いませんでした。
でも一応形だけは点検していました。
ブレーキランプが点くかどうかとかそんなありきたりの点検です。
そして郵便局へ行き、車両税(Licence fee)を払い漸く車検が終了しました!
今日は祝宴を上げねばならないと思います。
これから宴を催しますので参加ご希望の方はご自由にどうぞ。
お金は一切頂きません。
飲み食いは、完全主催者持ち(ハイカラな言葉で言うとホスト)です。
でもホストと言う言葉は、マジにハイカラな言葉ですね。
誤解する主婦の方がいらしたらいけないので参考の為に言いますが、Host = ホスト は有閑マダムのお相手をする飲み屋のにいちゃんの事じゃありません。
有閑マダムと言う言葉もこれまた何と言うかひとくされすべきかも知れませんが止めときます。
有閑マダムのお相手をする飲み屋のにいちゃんもホストには違いありませんが、一般的にホストと言えば、主催者の事で男性名詞です。
主催者の女性名詞がホステスです。
英語で Host, Hostessと言う場合はそんな意味になります。
日本で使われているホスト、ホステスと言う用法、つまり飲み屋のにいちゃん、ねえちゃんと言うのも間違いではないかも知れませんが一般的用法ではありません。
Hostに対する、一番ぴったりと来る日本語は、まぁ亭主とか主人でしょうね。
奥さんが旦那の事を言う場合の主人は、Hostとは言えないな。
何はともあれ、ホスト、ホステスと聞いて直ぐ飲み屋のにいちゃんとねえちゃんを想像するのは止めた方が良いです。
そして無事車検が終わり私は、Cityさ行きました。
Cityは、今まで136回ここで使っていますからその意味は、お分かりですね?
とは行かないんですね。
はい、このHPに来る方の83.6%は、初めての方です。
一回ぽっきりで終わる方、常連になる方、様々です。
常連の方にとっては、もう耳にたこが出来るくらい聞いたから止めてくれと言われます。
私の国の友達には実際にそう言われました。
でも初めての方には初耳なんです。
Cityは、街の中心地と言う意味です。
アメリカ語では、ダウンタウンに相当すると思います。
昔、織田信長が関所を廃止して市が栄えました。
あれと通じます。
つまりマーケット = 市場 が集まる街のことがCityです。
札幌で言うと、狸小路とか駅前の辺りかもしれません。
狸小路なんて古いなぁ~。
東京で言うと、余りにも繁華街が多すぎて該当地が絞りにくいですが丸の内近辺かも知れません。
でも官庁街イコール商店街とは違いますね。
そこまで突き詰めると意味が分からなくなりますが、最終的なCityは、事務所街(ハイカラな言葉で言うとオフィス街)と官庁街が同居しているような場所だと思います。
でもそれじゃ、本来の意味であった、市場街 = Market Place とまたかけ離れてきますね。
要するに分かりません。
おやすみなさい。
平成17年11月08日(火) 11:59pm(NZ時間)
■ ニュージーランドの車検 ■
おばんですみなさん。
今日は、ずっとどんよりと重っ苦しい雲が天を覆っていました。
そしてオークランドにしては、珍しく結構蒸していました。
と言っても内地のあの異常な蒸し方とは比較になりません。
雨もほんの少しパラパラと降りました。
ノースでは降りましたがCityではどうでしたか?
私は、今日車の車検(WOF = Warrant of Fitness)を受ける為、整備工場へ行きました。
私の知り合いから紹介された整備工場です。
今回初めて利用しますが、ノースの私の家から比較的近いところにあります。
凄く安いと聞いていましたが、世間一般の相場と大して変わらず、$40と言う事です。
事前に電話して予約を取って時間どおりに行きました。
そしてエンジンオイルとフィルターも交換して合計$94+GSTと言われました。
1時間くらいで終わると言われました。
終わったら私の携帯に電話してくれと頼みました。
私は、車を整備工場に置いて、歩いて近くの銀行さ行き用を足しました。
途中マックにより、フィレオーフィッシュコンボをスプライトで店内で食べました。
5ドル数十セントでした。
丁度1時間くらい経ちました。
終わったと言う電話は、ありませんでしたが、整備工場へ行きました。
かなり歩きました。
そしたら、まだ終わっていませんでした。
と言うか、車検を頼んでいた隣の車検場のおっさんが雲隠れして捕まらないと言う事で何がなんだか分かりませんが到底無理だと悟りました。
まぁ、この位は、当たり前だのクラッカーです。
私は、腹も立たず、苛立ちもせずどうしようかと思案に暮れ結局車検をしないまま車を引き取り家に戻りました。
こんな事で腹を立てて相手を責めても何の解決にもなりません。
このような試練を私は、今まで幾星霜経てきた事か・・・
ニュージーランドで生活が始まったその瞬間からこんなことの繰り返しです。
その辺は「ニュージーランドへの道」でも多少お分かりいただけると思います。
相手は勿論済みませんでしたなどとは決して言いません。
参考までに言いますと、ニュージーランドの車検は、整備と税金の2本立てです。
整備が終わるとオンラインで関係組織に伝わります。
そして税金を払います。
例えば、車検認定工場で私の車の車検(WOF)が完了したとしたらそこで直ぐ車検終了の入力がされます。
それが郵便局のデータベースと繋がっています。
そして郵便局へ行き税金を払います。
そして郵便局で有効期限のシールを貰います。
整備と税金の2種類のシールを車に貼って居ないとニュージーランドの道路を走る事は出来ません。
ディーゼルの場合は、更にもう一つ税金が発生します。
今宵があなたに取りまして素敵な火曜の夜になる事を願っています。
平成17年11月07日(月) 11:59pm(NZ時間)
■ 演説 ■
おばんですみなさん。
今日は、殆ど一日中雨でした。
雨が降ると殻の無いカタツムリが一杯出てきます。
殻付きのも居ますが、殻の無い気持ち悪い虫が一杯地上に出現します。
殻無しカタツムリをナメクジって言うのですか?
私の国には居なかったので、もう直ぐ30歳になると言うのに未だに知りません。
西洋人は、演説(ハイカラな言葉で言うとスピーチ)がとても上手です。
彼らは、学校で演説の練習をかなりやると言う事です。
人前で自分の意見を発表する練習です。
それでかなり鍛えられるようです。
何度も何度もそれを練習するのでしょう。
そして恐らくどのように話したら良いかとかどのように話したら駄目かとか先生が指導するのでしょう、きっと。
それ故に彼らは、人前で演説をするのがとても上手です。
我々日本人も学校の国語の時間に人前でお話しをする練習をしたかもしれませんがほんの数回でしょう、きっと。
少なくとも私は、余り憶えていない。
これでかなり決定的な差が出ると思います。
元々日本語は間合いが多く、滑らかさに欠ける様な印象を私は持っています。
そして言葉を一個一個選びながら話す。
そして途中でえぇ~と とか あのぅ~ とかを連発する。
それで途切れ途切れになり訳が分からなくなる。
それに反して英語の場合は、実に滑らかに彼らは話します。
切れ間が無く息もつかずに話しています。
一体どこで呼吸の間合いを入れているのかと私は、いつも不思議に思います。
今夜はこれにてごめん。
平成17年11月06日(日) 11:59pm(NZ時間)
■ 本音と建前 ■
おばんですみなさん。
今日は曇り時々晴れでした。
或いは晴れ時々曇りと言い換えても結構です。
雨は降りませんでした。
最近聞いた話です。
ニュージーランドのビザに深く係わっている専門家2人の話ですが、日本人は特にビザが降りやすいと言う事です。
勿論、法律的に日本人を優遇するなどとは謳っていません。
法律で明らかに優遇を謳われているのは、豪州人だけだと思います。
英国人も優遇されているのかどうかは知りませんが、されていても不思議ではありません。
然し、日本人はその他大勢の1人です。
ですから法律的(表面的)には、日本人も他の国の人間もニュージーランド移民局から同等の扱いを受けているはずです。
然し、現実的には差があると言う事です。
他のアジアの国の人間と日本人が同じような条件でビザを申請したら日本人の場合は、ずっと早くビザが認可されると言う事です。
これはかなり信頼できる情報筋から聞いた話です。
然し、移民局の担当官によってもかなり差が出ます。
馬鹿な担当官に当ると悲惨です。
これはどこの国でも同じことですが、担当官次第で結果が大きく違う事はありえます。
法律を運用するのは、人間であり、その人間の主観に左右される事も多分にありえます。
日本の役所では特に意地の悪い性質(たち)の悪い役人が大勢居ます。
彼らは、国民に意地悪する事を生きがいとしているらしいです。
黒沢明の生きると言う映画をあなたはご覧になった事がありますか?
あの映画は、ある下級役人(市役所の課長)の人生を描いていました。
余命いくばくも無くなったある市役所の役人が市民の声を命を掛けて達成しました。
ある一人の役人の熱い意思が役所の煩雑極まりない縦割り行政の壁を乗り越えて不衛生な水溜りを公園にした話です。
公園が完成したある冬の夜、志村喬(主人公であり市役所課長)は、その公園のブランコに乗りながら命短しと言う歌を歌いながら彼は死にました。
雪が降る夜でした。
あのシーンを見たら誰もが胸を打たれると思います。
モノクロームの黒沢映画でした。
今週のお勧め作品の紹介コーナーでした。
今宵があなたに取りまして素敵な日曜の夜になる事を願っています。
平成17年11月05日(土) 11:59pm(NZ時間)
■ ニュージーランドの花火 ■
おばんですみなさん。
今日は夕方まで風邪が強いながらも晴れ間と曇りでしたが、夜から降りました。
ここ数日オークランドでは花火が横行しています。
日本の皆さんには信じられないかも知れませんが、ニュージーランドでは花火を自分の好きなときに出来ません。
花火をする日は年間数日と決まっています。
昔、私が聞いたところでは花火を出来るのは1年に1日しかないと聞きました。
然し、最近は、1週間かも知れません。
期間が延長されたのかも知れませんが定かではありません。
いずれにしてもここ数日、少なくとも今日を含めて3日間は、花火を上げています。
今夜はこれにてごめん。
平成17年11月04日(金) 11:59pm(NZ時間)
■ St. Pierres Sushi店 ■
おばんですみなさん。
今日も雨が降りませんでした。
晴れ時々曇りといった天気でした。
暑からず寒からずとても快調な天気でした。
私は今日所用がありK Road(正式名称Karangahape Road通称 K Road 私はゲイロードと呼ぶ)を歩きました。
昼少し前だったので、St. Pierresと言う寿司屋(?)に入りうどんを食べました。
$7.50と言う高級な価格でした。
$7.50を日本円に換算すると約600円です。
600円と言うと日本では普通かも知れませんがここはニュージーランドです。
日本の物価は下がる一方ですがニュージーランドのそれは上がる一方です。
どんなうどんかと言うと日本には無い不思議なうどんでした。
具が不思議なのです。
おでんの具のようなかまぼこ系のそれが入っていました。
ニュージーランドで 「Sushi」と言う看板を見たらまず疑うべきです。
「Sushi」と言うのは殆どが中国人や韓国人がやっています。
日本人がやっている「Sushi」のお持ち帰りの店はとても少ないです。
まず9割がた韓国人か中国人(台湾、香港、東南アジアの華僑を含む)が経営しています。
味は思いっきりまずいです。
どうしてこんなにまずく作れるのかと言うくらい彼らはまずい寿司を作るように努力しているようです。
先ほどお持ち帰りと言いましたがニュージーランドではお持ち帰りがとても盛んです。
お持ち帰りのことをニュージーランドでは、Take Awayと言います。
店で食べるよりもKiwi達はお持ち帰りで家とか会社で食べるのを好むようです。
Kiwiは、味が分かりませんのでまずいSuchiをおいしいおいしいと言って食べます。
本当のおいしさを知らないからです。
Kiwiは、韓国人や中国人がやっているSushi店を日本人がやっていると思い込んでいます。
韓国人や中国人がやっているまずいお持ち帰りSushi屋の看板はいかにも日本人がやっているかのように飾っています。
私たちは、日本人ではありませんがSushi屋をやっていますと看板には書いていません。
それをKiwiに言うとえっ?! と言って驚きます。
しかし、St. Pierresと言うSushiチェーン店は、中国人でも韓国人でもありません。
ギリシャ人の4人兄弟がやっています。
そして大盛況です。
ニュージーランド全土で10店舗以上展開していると言う事です。
今日食べたうどんは決しておいしいとは言えない。
でもKiwiにはかなり受けている。
寿司ではなくSushiと言う食べ物に西欧人としてのギリシャ人の感性が合体した成果かも知れません。
ギリシャは、一応西欧です。
三島由紀夫は言いました。
ギリシャは、日本の永遠の敵であると。
三島由紀夫が言うギリシャが日本の永遠の敵とは、燦々と降り注ぐ太陽とその背景から来る明るく開明的な思想だと思います。
それに反して日本の暗く湿った思想風土と言う印象が彼にはあったのだと思います。
三島由紀夫は、陽明学を信奉し、二二六事件の将校の霊に取り憑かれていたと言う説を本で読んだ事があります。
陽明学を信奉する者は滅亡すると言われています。
陽明学は、薩摩の藩学でした。
西郷吉之助(隆盛)は、それで滅亡した。
三島由紀夫は、オカルト体験をしたはずだと言う事です。
オカルトとは不可思議な超常現象の事です。
中世まではオカルト研究はアカデミックな世界でも認められていたと言う事です。
ニュートンも真面目にオカルトを研究していたと言う事です。
然しその後、オカルトは学会から追放されました。
証明できる事のみを学問の世界で研究する事が求めれられるようになりました。
つまり自然科学のみが研究に値すると言う事です。
科学とは人文科学も含まれます。
然し、人文科学は科学にはなりえない。
大学の学者たちが科学にしたいという欲求があるために科学と呼んでいるだけだと思います。
科学とは、統計的に体系化された学問と言う事らしいです。
この定義で言うと経済学や心理学や社会学や哲学や文学と言われる学問分野も科学となりえるかも知れない。
然し、科学を決定的にするのは追実験が可能でその結果は何度やっても同じ結果が得られることです。
そうするならば人文科学と言われる分野は科学とは到底言えない。
何故ならは、人文科学と言われる名称から分かるようにそこには人の心が介在するからです。
経済などは、人の欲望や意欲で如何様にも変化します。
人のやる気を引き出す自由経済圏では一生懸命に働き工夫して金持ちになりえますが共産圏では共産党員になり政治的に上昇しないと金持ちになりえませんでした。
ところが共産主義国家は、自分たちは科学的であると思っていたようです。
人の心とか宗教とか目に見えない物を排斥しました。
所謂唯物論と言う奴です。
この世は、全て物質で出来ていると思い込もうとしました。
それはありえません。
何故なら人の心は間違いなく存在し、それはどろどろとした欲望や野心や意欲に満ち満ちていたからです。
それは科学の対極を成すものでした。
私は、人の心 = 魂 は、エネルギーで形成されていると思います。
それは、物質だと思います。
空気が主に炭素と窒素と言う物質から構成されているように人の心も何らかの物資で構成されていると思います。
物質であるゆえに重量もあり、体積もあると思います。
然し、この物質は未だに現在の自然科学では解明されていない。
そして不思議なことに意思がそこに存在します。
意思のある物質です。
一体それは何か・・・?
平成17年11月02日(水) 11:59pm(NZ時間)
■ ニュージーランドの金利上昇 ■
おばんですみなさん。
今日は、結局雨が降りませんでした。
何よりでした。
明日、11月3日「初めての方の記帳簿」を閉鎖します。
海外からの荒し対策としての一時的な処置です。
また、再開しますがいつになるか分かりません。
会員制にすて再開するかも知れません。
会員制にすると人の出入りが激減するかもしれませんがこの際致し方ないかとも思っています。
いずれにせよ少し考えてから決めます。
やや古い知らせ(ハイカラな言葉で言うとニュース)ですが、10月27日政策金利が上がりました。
6.75%から7.00%に上昇しました。
驚きました。
まさか上がるとは思いませんでした。
これでは益々ニュージーランドドルが上がります。
益々円安になります。
然し、これだけ金利が上がると不動産購入意欲も衰えるでしょうし、ニュージーランドの稼ぎ頭である酪農製品の輸出も下降すると思います。
観光客も倦厭するでしょう。
でもニュージーランドドルを買う人が増える。
そうするとお金がどんどんニュージーランドに入ってくる。
経済的に考えると否定的な要因と肯定的な要因のどちらが勝るのか良く分かりませんが、ニュージーランドのバブルは、どうなるのでしょう?
更に活気付くか?
はたまた、ガクッとしぼむか?
どなたか分かる方が居たら教えて下さい。
政策金利って、日本の公定歩合とほぼ同じだと思うのですが、何かが違うのでしょう、きっと。
何らかの意図があって決めるのが政策金利で公定歩合も政策金利のその一つらしい。
以前、どこがどう違うのか調べましたが結局良く分かりませんでした。
日本国内の金利に対しては、政策金利と言う言葉を使わないように思いますが如何でしょうか?
海外の金利の場合、政策金利と言う言葉を使うように感じます。
でも私も確信が持てません。
その前に金利って何って言われたら私は困るのだが・・・。
Interest Rateと言うのは、銀行金利と言う意味で余りにも常識的に世間では使われています。
むか~し、私が日本でサラリーマンだった頃、若い女子事務員(ハイカラな言葉で言うとOL)がInterest Rateの意味を知らなかったのでびっくりした事があります。
つまりInterestの「興味」と言う意味しか知らなかったのです。
一般の日本の会社では知らないのは当然ですがそこは外資系で英語を使う会社でした。
Interestには、利害とか利子と言う意味もあり、それは頻繁に使われています。
これと同じように金利と言う言葉の意味が分からないと言われたらどうするべ・・・?
そうしたら政策金利とか公定歩合どころじゃなくなる。
自分で調べてね?
平成17年11月01日(火) 11:59pm(NZ時間)
■ 資格 ■
おばんですみなさん。
今日も良い天気でした。
いよいよ初夏です。
夏時間が始まると夏も始まったのかと思い込む人が多いのですが、実は違います。
10月2日に夏時間が始まって1ヶ月が過ぎましたが、しばらくは冬のままでした。
冬と言っても冬ではなく、北海道の道東で言うと夏かもしれません。
ニュージーランドは資格の国です。
仕事で出世して認められるには資格を取るのが一番です。
日本は、資格をそれ程重視しないように思われます。
資格よりも実力で捉える傾向が強いと思います。
例えばコンピュータのプログラミングが出来るかどうかを考えると日本の会社では文科系の全くコンピュータと関係ない人間が会社で実地訓練しプログラマーに改造してしまう事があります。
然し、ニュージーランドではそれはとても少ないです。
ニュージーランドではまずコンピュータの学校へ行ってコンピュータの資格を取って、それからコンピュータ関係の会社に就職を探す形態が多いです。
そうじゃないと会社も採用しないと思います。
資格は無いけどコンピュータが好きだから会社で訓練の機会を与えてくれて人材を育てると言うような手間暇をかけません。
コンピュータは、ほんの一例ですが、例えば一般の学校を例に取ると、日本では、高卒、大卒、修士号、博士号と言うような資格があります。
ニュージーランドでは、Certificate(高卒)、Diploma、Degree(大卒)、Master Degree(修士号)、Doctor(博士号)と言う分類があります。
ニュージーランドにあって日本に無いのがDiplomaです。
これが混乱させるかも知れません。
Diplomaは、CertificateとDegreeの中間にあります普通は。
ところが大学院卒の資格でもDiplomaがあります。
敵は常にこのように我々を惑わす罠を仕掛けています。
ですからDiplomaでもDegreeより高位の資格のこともあります。
ですが今は、それを省きます。
一般的なDiplomaつまりCertificateとDegreeの中間にあるそれに触れたいと思います。
先ほど私は、Diplomaは日本に無いと言いましたが、実はあるかも知れません。
高専とか短大は、ニュージーランドのDiplomaに相当すると思われます。
旧大英連邦の国々(Commonwealth Countries)にはPolytechnicと言われる学校があります。
これは日本の高専にぴったりと当てはまる感じがする技術系の学校で高校と大学の中間に位置します。
Polytechinicを出るとDiplomaの資格が得られます。
日本では高専とか短大の資格と言うのはマイナーな印象があるかも知れませんが、ニュージーランドではDiplomaと言うのはかなり威力があります。
そしてDiplomaの資格は、Polytechnicだけじゃなく色んな政府公認の専門学校(ビジネススクールなど)でも取得可能なことが多いです。
日本の専門学校と呼ばれるところは、正式な資格を取得できないはずです。
ニュージーランドではそれが可能です。
ニュージーランドでDiplomaを取得すると永住権はほぼ捕獲範囲内に入ったと間違いありません。
日本では馴染みの無いこのDiplomaと言う資格、これを最初から目指してニュージーランドへ来るのは一つの大きな可能性を秘めていると思います。
あなたもお一つ如何ですか?
今宵があなたに取りまして素敵な火曜の夜になる事を願っています。
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