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気まぐれ草紙古文書館 - January 2006.

当ページを立ち上げた日 平成19年03月31日(土)

平成18年01月31日(火) 11:59pm(NZ時間)
■ 明治時代の日本人の感覚 ■
おばんです、皆さん。  今日のオークランドもまぁまぁの天気でした。  明日はどうか分かりませんが。
昨日1月31日に約3ヶ月ぶりに 『記帳簿』 を再開しましたが、どうも良く分からない問題が発生しています。  ある常連の方から連絡を頂いたのですが、メンバー登録してIDとパスワードを取得してもログインできないという現象が出ています。  未だに問題は解決されていません。  原因として考えられるのは、Nortonなどのウィルス防衛装置では無いかと推測していますが特定出来ていません。  若し、この問題の解決策をご存知の方がいらしたらご連絡頂けませんか?
1月も今日で終わりですね。  明日から2月です。  今年のオークランドは、このままはっきりしない夏のままで終わってしまうような気がします。  私としては過ごしやすくて良いのですが、どうも例年の夏と比べて雨の日が多すぎると思います。  昨年の冬は、雨が少なく良かったのですが、その分この夏に持ち越されたのかも知れません。  私は、ここで毎年繰り返し言っているので、無意識のうちに皆さんが当然知っているだろうという錯覚に陥りそうです。  が初めての方が殆どなので毎回説明すべきかと思います。  常連の方は、又かとうんざりすると思いますが、勘弁して下さい。  つまり、オークランドの冬は毎日雨です。  そして、夏は余り雨も無く湿度も余り高くありません。  さてここで問題です。  このような気候を社会化の教科書では何と言っていたでせうか?  ヒント・・ 葡萄やオリーブの栽培に適している欧州の気候ありますね、あれです。
最近私は、日本人の知り合いに司馬遼太郎の「坂の上の雲」と言う日清日露戦争時代の歴史小説を借りました。  司馬遼太郎の小説で読んでいない物は殆ど残って居ないので貴重です。  約20年以上このような歴史小説は読んでいませんでしたが、久しぶりに読んでみるとやはり司馬遼太郎は、良いですね。  文章が洗練されている事とその時代時代の背景と人々の心の持ちようを分かり易く説明しています。  当時の人々の心境、現代の我々には理解できないそれを哲学者か心理学者のように分析して我々にそのからくりを示してくれます。  現代人の殆どは、戦争は良くないと考えているはずです。  然し、明治時代の18~19世紀の帝国主義の時代には、戦争は良くないと言う考えが微塵もありませんでした。  牙むき出しの帝国主義でした。
帝国主義って、何・・?  と思う方がいらっしゃるかも知れません。  帝国主義とは侵略主義です(と学校の教科書には書いていませんので悪しからずご了承下さい)。  つまり、強い国家が弱い国家を侵略し殺戮し、強奪し、強姦し、好き放題やりたい放題やって植民地にする事です。  それが帝国主義です。  別な言い方をすれば、自分の利益のみを考え他人の事は一切考慮しない、弱肉強食の世界です。  と説明すれば、ごく我々の感覚にすんなりと入ってきて分かりやすいと思うのですが如何でせうか?  所謂俗っぽい説明のしかたです。  それが我々庶民の感覚に馴染みやすく解りやすいと思います。  然し、学校の教科書のような記述の仕方は、学術的で我々の生の感覚には馴染みにくいのです。  学者は、学術的で満足かも知れませんが彼らは我々一般庶民に解り易い感覚そのものを理解できないのかも知れません。
又話がそれました。  ガチガチの帝国主義をやってきたのは、欧州の白人国家ばかりでした。  アメリカは、彼の国自身が植民地でしたので、初めはやってませんでしたが、軍事力を身に付け徐々に欧州の真似をするようになりました。  その結果、ハワイや太平洋の小さな島々を奪い取り自分の物としました。  フィリピンもスペインから奪い取りました。  一般的にアメリカは、欧州の帝国主義とは無縁と思われるかも知れませんがそんな事は決してありません。  カメハメハ大王の国が何故今アメリカなのかそれでは説明がつきません。  でもたまたま白人が強かったから侵略者になっただけで東洋人が強かったら同じ事をしていたと思います。  人は掘り下げていくと殆ど似たり寄ったりです。  つまりドンドン動物と同じ行動に近づいていきます。  強い動物が弱い動物を食べる行動です。
またしても話がそれましたが、19世紀前後の帝国主義の時代においては、戦争が良くないと言う社会通念は、無かったと言う事です。  奪えるものは我先に奪えと言うのが、当たり前の発想でした。  世界地図は、殆ど欧州の国家の色に染められました。  アジアにほんの少し独自色の国家が残っていました。  それらを欧州の国家の色に塗りつぶしてしまえば終わりです。  残っていたのは勿論、日本でした。  私は、高校の世界史を習った時には、日本は欧米の帝国主義の真似をしたと思っていました。  欧米の真似をしたのは間違いないのですが、帝国主義のその発想自体は、模倣ではありませんでした。  つまり、日本の帝国主義は、他国を侵略し植民地にして自己の繁栄を目的としたそれと発想が全く違いました。
それでは、何故日本は朝鮮半島、満州、中国の一部を占領したか・・?  純粋に自己自衛の為でした。  これは私が日本人だから自己弁護の為に言っているのではありません。  歴史を読めば自然に納得します。  勿論、自虐的自己否定を目的とした歴史は論外ですが司馬遼太郎のような素直な視点で考察された歴史が最適と思います。  特定の思想が注入されていない中庸な歴史です。  日本が他のアジアの国のように無力で何もしていなければ、満州と朝鮮半島はロシアのものになっていたのは、間違いありません。
明治時代当時の日本人は、将に好戦的でした。  戦争は良くないなどとは勿論考えていません。  政府が寧ろ穏健で冷静でした。  その政府を弱腰と言ってガンガン突き上げるのは寧ろ国民の方でした。  その国民の声を代表しているのが新聞でした。  国民の強硬な世論に背中を押されながら軍部がそれに対応して行った感じです。  そして我らが日本人を好戦的ならしめていた最大の敵。  それはロシアです。
ロシアが満州と朝鮮半島を奪った後は・・?  実際にロシアは、満州を一時期奪い取りました。  そして憎きロシアが朝鮮半島をゲットすべく行動に移りだしたその矢先、それを阻止する国がありました。  勿論、それは日本です。  日露戦争の勃発です。
それにしても重く息苦しい明治時代の日本人は、偉かったです。  政府と軍部は、冷静だった。  植民地にされるかもしれないと言う恐怖感に晒されながらも最適な手段を模索して準備した当時の日本人。  夜郎自大になる前の話です。  昭和の日本人は、夜郎自大の塊と化しました。  今宵があなたに取りまして素敵な火曜の夜になる事を願っています。

平成18年01月30日(月) 11:59pm(NZ時間)
■ 記帳簿再開 ■
おばんです、皆さん。  今日のオークランドは、午前中やや影ってましたが4時頃から急に真夏のようになりました。  今は、真夏ですが。  でも今年は、ずっと真夏らしい天気が殆どありませんでした。  然し、今日は暑かったです。  夜になって外へ出るとヒヤッとしますが家の中では結構熱気がこもっています。  今日は、オークランド地方の祝日でした。  ニュージーランドには国民の祝日と各地方の祝日もあります。
2005年の11月3日以来閉鎖していた 『記帳簿』を今日再開しました。  もう金輪際中国とかロシアとかあっちの方からの荒しが無いように安全対策を万全にしました。  荒しが寄り付けない状態は、良い人も近寄りがたく成ったと思います。  それが残念なのですが、荒しを排除する事を最優先で考えました。  何卒宜しくご理解の程お願い申し上げます。  今度の記帳簿に入るには、メンバー登録をしないと入れません。  ちょっとやり過ぎかな・・?  でもそれでも何かを書きたいという有志の方お待ちします。
2006年分の祝日を加えて 『ニュージーランドの休日』も更新しましたので宜しかったら見て下さい。  面白くも何ともないかもしれませんが・・  今夜はこれにてごめん。

平成18年01月29日(日) 11:59pm(NZ時間)
■ ゴンクシワショイ 謹賀新年 戌年 ■
おばんです、皆さん。  今日のオークランドは、曇りでしたが雨は降りませんでした。  晴れずされど平穏也。  今日は、旧暦で言う正月の元旦です。  俗に言うChinese New Yearと言う奴です。  夜Cityに人が結構歩いていて、車も多かったです。  Chineseの間で何か騒ぎでもなければ良いですね。
それにしても旧暦です。  アジアと言っても東アジア、つまり中国文化に昔から強く影響されている国々では昔から旧暦を採用していました。  勿論日本もそうでした。  江戸時代までは、日本でも旧暦でした。  然し、明治になり西洋の太陽暦を採用した途端に昔の旧暦をあっさりと捨て去りました。  他の東アジアの国々では今でも旧暦の習慣が根強く残っています。  旧正月などはその典型です。  お盆も旧暦のままですし、他の習慣もそうだと思います。
つまり、東アジアの国でほぼ完璧に太陽暦に移行したのは日本だけです。  日本は変化に過敏に反応する国です。  新しい制度を導入すると我先にと国民が一丸となって新しい制度に対応し、昔の制度を綺麗さっぱり捨て去ります。  その姿勢は、良く言えば、機転が効いて柔軟。
日本でもお盆は、旧盆の地方が多いようです。  日本の旧盆は、8月13日です。  然し、日本の言う旧盆は、嘘です。  あれは、旧盆ではありません。  日本の旧盆は、旧暦の7月13日ではありません。  太陽暦の8月13日は、旧暦の7月13日に一致しません(たまに偶然一致する事もあるかも知れないが)。  太陽暦7月13日に1ヶ月足して8月13日にしているだけです。  今年の旧暦の本当のお盆は、太陽暦ですと8月6日になります。  旧暦(月陰暦)7月13日 = 新暦(太陽暦)8月6日 です。  月陰暦では1年約355日間で太陽暦では1年約365日間の為、これは毎年変わります。
お盆には先祖の霊が地上の子孫に会いにこの地上に降りてくると言われています。  それでは先祖の霊は、旧暦(月陰暦)と新暦(太陽暦)のどちらでこの地上に降りてくるでせうか・・?  我々の祖先の多くは、江戸以前に亡くなっています。  ですからあの世では未だに旧暦を採用しているのではないでしょうか?  今年のお盆、つまり月陰暦の7月13日(太陽暦の8月6日)に子孫に会いに地上に降りてくるのではないでしょうか?  しかし・・
太陽暦の8月6日に地上に降りた霊達は、子孫の家で何も用意していない事に驚くのではないでしょうか?  いや、今年だけじゃなく去年も一昨日 いや~もっと、約150年間も続いています。  それを知らない我々は、新盆の場合、新暦の7月13日、旧盆の場合、新暦の8月13日に先祖を迎える準備をします。  然し、そのいずれも実際の旧盆である8月6日からずれています。  私は、この辺の霊界と現実世界の連絡がどのように成されているのか誰がどのように交信しているのか不思議です。  或いは日本人は、誰もその連絡業務をやっていないのか?  仏教会の偉い人が誰か日本人を代表して霊界と交信しているのかどうか・・?
とこんな事を言うと、この人、変だと思うでしょう。  どのように思っていただいても結構です。  ただ、私は、純粋に疑問を抱いているだけです。  私が、霊界を信じているかどうかとは又、話が別です。  信じているかも知れませんし、信じていないかも知れません。  或いは部分的に信じているかも知れません。  一つ言えることは、私は、特定の宗教団体には、属していません。  つまり、どんな宗教も信奉しているわけではありません。  然し、宗教を否定しているわけでもありません。  私は、所謂 唯物論者ではありません。  今宵があなたに取りまして素敵な旧暦のお正月になる事を願っています。

平成18年01月27日(金) 09:45pm(NZ時間)
■ 政策金利7.25%に据え置き ■
おばんです、皆さん。  今日のオークランドは、良い天気でした。  雨は昨日の夜で終わったようです。  それにしても今年は冷夏ですね。  と何度も同じ事を繰りかえして言うと、何とか言われそうです。  来週の月曜日、1月30日は、オークランド地方とNorthland地方の休日です。
昨日1月26日ニュージーランドの中央銀行である、ニュージーランド準備銀行が政策金利の見直しをしました。  レートは、前回と同じ7.25%のまま据え置きです。  NZ準備銀行の偉い人の話ですと、経済の減速傾向があるものの依然としてインフレ圧力が懸念されると言う事です。  でもこれ以上政策金利を上げるつもりは無いと明言していますので、恐らく今がニュージーランドの金利の最高水準だと思います。
昨日か一昨日のNZ Herald(恐らく昨日だと思う)にオークランドの一般道路の有料化を声高々に叫んでいる人の事が書いてありました。  交通渋滞を緩和する為の新たな高速道路を建設する資金が無い為に叫んでいるようです。  その叫んでいる人は、オークランドの市長さんです。  名前は忘れました。  オークランド地方には、4つの市があります。  Auckland City, North Shore City, Manukau City, Waitakere Cityの4つです。
日本の県に相当する行政地域がニュージーランドでは、Regionと言います。  オークランドは、Auckland Regionと言われている、地域です。  その中にAuckland Cityがあります。  普通我々が聞きなれている広域の行政単位の呼称は、Prefecture(県)、State(州)、County(郡)、Province(県)などです。  でもニュージーランドでは、それが余り聞いた事のない、Regionと言う名称を使っています。  日本の県は、英語ではPrefectureと訳されています。
さて、ここでオークランドの市長さんです。  Manukau CityとWaitakere Cityの市長さんもオークランド市長を強力に応援しているそうです。  我らがNorth Shore Cityの市長さんだけが反対しているそうです。  いくらなんでも一般道を有料化するなんて余りにも行き過ぎです。  声を大きくして叫べば人々の関心が高まるという魂胆だと思います。  まさか、真剣に言ってないと思います。  今は、高速道路でさえ無料なんですから、それを一般道路まで有料にすると言ったら次の選挙落ちますよ。
それにしてもニュージーランド政府の財政は黒字で道路工事ばかりしていますが、地方へは余り金が回らないのでせうか?  余りにも計画が大規模だから予算がかかり過ぎるためかも知れません。  それにしても東京や大阪の交通渋滞に比べればオークランドのそれはまだまだましですが、その段階で既にハッチャキになって渋滞解消を唱えているところが偉いと思います。  市民の声も大きく如実に反映されているのでは無いかと推測しています。
先日私は、ニュージーランドの貿易赤字と国際収支が赤字だと言いました。  然し、ニュージーランド政府の財政は黒字です。  これは何を物語っているかと言うと、政府は国民や企業から税金を沢山取っているので、いくら道路工事や公共工事(勿論工事だけじゃなく福祉や教育や軍備その他様々な支出があります)をして税金を使ってもそれ以上の税収があると言う事です。  でも他国との商品の売買(貿易)では、買い付け金額の方が大きいと言う事です。  つまり輸入金額が輸出金額より大きいと言う事です。  実際には、物理的商品の他にサービスと言う非物理的商品の売買もあります。  債券や株などもサービスの売買になります。  物理的商品と非物理的商品をあわせた売買の収支が国際収支です。  最近は、その呼び名が変わって経常収支と言う名称になっています。  経常収支って、まるで企業見たいですが国家でも言うんですね。  その経常収支がニュージーランドは、大赤字です。
この経常収支の大赤字と景気の減退が不安要素としてあり、今後はニュージーランドドルが下落するだろうと言う専門家の予想です。  でもまだ、内需が強くインフレ傾向も続いている為、一気に急降下はありえないだろうと言う事です。  今宵があなたに取りまして素敵な金曜の夜になる事を願っています。

平成18年01月26日(木) 08:04am(NZ時間)
■ 夏の終わり? ■
おはようございます。  今朝もオークランドは、重く湿った空気です。  じっとりとしていますが、雨は降っていません。  ここ3日間こんな天気で気が重くなります。  先週までの爽やかな天気が嘘のようです。
うちの大家さんは、今週から仕事を始めたようです。  クリスマス前に休暇に入りましたから、丁度1ヶ月くらいの夏休みでした。  毎年同じように1ヶ月間休みます。  今回は腕によりを掛けて改造したキャンピングバスで家族で旅行へ行ったようです。  北島の中を回ったようですが、来年は南島へも足を延ばすと言っていました。  仕合せな家庭です。  それにしても今年の夏は、夏らしい日が殆ど無いまま終わりそうです。  最近は、9時になるとかなり日が落ちています。  今日と言う日があなたに取りまして実り多き木曜である事を願っています。

平成18年01月25日(水) 09:25pm(NZ時間)
■ 私は何人? ■
おばんです、みなさん。  今日は、朝から夕方までジリで、夕方に一時的に降りました。  今もどんよりとして湿度が高いですが、気温が低く蒸して苦しいと言う事はありません。
私は、一昨日MilfordのChineseの食堂で外食をしました。  店のおねえさんが私に中国語(北京語)で話しかけてきました。  私は、面倒なので何も説明しないで、英語で話しました。
私は、昨日TakapunaのLake Roadにあるコンビニに入りました。  その店は韓国人経営でした。  お店のおにいさんが私に韓国語(朝鮮語)で話しかけてきました。  私は、面倒なので英語で話しました。  そうするとそのおにいさんが、私に韓国から来たのじゃないんですか?  と英語で聞きました。  悪いけど韓国から来たんじゃないよと私は、答えました。
私は、今日Cityのとある一角にポツネンと立っていました。  すると若くて綺麗な白人のねえちゃんがニコニコしながら私に近づいてきました。  そして中国語の新聞を私に見せて、「ニィーハオ」と言いました。  私は、「ニィーハオ」と答えました。  そして、中国の瞑想がどうたらこうたらで中国人の誰が瞑想でどうたらこうたらと一人で話し出しました。  私には何のことかさっぱり分かりません。  それで致し方なく私は、ねえちゃんに言いました。  「ねえちゃん、悪いけど俺は中国人じゃないよ」と。  そうするとそのねえちゃんは、私に聞きました。  「あなたは、Koreanですか?」と。  私は、答えました「いや、Koreanじゃないよ」と。  すると彼女は、一瞬考えました。  私は、思いました、遂にいよいよ本命が出るかと。
彼女はおもむろに言いました。  「それじゃ~ マレーシア?」 ズルッ~  私は笑顔でねえちゃんに答えました「いいえ、違いますですのよ~」と。  すると彼女は、笑顔でそれじゃね、と言って去っていきました。  たまには、一人くらい正解者が出てもいいんでないかい。  今宵があなたに取りました素敵な水曜の夜になる事を願っています。

平成18年01月24日(火) 09:27pm(NZ時間)
■ 雨の日の物思い ■
おばんです、みなさん。  今日は朝から夜までずっと雨でした。  それもかなり強い雨でした。  こんな日に表に出ざるを得ない時は、本当に困ります。
今日Cityの一角で雨の中を往来する人々を見るとも無く見ていました。  すると驚く事に、Kiwi達が傘を差して歩いていました。  雨の日に傘を差すと言う光景を目にして私は、やはり彼らも大雨の時は傘を差すんだと思いました。  普通ニュージーランド人(Kiwiと言う愛称で呼ばれる)は、雨でも傘を差しません。  多少雨に濡れた位で死なないと彼らは知っているのです。
我々日本人も雨に濡れた位では死なないと知っています。  でも日本に居る日本人は雨の日に傘を差します。  雨と言うと思い出しました。  シェルブールの雨傘です。  あの映画は、良かったですね。  若き日のカトリーヌ・ドヌーブ。  ミュージカルでした。  音楽もとても良かった。  私はフランスと言う傲慢な国が好きではありませんが、フランス語の音感と言うのは耳障りが良いです。  あるアジアの国の言葉を傍で聞いていたりするとそのがさつな音声に気分が悪くなる事があります。  でもフランス語は、何故か聞いていて心地よいです。  アルファ波抽出効果のある音声なのでしょうか?
シェルブールの雨傘も悲恋でした。  ヨーロッパの映画は、良いですね。  やはり洗練されている。  私のお婆様に聞いた話ですが、昔は日本でもフランス映画やイタリア映画が沢山見れたそうです。  それが今やアメリカの洪水です。  日本は、まるでアメリカです。  むか~し あるアメリカ人と話していたとき、彼女はこう言いました。  日本がこんなにアメリカとは思っても見なかったと。  日本は、アメリカなんです。  アメリカなんかの真似すんなつ~うの。  おやすみなさい。

平成18年01月23日(月) 09:16pm(NZ時間)
■ それを言っちゃおしまいよ ■
おばんです、みなさん。  今日もオークランドは、良い天気でしたが、夕方にほんの少しだけパラパラと降りました。  降ったのは、お金ではなく雨です。
ニュージーランドでインターネット接続などを新たに申し込むと殆どの場合、予想外の問題(ハイカラな言葉で言うとトラブル)が発生します。  一度頼んだ事をキャンセルするとその確率は、天文学的な数字に跳ね上がります。  例えば、ADSLのルーターをプロバイダーに注文する。  配達の日にちをはっきりさせようとして、何日に配達になるのかを問い合わせる。  相手の返答は、殆どの場合、出来るだけ早くを繰り返すだけです。  それじゃ、駄目だから調べろと言っても、出来るだけ早くを又、繰り返します。
それじゃ駄目だから、あんたの上司を出せと言います。  すると上司が出てきます。  上司も部下と同じ返答を繰り返すだけです。  それじゃ駄目だから、はっきりした日にちを調べて連絡下さいと更に押します。  こっちがそれを何度も繰り返すと相手は、調べる事があります。  そして、今在庫が無いのでいつになるか分からないという返事が来ます。
そして、とどめは町のパソコンショップへ行けば売ってるとおっしゃります。  値段も同じだと来ます。  それじゃ、どうして最初からそう言わなかったのか・・・?  今までの精神的苦痛はどうしてくれるのかと問いたいがそんな事をしても虚しくなるだけなのは余りにも明瞭です。  そしてルーターをキャンセルする。  絶対キャンセル処理して請求しないように何度もくどく相手に言います。
しかし・・  プロバイダーは、必ずルーターを忘れた頃に送って来ます。  そして請求書も来ます。  キャンセルなどと言う変更があった場合を想定していないのかどうか分かりませんが、相手は必ず予想通りの不手際をきちんとやります。  やるべき手続きは、決してきちんとしません。  やるべきじゃない事は、必ずきちんとやります。  その辺は、かなり徹底しています。  やるべき処理は絶対やるな!  やるべきじゃない処理は、必ずやれ!  と言う訓練がされているのかどうか知りませんが、それは恐ろしいほどに徹底しています。
このようなことが起こる度に私は、身体の内部から生きる気力が失われていくのが分かります。  それを私は、約9年近くも続けてきました。  気力をかなり消耗してカラカラになっています。  と言っても私は、こんな事に慣れているのでまだまだ大丈夫です。  日本から来たばっかりの人は、どうなるでせう・・?
銀行でも最近嫌な事がありました。  毎度お馴染みですが、やっぱり駄目だったかとなってがっくり来ます。  そして言ってはいけない台詞を遂に言ってしまう事があります。  「日本ではこんな事は全く問題ない!」  先日も遂にこの台詞が出てしまいました。  これを言っちゃおしまいです。  と思っているのですが、余りにも癪に障ると出てしまいます。  相手は、そんな事を言われてもどこ吹く風ですが。  ここは、ニュージーランドよ。  でおしまいです。
よその家にお邪魔していて、うちじゃそんな事無いよ、と言ったら相手は気分を害します。  それなら自分のうちに帰れといわれてもしょうがありません。  はい、おっしゃるとおりです。  私がわるうございました。  あなたのお気に召すままに。  今宵があなたに取りまして素敵な月曜になる事を願っています。

平成18年01月22日(日) 10:30am(NZ時間)
■ ニュージーランドドル債の危険 ■
おはようございます、皆さん。  今朝もオークランドは、とても良い天気です。  お天道様が燦々と降り注いでいます。  でも暑くありません。  涼しいです。  暑くも無く寒くも無く蒸しもしない、これが本来あるべき夏の姿だと思います。
ニュージーランドのカレン副首相兼大蔵大臣は、(財務大臣と訳しても結構です、私は今まで聞き慣れた昔ながらの名称が好きなのでこれにしています)昨年の12月に日本へ乗り込んでいったと言う事です。  カタカナで「カレン」と書くと女性のGiven Name(姓名の名、つまり苗字ではなく本人固有の名、松島奈々子の場合、奈々子に相当)のKarenと思われるかも知れません。  でも「Karen」ではなく「Cullen」です。  Michael Cullenさんと言う博士号を持っている男性です。  その人が現在のニュージーランドの大蔵大臣です。  私の親しい友人です。
カレン大蔵大臣が何をしに日本さ行ったのでせう?  ニュージーランドドルは、危ないと説明しに行ったらしいです。  このような主旨のお話をしたそうです。  日本人の金融関係の機関投資家を前にお話になったと言う事です。  ニュージーランドの国際収支は、赤字続きでその金額はバンバン増えている。  ニュージーランドドル(NZ$)は、これからドンドン下落するでせう。  だからニュージーランドドル建ての債券は、買わないほうが良いと勧めたそうです。
不思議な現象です。  ニュージーランドの大蔵大臣がわざわざ日本へ行って、ニュージーランドドルは、危ないと言っているのです。  ニュージーランドと言う国家が発行した債券をこれ以上買わないように薦めているのです。  それでは何の為に債券を発行したのでせう・・?  資金を集める為です。  それをもう買うなと言ってるのです。
これは何を物語っているか?  まず、ニュージーランド政府は、資金を充分に持っている。  その次に今のニュージーランドドル高が続くと貿易赤字が増長して困る。  だから、NZドルを下落させて輸出を増やしたい、又、NZにもっと観光客や学生や移民がお金を一杯持って来て欲しい。  ここ1年の異常なNZ$高でニュージーランドの観光客は、減っているそうです。  勿論、農産物を主体とした輸出も減少しているし利益も減少しているはずです。
だから、自分の国の通貨の価値が下がるような事を吹聴して回ったのです。  確かに昨年暮れの異常なニュージーランドドル高のピーク時には、NZ$1 ≒ ¥91までNZ$は、高騰しました。  それから約10円近く下がっています。  カレンさん一人だけではなくアメリカの投資銀行などもニュージーランドドルの異常高に警告を鳴らしていましたので、それらの効果が出ていると思います。
外貨建ての債券を購入したり、外貨預金をする場合、為替リスクを考慮すべきです。  いくら金利が高くとも購入した外貨の価値が下がれば(対日本円、つまりその通貨に対して円高になる)満期時に元本割れします。  但し、こんな事を一切気にする必要が無い状況もありえます。  それは何か・・?
お金が無い人です。  他国の政府が発行する債券を購入したり、外貨預金をするお金が無い人は、何も心配するには及びません。  為替リスクもくそもありません。  なんせ買えないんですから。  あっ!  んだ。  俺も何も買えなかった。  つい金持ちになったつもりで心配してしまった。  すっかりカレンに騙された。  実り多き日曜日をお過ごし下さい。

平成18年01月21日(土) 09:22pm(NZ時間)
■ Physical Addressの危険性 ■
おばんです、皆さん。  今日もオークランドは、とても良い天気に恵まれました。  日本では今センター試験の受験生の皆さんが英語のリスニングの試験をしている時間です。  皆さん今までの努力の成果が充分に発揮されると良いですね。  日本は、今日雪の地方も多いらしいですが、影響が無ければ良いです。
私は、今日家のシャワールームの盛り塩をしていました。  半年か1年以上放置しておいたら干からびてからからになっていました。  今日それを綺麗に洗い清潔にして新しい塩を盛りました。  画期的な事で自分で自分を褒めてあげたいと思っています。
私が初めてニュージーランドへ来たのは、もうかれこれ9年近く前です。  その時、直ぐに入ったFlatは、大家さんと同じ敷地の離れでした。  郵便受けが当然同じでした。  私は、ニュージーランドへ観光ビザ(訪問者ビザと呼ぶ人も居る)で入国して永住権を申請しました。  永住権申請用の書類一式は、日本で用意しました。  そして実際に移民局へ行き申請書を提出するとある書類が足りないと言われました。  当時の移民局は、Victoria Parkの近くの今のFoodtownの近くにありました(当時はあそこにFoodtownは無かった)。  そして移民局に何かを聞いたり書類を提出する場合、いつも移民局へ行き並んで順番を待つ方法でした。  今は、場所も変わり、ビザ申請書類の提出も簡素化されています。
さて、ある書類が足りないと言われたので、それを取り寄せる手配をして待っていました。  とっくに着いているはずなのに待てど暮せど来ない。  そこで大家さん(フィリピーナ)に届いていないか聞きました。  すると無いという返事。  それを数日繰り返し私は騒ぎました。  毎回無いという返事。  そしてある朝、私の部屋の前にある葉書がそっと置いてありました。  見ると重要郵便物到着通知で、郵便局に引き取りに来るようにと書いてありました。  日付を見ると1週間ほど前でした・・
無い無いと言っていた大家さんでしたが、しっかりと暖めていたのです。  そして私は、金輪際こんな事は絶対嫌だと思いました。  それから私は、PO Box(私書箱)を使うようになりました。  又、私書箱でしたら、引越ししても住所変更通知をしなくても済みます。
それ以後、私の郵便物は全て私書箱に来るようになったので紛失も殆ど無くなりました。  今居るFlatでもそれは同様です。  然し、最近、事情がありある小包を私のFlatのPhysical Addressへ送るようにしました。  Physical Addressと言うのは、物理的宛先です。  つまり実際に家が立っている所在地の事です。  大家さんがじっと黙って暖めるのではないかと不安でした。  やはり、私の不安は的中しました。  届く事になっている小包が届かないので変だと思い、昨日(1月19日)大家さんに電話したら、留守中に宅急便が来て葉書を残して言ってると言う事です。  それじゃ、その通知葉書を下さいと頼みました。  そしてそれを貰いました。  その葉書の日付は、1月12日になっていました。
つまり、大家さんは、1週間後生大事に私宛の不在中配送通知を暖めていた事になります。  勿論その通知には私の名前が書いてあるので私宛なのは一目瞭然です。  然し、私から聞くまで何も言ってきません。  やっぱ同じですね、ニュージーランドは。
こんな事ばかりなので私は、決してPhysical Addressを使いたくありません。  書類上に私の所在地を書く時は、常にMailing Address(私書箱所在地)を書くようにしています。  然し、たまにどうしてもPhysical Addressを書かねばならない事があります。  そんな時は、悪い予感がかなり高い確率で的中します。  半年以上前も役所関係の書類にPhysical Addressが必須項目としてあったので書きました。  するとやはりでした。  その役所からある書類が私のPhysical Addressに届いて居たのですが、大家さんが半年位大事に暖めてくれていました。  その書類は、特に急ぎでもなんでもないので来ないなと思いつつ私もほったらかしにしていました。  そして、その書類はある日、私の部屋のドアの下にそっと置かれていました・・  まぁこんな感じです、全てが万事。  今宵があなたに取りまして素敵な土曜の夜になる事を願っています。

平成18年01月20日(金) 08:39am(NZ時間)
■ センター試験 ■
おはようございます、皆さん。  と言う挨拶は、36年ぶりかも知れません。  随分と久しく朝に記事を更新すると言う事がありませんでした。  今朝のオークランドは、とても爽やかです。  風も無く静かで暑くも無く寒くも無く、最高の天気です。  これが本来あるべき夏の姿だと思います。  どこかの某国の内地と言われる地域の夏は、どう考えてもお変しいです。  あの異常な蒸し暑さは、アフリカ性熱帯雨林気候と呼ぶ以外に他に思いつきません。
明日日本では、センター試験が行われるという話です。  センター試験って、あなたはご存知ですね。  私が若者の頃は無かった試験です。  私が若者の頃は、一期校と二期校と言う区別がありました。  私は、28歳と常々ここで赤裸々に告白しています。  でも28歳の若者でしたら、一期校と二期校なんてどうして知ってるのでしょうね?  世の中には不思議な色んな年齢計算方法があるのだと思います。
あの制度、昭和50年代に廃止されたと思います。  受験生の皆さんは、今までの成果を存分に発揮される事を願っています。  今日があなたに取りまして素敵な金曜になる事を願っています。

平成18年01月18日(水) 11:59pm(NZ時間)
■ SMC(技能移民分類)の変更 ■
おばんです皆さん。  今日は、午前中どんよりとした天気で寒かったですが、午後からやや暑めになりました。  どうやら今年も冷夏になりそうです。  去年の冬は、雨が異常に少なく変でしたので夏も変なのでしょう。
かなり古い話ですが、ニュージーランドの技能移民分類(Skilled Migrant Category)の基準が又変わりました。  昨年の暮れに変更になっています。  今までは、EOI(Expression Of Interest = 技能移民分類を申請したいと言う意思表示、つまり仮申請の事)で100点以上あれば、一旦仮申請が保管され、ニュージーランド移民局が選抜していました。  選抜された人は、本申請すると言う2段階方式でした。  変更後は、EOIで140点以上あれば、自動的に本申請へいけることになりました。
この実態は、つまりJob Offer(仕事の内定通知)を最優先している事になります。  Job Offer以外の要素が勿論全て満たされている事が前提ですが。  ニュージーランドの移民法は、常に変更されています。  昨日まではビザが取れるだろうと思っていた人間が、今日急に法律が変わり泣く泣く日本へ帰ったと言う人間を私は実際に知っています。  その後又変更になり、今なら永住権が取れただろうにあの人は本当に運が悪かったとなりました。
ニュージーランドは、若い国で変化が激しいです。  人々は、法律が安定的に施行される事を期待できません。  常に不安が付きまといます。  その中でも運の良い人と悪い人が分かれます。  運の良い人は、運の良いときに来て簡単に永住権が取れる事もあります。  勿論、その時々の最低条件を満たしていなければいけないのは言うまでもありません。
いつの日か、ニュージーランドの移民法が日本人を特別に最優先で簡単に永住権を与えると変化して欲しいと思います。  そうする事は、ニュージーランドにとって必ず得のはずです。  国籍による差別は本来ご法度ですが、豪州に対しては、特別な法律を適用しているのと同じように日本にもそのようにすべきです。  と今日にでもHelenに電話しておこう、うんそうしよう。  おやすみなさい。

平成18年01月17日(火) 11:59pm(NZ時間)
■ マオリ Maori ■
おばんです皆さん。  昨日は結構冷えていましたが今日はそれなりに夏でした。  今年は冷夏かも知れません。  またしても3日も執筆活動をサボってしまいまして済みませんでした。  それにしても最近、アクセス数が増えています。  日本のテレビでニュージーランドを紹介したのでしょうね、きっと。
最近私は、たまたまマオリの映画を見ることが出来ました。  ところで「マオリ」って何?  と言う方もいらっしゃる方もいると思います。  「マオリ」は、ニュージーランドの先住民です。  所謂ポリネシアンです。  ポリネシアンって何?  と言う方もいらっしゃると思います。  ポリネシアンとかミクロネシアンとかの違いは知りませんが、太平洋の島々に居る人達です。  我々の身近なところではハワイ出身の力士やトンガ出身のラグビープレーヤーなどです。
ひょっとしたら、ニュージーランドが白人の国だと思っている人も居るかも知れません。  ニュージーランドは、白人の国ではありません。  ニュージーランドは、白人が多数を占める国です。  マオリ人は、我々日本人の祖先である縄文人と密接な繋がりがある民族です。  私の持論、縄文人はポリネシアンで、縄文人はアイヌ。  現在の日本人は、ポリネシアンと大陸のモンゴロイドとの混血のはずです。
Temuera Morrisonと言う俳優をあなたはご存知ですか?  私は、ほんの数日前に知りました。  ニュージーランドのマオリの俳優です。  ニュージーランドは、元々ポリネシアン(マオリ族)の国でした。  ニュージーランドを最初に発見したのは、オランダ人のタスマンと言う話です。  私が生まれる前の話です。  映画の題名(ハイカラな言葉で言うとタイトル)は、「Once We are Warriors」と「What becomes of the broken hearted?」の2つです。  つまり私は、2つの映画を見ました。  連続物です。  恐らくオークランドの西部(Waitakere City)を舞台にしているのではないかと思います。  何となく見慣れた光景がところどころに目に付きました。  映画は現実とは違います。  しかし・・・
マオリ族の実態が元になっていると思うのでそれを思うとちょっと閉口してしまうほどの内容でした。  いくらなんでもそこまで酷くなくても良いと思うほど、人の抑制境界を何歩も越えている部分まで写していました。  私がニュージーランドに8年以上住んでいても見たことの無い世界でした。  我々に馴染みのあるアメリカ映画の黒人街とある面似ているかも知れない人のすさんだ一面を映し出していました。  映画を見た後に爽快感と夢が残れば良いと思いますが、あの映画を見た後はかなり暗い気分になりました。
それにしてもオークランドと言う街に住んでいても知りえない世界を垣間見て驚きました。  マオリ人と言うのは通常気の良い人が殆どです。  彼らの英語の発音はかなり訛っています。  白人のそれとかなり違い、非常に聞きにくいです。  私がほんの少し彼等と接してきて抱いていた印象は、そのくらいです。
でも彼らは怖い一面も持っているのだと思います。  若し、私の見た映画が現実の一面を映し出しているとしたら、我々にはちょっと付いていけない世界だと思いました。  日本にも勿論、到底付いていけない怖い人達が居ます(何も付いていく必要はないが)。  でも何となく今までそれとなく感じてきてどのような性格か分かる怖さと全く異質の計り知れない怖さの違いがありました。
それにしても映画の舞台は恐らくオークランドだと思いますが、私がはっきりと分かる場所は全くありませんでした。  私が度々言う怖い場所、オークランドの西と南・・  映画に映し出されたような怖い場所が現実に存在するのだと思います。  実際にそのような場所と直ぐ近くに住んでいて、そんな怖い場所があると言うのはどうも不思議と言うか奇妙な気分でした。  ニュージーランドは、治安が良くて物価が安い国・・ とありとあらゆる本やHPで言いふらしています。  果たしてそれは本当でしょうか?  嘘です。
と言い切ると分かりやすくてすっきりすると思いますが、人の世はそんなに簡単に割り切れません。  嘘とまでは行かないまでも限りなく嘘に近いというのが私の実感です。  情報と言うのはある程度参考にすべきだと思いますが、実際は自分の目と身体で確かめて現実が実感出来ます。  あなたにとってのニュージーランドが生涯素敵で素晴らしい事を願っています。

平成18年01月13日(金) 11:59pm(NZ時間)
■ 夏の余暇 ■
おばんです皆さん。  3日間も執筆活動から遠ざかっていました。  大変失礼致しました。  2~3日前アクセスがとても増えました。  日本のテレビで又ニュージーランドが紹介されたのでしょうか?  誰かからそんな事を聞いたような気もします。
最近のオークランドは、かなり夏らしくなってきました。  昼間外を歩くと汗が出てきます。  こういう表現でお分かりかと思いますが、日本の内地に比較すると比較にならないほど過ごしやすいです。  昼間でも日陰に入ると涼しく、夜は寧ろ肌寒いくらいです。  でも平日仕事が終わってもまだ日は煌々としていて、仕事の後釣りをしたりゴルフをしたりする人が居ます。  そんな夏時間の過ごし方は人生のゆとりを楽しんでいる感じます。  ストレスもフラストレーションも感じず自由気ままな生活です。  いいですね。  今夜はこれにてごめん。

平成18年01月09日(月) 11:59pm(NZ時間)
■ 映画の発展著しいニュージーランド ■
おばんです皆さん。  今日もまぁまぁの天気でした。  ニュージーランドは、今真夏のはずですが、未だに過ごしやすい適度な気温を保っています。  数日後に一気に暑くなると思います。
ニュージーランドって、最近映画での活躍が凄いですね。  最近では、「ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女」の監督も撮影地もニュージーランドらしいです。  監督は、アンドリュー・アダムソンと言う人で、アニメ映画「シュレック」で既にアカデミー賞を獲得していると言う事です。  「ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女」の撮影地は、オークランドから車で北西に約40分のWoodhill Forestと言う森らしいです。  私は、行った事が無いですが、行こうと思えば直ぐいける距離です。  今度の土日に行こうかな・・?  一緒に行く人いますか?  参加費、一人$10,000で良いですよ。  食費、宿泊費は、全て別途本人負担です、はい。  そして、Kiwidreamさんがガイドをしてくれますよ。  但し、あの方は、一言もお話になりませんが・・  今夜は、これにてごめん。

平成18年01月08日(日) 11:59pm(NZ時間)
■ 年金生活者の海外脱出 ■
おばんです皆さん。  今日もまぁまぁの天気でした。  ニュージーランドは、今真夏のはずですが、未だに過ごしやすい適度な気温を保っています。  数日後に一気に暑くなると思います。
最近日本人の年配層の方の海外移住が増えているそうです。  やはり年金と言う限られた資金源で出来るだけ安く生活する為に海外を求める人が増えているそうです。  マレーシアへの移住が結構増えているそうです。  かの国では、日本人の年金生活者を念頭に置いたビザも用意したそうです。  然し、引退した方々が海外で生活する上での問題も露出してきているらしいです。  やはり簡単には行かないようです。  でも日本の年金に対する不安と言うのはかなり大きくなっているのは間違いありません。  今夜は、これにてごめん。

平成18年01月07日(土) 11:59pm(NZ時間)
■ How old am I? ■
おばんです皆さん。  今日もまぁまぁの天気でした。  ニュージーランドは、今真夏のはずですが、未だに過ごしやすい適度な気温を保っています。  数日後に一気に暑くなると思います。
あなたは私の歳をご存知ですか?  私を現実の世界で見た人は、殆どいません。  謎に包まれた人物です。  私に会った人は、私の年齢を知りたいと思うようです。  私は、ここで何度も自分の歳を言っています。  今度こそ覚えて下さい。  私は、28歳です!
今まで何度も言いました。  ただ、然し乍、何と申しましょうか、私の歳は、変幻自在で変わる事があります。  つまり、私には歳がありません。  私は、誕生日もありませんし、年齢もありません。  はるか昔、かあさんに私の誕生日を聞いたことがありますが、あれは、幕末でしたので憶えていません。  日本人は、元々誕生日を祝う習慣などなかったのです。  ですから誕生日などは気にする事はありません。
誕生日を祝う習慣は、西洋から輸入されました。  ですから我々はそれに従わなくてもよいです。  実際私は、子供の頃誕生日など祝ってもらった事がありません。  私の家庭では誰一人として誕生日会(ハイカラな言葉で言うとバースデーパーテー バースディーパーティーと言っても間違いではない)などやった試しがありません。
ニュージーランドも来週から仕事をする人が出てくるかも知れません。  ほんの数人だと思いますが。  殆どの人は休暇です。  Skelton Staffsで店や会社は動いているかも知れませんが、本格稼動はしていません。  と言うか、年中この状態が続くのがニュージーランドかも知れません。  おやすみなさい。

平成18年01月05日(木) 11:59pm(NZ時間)
■ ニュージーランドで生まれた赤ちゃんは何人? ■
おばんです皆さん。  今日は、風が強かったですが、一応晴れ間が多かったです。  最近は、サボりが多くすみません。
今年の1月1日からニュージーランドで出産しても自動的に国籍取得は、出来なくなりました。  今までは、ニュージーランドで生まれた子供には自動的にニュージーランドの国籍が与えられていました。  例え外国人であっても住んでいない人間であってもニュージーランドに来て出産したら生まれた子供は、ニュージーランド人でした。  でもそれを悪用する外国人が多くなり、今年から法改正されました。  2006年1月1日より両親のどちらかが永住権保持者または、ニュージーランド国籍者で無ければニュージーランド国籍は、与えられません。
これは、確認していない私の推測ですが、ニュージーランド政府は、出産手当も外国人であっても出していたのではないかと思います。  但し、確認して居ないので定かではありません。  国立病院で無料で治療を受けるためには、パスポートが必要になりましたし、出生地による国籍取得も難しくなってきました。  ニュージーランドの弱点を悪用する人間が多い為、どんどん規制が厳しくなってきます。  致し方ないのかも知れませんが、これからニュージーランドに来ようとしている日本人にとっては苦難の時代になってきました。  今宵があなたに取りまして素敵な木曜の夜になる事を願っています。

平成18年01月02日(月) 11:59pm(NZ時間)
■ のんびりして下さい ■
おばんです皆さん。  今日のオークランドは、午前中晴れ間が出ていましたが午後からは、どんよりとした曇り空で時々小雨がぱらついていました。  暗い一日でした。
元旦は、のんびり出来ましたか?  ニュージーランドではクリスマスが家族が揃う時ですが、日本では正月ですね。  田舎の方は、お国入りするには大変な費用とエネルギーを消耗すると思います。  国へ帰ると言う事は、それでも楽しみですね。  私も日本に居た頃、内地から北海道へ帰る事がとても楽しみでした。  それはそれは、大変な苦労をして帰るのですが、その過程も今思い返すと楽しかったと思います。  羽田や伊丹空港から北海道の大きな空港へ着いてもその後更に苦難の旅が続きました。
故郷はどんどん寂れていき家族はどんどん歳を取るばかりです。  自分が子供だった頃が思い出される時です。  昔、自分が子供だった頃良く見かけた人もいつの間にか居なくなっていました。  いつも合った店も無くなっていきました。  人は年老いて死に行き、町は衰退していくばかりです。  でもその故郷が懐かしくなります。  人は過去の思い出を振り返る時、時間が止まり現実を忘れます。
故郷へ帰っても何もする事も無く、格別感激も何もないのですが、そこには郷愁と寂しさがあります。  又、都会へ帰る日、現実に引き戻され目が覚めます。  残りのお正月休みが皆さんに取りまして心安らぐ日々である事を願っています。  おやすみなさい。

平成18年01月01日(日) 11:59pm(NZ時間)
■ 平成18年元旦 明けましておめでとうございます ■
皆さん、明けましておめでとうございます。  今年も宜しくお願い申し上げます。  年末年始は、かなりアクセス数が減っています。  皆さん色々お忙しい事と思います。  或いは、ご家族でのんびりされてインターネットなどはやっていないのかも知れないですね。
今年は、戌年ですね。  年男、年女の皆様は、特に良いお年になる事を願っています。  ニュージーランドは、1~3日まで暦の上の休日です。  当地では暦には、関係なく多くの皆さんが数週間の休暇に出かけています。  ニュージーランドの半分麻痺状態は、暫く続くかと思います。  日本は、どうでしょうか?  今週一杯休みの会社が多いのでせうか?  日本の本格稼動は、来週の月曜日9日くらいからでせうか?
今年は、皆さんにとっても私にとっても良い年になって欲しいです。  いや、きっとそうなる、んだ!  今夜は良い初夢を見て下さい。  おやすみなさい。

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