ニュージーランドドリームホーム > コラム集トップ > 2007年 > 2007年05月

ニュージーランドドリーム

コラム集

気まぐれ草紙古文書館 - May 2007.

当ページを立ち上げた日 平成19年05月01日(火)

平成19年05月31日(木) 09:07pm(NZ時間)
■ 酸素吸入機使用患者の電気止め死亡 - Mercury Energy ■
おばんです、皆さん。  段々と寒くなる今日この頃です。  日本の内地はもう直ぐ梅雨ですね。  北海道には梅雨がありません。  ゴキブリもいません。  オークランドには雨季があります。  冬が雨季です。
死亡したFolole Muliagaさん44歳 「We made no mistakes」
これはSydney Morning Heraldと言う珍しい新聞の今日の記事です。  豪州のシドニーの新聞です。  何故かニュージーランドの事件を報じていてそれがインターネットの検索でたまたま表示されて知りました。  この事件は世界のメディア(Media、単数形はMedium)が取り上げて居ます。  意味は訳す必要がないと思います。  NZのマーキュリーエナジーと言う電力会社が電動酸素吸入機を使っている病人が居る家の電気を止めて死に至らしめた事件です。  写真が死亡したFolole Muliagaさん(44歳)です。  4人のお子さんがいらっしゃいます。  彼女の家は貧しく電気代$168(約1万4千円くらい)を滞納していたそうです。  電力会社は間違って居ないと強行に主張しています。  自分が間違っていたと認めたらかなりの賠償責任を負わねばならないとさもしい損得勘定が働いているのが見え見えです。  世界中がMercury Energyに対して大ブーイングです。  ニュージーランドそのものに対するブーイングになるかも知れません。
電気代を支払わなければ電気を止めると言うのは常識で分かりますが、それにより病人が死ぬ場合は話が変わってきます。  記事を読むと電力会社(Mercury Energy)は電動酸素吸入機を使っている家庭だと知っていたと死んだ病人の子供が言って居ます。  こうなるとちょっと深刻です。  Mercury Energyは一応民間企業ですが政府所管企業だそうです。  日本政府と東京電力とか関西電力の関係と同じようなもんだと思います。  そのような重病人が家庭で伏せている状態も解せませんが、NZならあり得ると思います。  NZの国立病院は無料ですが(NZ国籍者、永住権所持者の場合。2年以上の就労ビザ所持者も無料だと聞いた事があります)、長い間おいてくれません。  手術しても翌日には追い出されます。
私もこちらで軽い手術を受けましたが翌日には退院させられました。  他の痛々しい患者も手術の翌日にはみんな追い出されていました。  軽い怪我人の場合は直ぐ退院させてもらうと嬉しいのですが死に直結する病人も直ぐ追い出されるとは考え物です。  どうしても家庭では対処出来ない場合だけ長期の入院を認めるのだと思います。  今回の場合はそのような経緯があったのかどうか新聞には書いていないので不明ですが、日本ではまずあり得ない事です。  そして電気代を払わない奴は電気を止めると言う条件を杓子定規に躊躇いもなく(ためらいがあったかどうかは不明ですが)止めると言うのは道義的責任を問われても致し方ないと思います。
NZでは雨がちょっと強く降ると直ぐ停電になります。  電話も通じにくくなる事があります。  インターネットも通じなく成ります。  インフラ整備が充実していないのは明らかです。  電気代は上げるのは得意ですが整備や保守点検はやっているのかどうか疑問です。  約9年くらい前にオークランドのCityが大停電になり数週間続きました。  賠償問題に発展したそうです。  電力会社に文句を言っても全く意に介しません。
NZには電力会社が複数ありどの会社を選ぶかは自由ですがまともな会社は1個もありません。  これからNZに来られる方、停電の準備をしてきて下さい。  蝋燭(ろうそく)は必需品です。  ランプもあったら尚良いです。  今夜はこれにてごめん。

平成19年05月30日(水) 10:39pm(NZ時間)
■ 日本の暗いニュース ■
おばんです、皆さん。  段々と寒くなる今日この頃です。  日本の内地はもう直ぐ梅雨ですね。  北海道には梅雨がありません。  ゴキブリもいません。  オークランドには雨季があります。  冬が雨季です。
松岡利勝農相の自殺はかなり重苦しい雰囲気です。  私は松岡農相がどんな疑惑で非難されていたのか詳しくは知りません。  気力が充実していた時期に自殺するには相当な決意が必要だったと思います。  我が郷土の誇り宗男がまたちょっと余計な事を言っているようです。  それにしても自ら命を絶つとはちょっと行き過ぎだと思います。  今までも政治家やその秘書達が疑惑事件が起こると良く自殺していました。  政治家ですから言うに言われぬ事が沢山あると思いますが政治家を辞めたら世間はそれなりに納得すると思います。  西洋では自分が疑惑事件の当事者になるとなりふり構わず秘密を暴露する人も結構居ます。  あそこまで行くと節操がない感じがしますが自殺は余りにも重いです。  他に責任の取り方があるはずです。
世代が変わり現在の10代~20代の人間が政治を動かす時代になったら自殺などしないように変わるか・・?  それは変わらないと思います。  何故なら日本人は戦前も戦後も全く変わって居ないからです。  それじゃいけないですね。  でも変わらないのが日本人です。  日本人だけじゃなく人は変わらない生き物のように思います。  変わるのはその身にまとっているFlairの部分だけだと思います。
緑資源機構などと言う訳の分からない、天下りと談合で税金を食い物にするために存在するような組織、その事業の相当部分が廃止され事実上の組織解体と嬉しいニュースを読みました。  すると「松岡利勝前農相(62)の自殺の衝撃も冷めやらぬ29日朝、今度は緑資源機構談合事件のキーマンとみられた機構前身の公団元理事の男性(76)が、横浜市の自宅マンションから飛び降り自殺を遂げた。 「陰のドン」と呼ばれ、松岡前農相とも親しかったとされる。 自殺の連鎖か-。 この日も東京地検特捜部の聴取を受ける予定だったが、検察当局にも衝撃は広がった。」  と言うニュースです。  この2つの自殺が関係あるのかどうか知りませんが暗い影を残した感じです。  死ぬと言うことは何か悪い事をやってきたと思われても仕方ありません。  死んで秘密をあの世まで持って行くように思われてしまいます。
しかし、それでは実態が全く藪の中のままです。  ロッキード事件の時、何人が死んだでせうか・・?  若し私が何かの巡り合わせで政治家の秘書をやり汚職の渦中に居てその全容を知っていたら自殺するだろうかと想像してしまいます。  私は生き恥を晒し生き続けると思います。  到底逆らえない政治家から自殺すれと圧力が掛かったらどうするか・・?  その政治家がとても大きな権力を持っていて今ある自分は全てその人のお陰だとしたらどうするか・・?  恩義と義理に殉じて死ぬか・・?  いや死なない。  義理と恩義に反しない範囲で生きる。  死ねと言ったその時点でその人の恩義と義理はもう価値が劣化している。
立場が逆で自分が疑惑を設定した張本人の有力政治家だったらどうするか・・?  秘密を全て知っている秘書に責任を押し付けるために死ねと言うか?  それはない。  と悩む必要がなく言える。  その前に疑惑を設定できるほどの大物政治家にはなれない。  更にもっとその前に私は政治家に成れるほど器も才能もない。  更にもっともっと前に有力政治家の右腕秘書にも成れない。  そんな才覚はない。  つまり私は自殺の可能性を探っても全く意味がなかった。  うんそうだった。  今それに気づいた。  今夜はこれにてごめん。

平成19年05月29日(火) 10:27pm(NZ時間)
■ Guten Abend ■
おばんです、皆さん。  今日私は早出しました。  早朝はかなり冷えていました。  朝6時20分に起きたら外は真っ暗でした。  朝焼けがほんの少しずつ顔を出しそして徐々に白けて行きました。  今夜はこれにてごめん。

平成19年05月28日(月) 10:36pm(NZ時間)
■ 飲酒運転 ■
おばんです、皆さん。  今日もちょっと寒いです。  でも雨なしの1日でした。  もう直ぐ毎日雨の日が続きます。  部屋の中はカビだらけ、洗濯物は外に干せない、何から何までじめじめの雨季=冬です。
ニュージーランドでは飲酒運転をやめるように盛んに宣伝していますが、その宣伝とは逆に飲酒運転が増えているそうです。  と警察の幹部が警告し何か変えないといけないとおっしゃっています。  今年に入ってから43人が飲酒運転による交通事故で死亡しています。  昨年のこの時期は28人だったそうです。  飲酒運転でつかまった人は、2005年に約29,000人、2006年に約31,000人でした。
毎晩飲酒運転を警告する宣伝をしているがそれに対する免疫が出来ている人たちが居るようだと警察は見て居ます。  そのような人たちに焦点を合わせ対処する必要がある。  宣伝が効果がないならばアルコールの制限量を変更する時かも知れないと警察は考えて居ます。  ニュージーランドの飲酒運転の現在の制限は、1リッター当りの息に対して400マイクログラム(1マイクログラムは1グラムの100万分の1)または、100mlの血液中に80mgが最大です。  それに対し、豪州は250マイクログラム/リッター、50mg/100mlです。  ニュージーランドのそれは英国と同じ水準ですが英国ではずっと厳しく監視しているそうです。  NZはOECD加盟国の中で最もその基準が甘い国の一つになっています。  豪州と同じ水準にする必要があるかも知れないと言うことです。  NZ政府はこの数年で2回、制限値を下げる事を拒否したそうです。  基準値を下げる事によって毎年14人の命が救え、200人の重態怪我人を出さないで済むと警察は訴えて居ます。  実際豪州では基準値を下げて飲酒運転による事故が相当数減少したそうです。  今宵があなたに取りまして素敵な月曜の夜に成る事を願って居ます。

平成19年05月27日(日) 11:59pm(NZ時間)
■ 日本ではこうだ ■
おばんです、皆さん。  今日も雨が時々降りました。  雨が降って居ない時は曇りが殆どでしたが晴れ間も時々顔を出していました。  何と言っても風が強かった。  徐々に一歩ずつ確実に冬へ向かって居ます。  日本は夏に向かい、ニュージーランドは冬へ向かいます。  この国では北向きが日当たりが良いです(南半球ですから当たり前ですが)。  頭で理解している事と肌で実感する違いがここ数日出てきます。
どうしてでせう・・?  特に意味はなく、たまたま思いついて書いているだけです。  でも外国は日本と違うと言う事実は、頭で理解しているのと肌で実感する落差が結構大きいと思います。  外国で生活していて腹の立つこととか理解し難い事とかに良く遭遇します。  日本だったらこんな事はないとか考えてしまいがちです。  でもそれをいっちゃぁ~おしまいです。  違うのは当たり前で肌でそれを実感した時に頭で考える事と一致させるようにしないといけません。  そうしないと生きていけません。  さもなくば日本へ帰らないといけません。  日本へ帰ると言う切り札が残っているのはある意味では仕合せです。
母国へ帰りたいと思っても帰れない人も沢山居ます。  例えば、南アフリカを脱走してNZへ移住してきた人たちは、もう彼国へ帰れません。  何故ならもう住めないほど治安が乱れ国情が荒れたから脱出してきたからです。  それに比べれば、日本人は仕合せです。  日本へ帰ると成るとそれなりにかなりのエネルギーが必要ですが何とでも成ります。  かといってNZに居るうちは日本ならこうだと言う考え方はしないほうが良いと思います。  それはいくら言っても詮のない事です。  逆に日本では到底考えられないNZの良い面もありますし。  今夜はこれにてごめん。

平成19年05月26日(土) 12:05pm(NZ時間)
■ 全員高血圧の白人 ■
こんにちは、皆さん。  土曜の朝如何お過ごしでせうか?  今朝目が覚めたらとても気持ちよくお日様が燦々と降り注いでいました。  そして30分ぐだぐだした後、シャワーを浴びバスマットを外に干しました。  そしてしばらくこのHPの大改修工事の続きをやりました。  そして気がつくと外は雨・・  ほんまにアッと言う間に天気が変わるこの激昂性気候何とかして欲しいもんです。  今は雨が上がり静かな土曜日の佇まいです。
私の日本人の知り合いが調子が悪く病院へ行ったそうです。  風邪か何か知りませんが兎に角具合が悪かったそうです。  そして病院で体温を測ったそうです。  すると医者に言われたそうです「お前は爬虫類か?!」と。  その方は女性ですが平均体温が35度前後らしいです。
そしてその医者はどこも悪くないから帰れと言ったそうです。  その人はカンカンに怒っていましたが医者が処置してくれないため仕方なく退散してきたそうです。  西洋人の体温は我々より数度高いらしいです。  あれだけ分厚い皮下脂肪を身にまとっていらっしゃいますから体温も高いのも分かります。  そして彼らは全員高血圧で朝型人間です。  みんな夜は9時頃に布団に入ってしまいます。  そして5時頃にはもう行け行けどんどんで元気一杯です。  西洋人は全員高血圧で朝型人間だと言いましたが実際は違います。  本当は夜型人間も何人か居ます。
爬虫類の彼女ですが日本人としてはごく平均的だと思います。  ニュージーランドでは風邪くらいで病院へ行きますと追い返されます。  「風邪なんか病気じゃなぇ~! はんかくさいんでねぇのかぁ~!」と言われるそうです。  治療もしてくれません。  お客さんを治療して金儲けしようと言う意識が薄いんですね。  日本でしたら風邪で病院へ行っても医者にどやされることもありません。  逆に薬を山盛りにくれたり親切に注射してくれることもあります。
NZは日本と違います。  当たり前なんですが頭で分かっているのと肌で実感してるのは違います。  風邪対策は自分でしないといけません。  私は風邪を引いたかな・・?  とほんのちょっとでもその気配を感じたら直ぐ薬を飲みます。  風邪を引く前に薬を飲むのです。  さてここで問題です。  その薬の名前を当てて下さい。  正解者の方には豪華商品を用意していますので奮ってご応募下さい(Coditions apply)。  今日と言う日があなたに取りまして素敵な土曜日に成る事を願って居ます。

平成19年05月25日(金) 09:43pm(NZ時間)
■ KiwiSaver実施直前に変更 ■
おばんです、皆さん。  今日も雨でした。  1日中雨ではなかったですが1日の半分くらいは雨でした。  でも昨日ほど寒くなかったです。
昨日2007年05月24日(木)の「Kiwi Accent」の続きをちょびっとだけ。  昨日の記事はOne Newsでしたが今日のはNZ Heraldです。
「I'll just have me fush and chups and then I'm off to bid」
「フィッシュアンドチップスを食って寝るべ」と言う語感です。  「fish and chips」が「fush and chups」になって「bed」が「bid」に変化しています。  そう言えばそんな感じで話してますね彼らは。  「I'm off to bed」は、「布団さ行く」つまり寝ると言う意味です。  一般的な言い方では「I go to bed」です。  NZ特有の表現なのか或いは英語圏の国で一般的に使う表現なのか知りませんが、私に関して言えばこちらで憶えて表現です。  「どこ行くの?」は「Where are you off to?」と言います。  豪州でも使う表現です。  私が豪州で乗り継ぎNZへ来る時、空港のカウンターで言われた事があります。  オセアニア英語かも知れませんし、英語圏全般で使われているかも知れません。  Kiwi Accent(NZ人の英語訛り)に関しては以上です。
平成19年05月17日(木) にKiwiSaverの事を書きました。  あの記事を書いた週にKiwiSaverの内容が変更になったそうです。  一体どんな手品を使えばそんな早業が出来るのか想像出来ませんが相変わらず朝令暮改を文字通り忠実に実行しています。  もう法制化している法律を実施(2007年07月01日)の1ヶ月ちょっと前の土壇場で(世に言うドタキャンじゃなくてドタヘン)変更するなんてどのように法律を変更するのでせう・・?  ある日突然法案を提出していきなり採決するか・・?  いくらニュージーランドと言ってもそんな早業が出来るとはちょっと信じられませんが実際に変わったようですから屹度恐ろしいからくりでも使ったのかも知れません。
どのように内容が変わったかと言うと雇用主の負担が義務化されるようになったようです。  1年目の雇用主の負担は賃金の1%でそれが4年後には4%になるそうです。  恐らく1年につき1%雇用主の負担が増えて行くのだと思います。  今のところ4%でとまる気配ですがいつどうなるか分かりません。  労働者の味方、労働党政権ですからどんどん釣りあがるかも知れません。  でもこれで来年の選挙で労働党政権も更に危なくなったでせう。  法人税減税があるから大丈夫と高をくくっているのかも知れません。
NZは日本と違います。  そんな事は言うまでもなく余りにも当たり前なんですが頭で分かっているのと肌で実感しているのは違います。  人種差別は良くないと日本に居る時に頭で考えてそう信じていた人が海外で有色人種にひどい目にあったり見たり聞いたりすると現実は違うと思うようになります。  人種差別とは違うかもしれないが人種で人を判断したり警戒したりするようになるあれと同じかも知れません。  自分が当事者に成って嫌な目に会うと頭の片隅の理性で考えていた事などは吹き飛んでしまうことがあります。  そう言う意味で日本とNZは違うと言って居ます。  NZでは或る日突然に法律が変わる事があります。  将に晴天の霹靂を物の見事に実行します。  何故事前に言わないかと言うと事前に言うと法律を実行する妨げに成る事があるからです。  所謂強姦方式です。  有無を言わさずやっちゃうのです。
反対者とか少数者意見とか色んな関係者の意見を聞いて調整などしないのです。  そんなものは全て無視していきなり強引に押し通します。  これが強姦方式です。  1980年代に強行した行財政改革の時もこの方式だったそうです。  色んな人の意見など聞いていては痛みを伴う法律など出来ないと言うのがその哲学です。  日本では到底許されない事です。  日本でそんな事をしたら大変です。  反対勢力は意地に成りどんな手段を使ってでも邪魔をしようとするかも知れません。
平成19年05月19日(土) の法人税減税の記事を書くとき参考にしたプライスウォーターハウス会長のJohn Shewanさんの意見がどうも変だと思いました。  KiwiSaverは限りなく強制に近いと彼は言っていました。  あれを読んで私はあれ・・?  と思いました。  先週IRD(Inland Revenue Department = 国税庁)に私が電話して直接聞いた時は、雇用主はKiwiSaverの負担義務はないとはっきり言っていたからです。  そして労働者も加入するかどうかは任意だと言っていました。  それが実施直前に変わるとは・・。  労働者がKiwiSaverに加入するかどうかは任意で変更ないようです。  ただ、雇用主が負担義務があると成ると殆どの労働者は加入すると想像されます。
それにしてもIRDに電話した時は、5月末にInformation Packを全ての雇用主に郵送すると言っていました。  若しあれが本当だとしたら印刷物を全部刷り直しです。  2007年07月01日に印刷物が間に合うでせうか・・?  若し、最初から直前に変更するつもりで芝居をしていたら可能でせう。  でもそうじゃなかったらまず間に合わないと思います。  莫大な印刷代を無駄にする事になります。  大黒字の政府財政の国家は違いますね。  税金を湯水のように無駄遣いしていると言われてもまだまだお金は余って居ます。  貿易収支は真っ赤っかなのに大丈夫なのでせうか・・?  今宵があなたにとりまして素敵な金曜の夜に成る事を願って居ます。

平成19年05月24日(木) 10:52pm(NZ時間)
■ Kiwi Accent ■
おばんです、皆さん。  今日は穏やかな天気でした。  ぽかぽかと暖かかったです。  でも夜になるとすごく寒くなりました。
「Kiwi accent has become stronger」
ニュージーランドの国旗
これはOne Newsと言うサイトにあった記事です。  One NewsはテレビのTV1とTV2も運営しているようです。  その記事によるとKiwi(ニュージーランド人の事)の英語の訛りが強く成ってきているそうです。  これはAUT = Auckland University of Technology(オークランド技術大学と訳しておきます)のAllan Bell博士が過去30年一般のKiwiとTV司会者の発音を調査してきました。  AUTは実はその名前と実態が一致しません。  Technologyの大学と言うと理系の大学だと思うのが当然でせうが、実は文系の学科もあります。  不思議ですね。  これも一種のからくりかも知れません。
Kiwiの英語の発音はQueen's Englishに近いと言われていました。  それが変わってきたそうです。  彼によるとKiwiの発音がよりKiwiに成ってきたのは良いことだそうです。  なして良い事なのかその理由は記事にありませんが、私が勝手に想像する事をお許し頂けるならKiwiとしての独自性が出てきたからかも知れません。  例として "But" じゃなくて "Buh"、"school" じゃなくて "schoow" と発音する事が良くあるそうです。  日本の国語の権威でしたら国語が乱れてきたらたしなめてもお変しくない場面です。  TVの司会者や報道者も発音の訓練を受けるが、最近は自分独自の訛りもある程度認められるようになってきたそうです。  すごいですね。
NZの放送学校のMike Aldridgeさんが言うには、言っている事が分かればたいした問題じゃないとおっしゃっています。  まぁそれも程度問題でせうね、屹度。  またBell博士はMaori(マオリ)とかPacific(パシフィックアイランダー)の訛った英語ももっと放送すべきだとおっしゃっています。  そしてもうQueen's Englishとはおさらばだそうです。  なんか寂しい感じがします。  私の好みとしてはよりQueen's Englishな人々で居て欲しかったです。  でもしゃぁないですね。  はい、分かりました。  今夜はこれにてごめん。

平成19年05月23日(水) 10:17pm(NZ時間)
■ 軍隊武器庫の拳銃を売りさばいた兵士 ■
おばんです、皆さん。  オークランドは今日雨でした。  ほぼ1日中降り続いていました。  小雨でした。  しとしとと物悲しい感じの雨でした。  でもこの世は終わりません。  これからが始まりです。
平成19年05月07日(月)に「チンピラ抗争」と言う記事を書きました。  Wanganuiと言うWellington(ウェリントン)の少し北にある小さな町でチンピラの集団(グループ)が2つあるそうです。  一つはBlack Powerでもう一つはMongrel Mobです。  Black Powerに拳銃を売った人間が捕まりました。  軍隊の兵士でした。  射撃兵、Levi Shane Haye(19歳)が金欲しさに軍隊の武器庫から拳銃(Sig Sauer P226)を盗み出しBlack Powerに1丁$1,000で売ったそうです。  $1,000は最近のレートでは約9万円ですから日本の闇相場と比べると安いように思います。  この型の拳銃の正規価格は、約$1,500くらいだそうです。
Hayeは口が軽くあちこちで言いふらしていたそうです。  自分で言ってはいけませんね。  自分は頑なに何も言わなくても秘密と言うのは漏れます。  それが世の常、人の常です。  それを自分の口から言うとはちょっと考えられません。  屹度軽薄な性格の兵士なんだと思います。  出来心でやったとも言って居ますし、もう2度とやらないつもりだったとも言って居ます。  結局軍隊の尋問を受け直ぐ自白し軍法会議に掛けられ軍隊を首になり9が月の服役を命じられたそうです。
拳銃に刻印してある連続番号(Serial Numberシリアルナンバー)を削り取ったそうです。  この拳銃は、買った本人Fitiの家のソファに隠されていました。  警察とMP(Military Police 憲兵)がFitiの家を捜索して発見されました。  FitiはBlack Powerの会員(ハイカラな言葉で言うとメンバー)です。
でも軍人が武器を横流しして売ると言うのはとても怖いです。  それが簡単に出来てしまいそしてそれをやった兵士も気軽に人に言いふらすと言うその神経も理解出来ません。  もっと威力のある武器を横流しにして町に出回ったら最悪です。  どうも最近ニュージーランドではチンピラの横行が目立つようになってきたような気がしてなりません。  South Aucklandでは暴走族の車が数十台も押収されたそうです。  こっちもかなり危険です。  恐らくManukau近辺だと思いますがあの辺りはかなりに治安が悪いです。  数週間前にManukauとEast Tamakiの中間辺りの商店街を歩きましたがこれはどこの国だろうかと思いました。  白人は殆ど居ませんでした。  殆どがマオリかアイランダー系(Islanders)でした。  今夜はこれにてごめん。

平成19年05月22日(火) 10:17pm(NZ時間)
■ マリア様を冒涜する漫画 South Park ■
おばんです、皆さん。  今日のオークランドは曇りを基調として時々小雨が降りました。  でも気温はそれ程下がらず結構穏やかな小雨の月曜日でした。  昨日と全く同じ文面です。
あなたはSouth Parkと言うアニメをご存知ですか?
South Park Bloody Virgin Mary
この漫画です。  お笑いアニメです。  恐らくアメリカの漫画だと思います。  どんな筋書きか私も良く知りませんが、「Bloody Mary(ブラッディーメアリー = 血だらけのマリー)」と言う話があるそうです。  枢機卿がマリア様の像にお祈りをしているとマリア様がたまたま生理中でマリア様のあそこから血がドバーット飛び枢機卿の顔が血だらけになる話のようです。  この逸話がSouth Park(サウスパーク)の創作なのか或いは聖書やキリスト教関係の書物に実在する話なのかどうか不明です。
いずれにせよ、このアニメがニュージーランドで放送されカソリックの司教(Bishop)が抗議を唱えて居ます。  ウェリントンの高等裁判所(High Court)で今日Bishopが、この漫画は下品で醜いと発言したそうですから裁判になっているのかも知れません。  この件について去年も私は書いています。  こんなひどい漫画は放送してはいけないと言うNZのカソリックの抗議の声が無視され放送基準局は放送を了承したそうです。  Bloody Maryに関する話が他にも34話放送されたそうです。  4チャンネルです。  去年2006年2月の出来事だそうです。
私はSouth Parkと言うアニメに興味がありませんのでじっくり見た事がありませんがちょっと見ただけで詰まらないと感じます。  それはBloody Maryとは関係なく見ていて笑える感性ではありません。  西洋人独特のそれなのかも知れません。  西洋人はおおよそ全ての面に於いて我々よりも過激だと思います。  中途半端に抑えたり我慢したりしないで思い切って行ってしまう感があります。  いけないことはいけないと首尾一貫している部分もあるのですがここまでは良いと言う範囲がかなり広いように思います。  余りストレスが堪らない精神文化だと思います。
それにしてもVirgin Mary(処女マリア)とかBloody Mary(血だらけのマリア)とかなんか生々しい表現が多いですね。  処女と言う言葉は客観的に使用すれば生々しくないかも知れませんがその言葉自体が性的な印象を内包しているように感じます。  コクテルのBloody Maryと聖女マリア様が生理になった時の出血と何か関係があるのでせうか?  西洋文化を知るには聖書を必ず読まないと分からないと言われて居ます。  日本の文化を知るには古事記と日本書紀を読まないといけないと言われるのと同じ・・?  いやそんな事は言いませんね。  でも我々の文化の中に知らないうちに深く浸透しているように思います。  今夜はこれにてごめん。

平成19年05月21日(月) 11:59pm(NZ時間)
■ ローマ字 ■
おばんです、皆さん。  今日のオークランドは曇りを基調として時々小雨が降りました。  でも気温はそれ程下がらず結構穏やかな小雨の月曜日でした。
あなたはローマ字を読めますか?  と聞いたら怒るでせうね、屹度。  そったらこと当たり前でねぇかぁ~!?  と反応すると思います。  でもそれはあなたが日本の学校でローマ字を習ったからです。  私が学生の頃、家庭教師をした事があります。  中学生に勉強を教えました。
その教え子の一人がローマ字を読めなかったので私はびっくりしました。  その理由を聞くと小学生の時、ローマ字の時間があったんだけど先生が教えなかったそうです。  何故教えなかったかと言うと小学生でローマ字を憶えると中学へ行って英語の学習の邪魔になると言う考えだったそうです。  それを聞いて私は呆れました。  先生ともあろう人がそれ程浅はかなのかと思った次第です。  ローマ字は英語を学習する時、多少の障害になるのは確かです。  しかし、それ以上に有益な面が多いです。
まず、西欧州の言語の多くがローマ字式で読めます。  英語とフランス語だけが例外と言えます。  ラテン系言語(ギリシャ語を除く)は殆どローマ字通りで読めます。  ドイツ語もローマ字を読めたら大体読めます。  それ以外にも英語圏以外の人の名前とか地名などもローマ字を知っているのと知らないのでは雲泥の差があります。  英国でも訛りのきつい地方ではローマ字に近い発音をするところもあります。  ですからローマ字はとても有用です。  そのような側面を見ないで英語の邪魔になると言う浅はかな考えで子供たちにローマ字を教えなかったと言う先生が居たのは嘆かわしいばかりです。  大体その程度の見識で教育していたら子供たちがどうなるのか怖いです。
英語を母国語とする人たちに日本人の名前はとても発音しにくいようです。  ローマ字を知っていたらごく当たり前の名前や地名も発音出来ませんと言うか発音の方法を知りません。  例えば、出雲 = Izumo と言う地域名を我々は いずも と発音します。  しかし、英語人にとって 「u」 は殆どの場合 「ア」 と発音します。  ですから 「Izumo」 は 「イザモ(またはアイザモ)」 になります。  それを聞いたら我々は えっ・・? (・_・) 何・・? と思います。  それでは彼らに 「イズモ」 と発音させるにはどのように綴ったら良いでせうか?  それがありません。  Butcherのように 「u」 を 「ウ」 と発音する場合もあるのですがそれは例外です。
「東(Azuma)」と言う姓の人も困るでせうね。  英語人の殆どは 「エザマ」 に近い発音をすると思います。  日本人の名前や地名だけでなく、ニュージーランドではマオリ語も同様な現象が起こります。  例えば、オークランドの南部にPapatoetoeと言う地域がありますが白人は 「パパトイトイ」 に近く発音します。  マオリ人が発音したら我々日本人と同様に 「パパトエトエ」 と言うはずです。  それが英語人には通用しません。  この手のからくりは我々を良く混乱させてくれます。  Helly Hansenと言うのをこちらの人は 「ハリーヘンセン」 に近い発音をします。  「ヘリーハンセン」と言ったら分かってくれません。  いくら力んでむきになって発音しても分かってくれません。  そんな時は相手の発音に合わせるしかありません。
でも私は時々不思議に思うこともあります。  例えば私の名前の綴りを言うと直ぐ分かる人も居るからです。  ローマ字を分かっているのではないかと思う人も中には居るのでそれが不思議なのです。  他に地図の 「Map」。  「マップ」 と言うと相手が理解してくれなくて 「メップ」 に近い発音をすると分かってくれる。  これがどうも抵抗があります。  「メップ」と発音するのはどうも恥ずかしい。  やはり日本人らしく「マップ」と言いたいのです。  英語人もローマ字通りの発音に矯正すべきだと思います。  これから彼らを啓蒙していきたいと思います。

平成19年05月20日(日) 11:59pm(NZ時間)
■ おやすみなさい ■
おばんです、皆さん。  今日は頭がぼぅ~っとしています。  もう寝ます。  おやすみなさい。

平成19年05月19日(土) 11:59pm(NZ時間)
■ ニュージーランドの法人税33%から30%に減税? ■
おばんです、皆さん。  今日は昨日、一昨日より少しだけ暖かかったです。  これが当たり前なのか或いは昨日、一昨日が当たり前なのかいずれにしてもこれからもっと寒くなります。  それは既定の事実です。
ニュージーランドの法人税が現行の33%から30%に減税になると言うニュースを知りました。  ただそれが法律化されたものなのか議論の段階なのかもう一つ分かりません。  2008年4月1日からと言われているので既に法制化されていると思います。  個人所得税の減税はまだ先の話のようですがそれでも2010年には現行の最高税率39%が30%になるかも知れないそうです。  ただこれはまだ分かりません。  法人税の減税は実施されそうです。
現在のニュージーランドの法人税は一律33%です。  この33%と言う法人税率は1989年からだそうです。  それまでは28%だったそうです。  18年ぶりの減税と言うことになります。  ただ外資に対しては減税すべきでないと言う意見があるが、それは底抜けの馬鹿な意見だとプライスウォーターハウスのJohn Shewan会長は言って居ます。  将にその通りです。  一般的には外資を呼び込むために外資優遇策を取ります。  そのくらいして外資を呼んで自分の経済を活性化しようとします。  それを逆に外資に高い税率を設定しようと言う意見は将に愚の骨頂と言えます。
それにしてもNZ政府の財政は大黒字で税金の無駄遣いが多すぎると批判が絶えません。  誰もが減税すべきだと考えるはずです。  それを今まで頑なに拒否してきたのです。  来年選挙があります。  世論調査では、現在の労働党内閣は国民党にかなり負けて居ます。  企業と国民が最も喜ぶ飴玉を出してきました。
ところで、プライスウォーターハウス会長のJohn Shewanさんがちょっと気になる事を言って居ます。  「Recently, the OECD sensibly cautioned that the corporate rate reduction should not be made in isolation.」。  ちょっと信じられませんが、OECDでは、最近法人税の減税は独自では行わないようにと警告したとか・・?  そんな馬鹿な事があるでせうか・・?  OECDは、経済協力開発機構で先進国クラブと呼ばれているお金持ちの国の集まりです。  勿論、日本もその中に入って居ますし、ニュージーランドも同様です。  OECDは、Organisation for Economic and Cooporation Developmentとかそんな言葉の略ですが正しいかどうか自信がありません。  調べても居ません。  今夜はこれにてごめん。

平成19年05月18日(金) 07:49pm(NZ時間)
■ Range View Road危険地帯 ■
おばんです、皆さん。  今日は昨日、一昨日より少しだけ暖かかったです。  これが当たり前なのか或いは昨日、一昨日が当たり前なのかいずれにしてもこれからもっと寒くなります。  それは既定の事実です。
オークランドの中心から数キロ南西の場所にMt. Albertと言う地域があります。  City(オークランドの中心街)から車でほんの10分くらいの距離です。  そこにRange View Roadと言う道路があるらしいです。  私はその道路を車で通った事があるかどうか知りませんが、少なくとも道路の名前は知りませんでしたのでそれ程大きな通りではないと思います。
RangeView Roadは危険で行けない
その通りが最近危険で行くなと警察が警告しています。  以前は安全だったそうです。  最近は若いGang達(チンピラ)が強盗や反社会的行為をするためにとても危険になったそうです。  今は昼間っから危ないそうです(昼の12時過ぎたら危ないと時間まで言っていますが、午前中はピンピラさん達もお休みと思います)。  警察は常に警戒しています。  殆どの問題は或る政府住宅から起こるそうです。
その政府住宅に居る問題を起こす連中は10代後半から20代前半でしょっちゅう裁判所の前に現れるそうです(つまり出頭命令を受けている)。  その地域の住人は怖くてRange View Roadを通ることも出来ないので家に帰るのさえ大変です。  それにしても警察が警戒しているにも拘らず住民がこれだけ恐れていると言う事は24時間体制じゃないと思います。  警察も犯罪の現場を押さえるか或いは犯罪を犯した人間じゃないと逮捕も出来ないでせう。  一番簡単なのは、悪の巣窟となっている問題の家を警察か或いはSwap系の武装警察隊が一掃すれば一発で片がつくと思いますが犯罪を犯したと言う証拠も挙がって居ないのでせう、屹度。  オークランドの警察も人手不足で十分な人数を割けないのかも知れないですね。  それにしても最近はこの手のチンピラの横暴な行為が多いです。  何が原因なのか・・?  ニュージーランドに何か変化が起こっているのか・・?  今宵があなたにとりまして素敵な金曜の夜になる事を願って居ます。

平成19年05月17日(木) 10:19pm(NZ時間)
■ Kiwi Saver キーウィセイバー 2007年7月1日実施 ■
おばんです、皆さん。  今日は少しだけ雨が降りました。  1週間くらい前まで穏やかな天気でしたがここ数日は寒く気持ちも沈みがちになります。
2007年7月1日からKiwi Saverが始まります。  Kiwi Saverとは退職金積み立て制度です。  今までもSuperannuationと言う積み立て金制度がありましたが、それでは金額的に不十分と言う事で政府が率先して始める制度です。  賃金(或いは月給、ニュージーランドでは2週間毎に給与を支払う賃金制度が一般的です)から天引きされます。  NZ国籍所持者、或いは永住権所持者が主な対象になります。  でも1年~3年の就労ビザ(労働ビザ)所持者でも加入できると思いますが確認する必要があります。  原則として加入は任意です。  つまり加入したくなければ加入しなくても良いです。  料率は賃金の4%と8%があるようです。  自分の好きな料率を選べるのか或いはなんらかの計算で決定されるのか不明です。
その資金は政府に納めるのではなく、政府が認めた金融・投資会社(Scheme Provider)に委任されます。  集まった資金を運用し増やすようにするようです。  お金を集めてその資金を運用するその手法は、村上ファンドと同じです。  危険性(リスク)は誰が負うのかまだ調べていませんが恐らく個人のリスクだと思います。  どのScheme Providerを選ぶかは個人の選択です。
当制度を振興するために加入者には政府から一人当たり$1,000支給されます。  でも65歳になるまでそのお金を使うことは出来ません。  この制度は基本的に自分の積み立てたお金を将来自分で使う事を意味します。  会社(雇用主)は当積立金へ補助義務が免除される場合もあるようですが詳細は現時点では不明です。  また当制度を利用すれば家を購入する際に補助手当てが支給される場合もあるそうですが条件に適用した人のみのようです(当然収入面が考慮されると予想されます)。  自分で持っていたら貯まらないお金も賃金(給料)から天引きしてしかるべき金融・投資会社に預かってもらいます。  今月末に各企業に案内資料が郵送されます。  もっと詳しく調べてKiwi Saver専用のページを書こうと思っています。  今夜はこれにてごめん。

平成19年05月16日(水) 11:59pm(NZ時間)
■ 南アフリカ人同志討ち ■
おばんです、皆さん。  最近のオークランドはすっかり寒くなってきました。  でも今日は昨日よりましかもしれません。  冬は直ぐそこまで来ています。
オークランドの北に40kmくらいのところにOrewaと言う風光明媚な地域があります。  美しい海岸があり夏は大勢の海水浴客が集まります。  とても治安の良さそうな場所ですが、そこで南アフリカ人が南アフリカ人を襲う事件がありました。  最近の話ですが週末の深夜1時頃パーティーで飲んで歩いて帰宅途中に襲われたそうです。  若者同士です。  数人の若者が一人の若者の頭をいきなり殴り地面にたたき付けたそうです。  襲ったほうも襲われたほうも南アフリカ人です。  しかし誤爆でした。
数人の南アフリカ人はKiwiを襲うつもりだったようです。  襲った方は殴った後、罵声を浴びせたそうですが南アフリカ人の英語訛りがあったので殴られた方も分かったそうです。  そして馬鹿野郎、俺もSouth Africanだと言うと襲った方のグループは急に誤り兄弟悪かった大丈夫かと何度もアフリカーンスで言っていたそうです。  アフリカーンスに付いては数週間前に書きましたが南アフリカのオランダ系住民固有の言語です。  いきなり人に殴りかかるのは勿論とんでもない不法行為でいけないのは言うまでもありませんが、誤爆だったのはどうも何とも言えません。
オークランドは色んな人種が集まる街ですが、南アフリカ人も軋轢(あつれき)があるのですね。  普段馬鹿にされているのかも知れません。  最も問題を起こす筆頭はChineseでせうが民族間抗争は決して起こって欲しくないです。  外国に居て、外国人同士が喧嘩するとその憎悪の力は激しくなるような気がします。  ニュージーランドその中でもオークランドは危険な場所だと言われるようになって欲しくありません。  今夜はこれにてごめん。

平成19年05月15日(火) 09:30pm(NZ時間)
■ ホームページ作成の舞台裏 ■
おばんです、皆さん。  最近のオークランドはすっかり寒くなってきました。  今日の昼間車で走っていて温度計を見たら19度でした。  19度でしたら寒いと言うほどではありません。  でも夜がかなり寒くなってきました。
先月の末か今月の初め頃から「ニュージーランドドリーム」の大改装工事に入りました。  出来る時は結構進むのですが出来ない時はずっと進まず結果としてなかなか進行していません。  他にもやらなければいけないことが沢山あります。  いや、やらなければいけないことじゃなくやりたい事が沢山あります。  その例としてJavaScriptとPHPの学習があります。  JavaScriptって・・?  PHPって・・?  と思われる方も多いと思います。  詳しい説明は省きますが私もその実態を理解出来ません。  簡単に言うとHP(Website)を作成する言語です。  そもそも言語と言う言葉が人を掃うような拒絶感を持ちます。  日本語とか英語と言う言語と同列に考えてしまいます。  コンピュータが分かる言葉と言うつもりでせうが何とかならないかと思います。  と言ってももう言語で定着していますので私も使います。
HP作成の根幹的言語はHTML(HyperText Markup Language)です。  Hyperとは「超」と言う意味の接頭語です。  Textとは文と言う意味です。  Markupとは印を付けると言う意味です。  Languageとは言語と言う意味です。  4つまとめるとどのように訳すべきか、一般的な訳はないと思います。  その意味するところは、文書間を飛び越える印を付ける言語です。  飛び越えるとはつまりリンクをクリックすると他の文書(HP = Homepageつまり英語で言うとWebsite。ホームページはかなり和製英語的)に飛んで行くと言う事です。
HP作成の根幹的言語はHTML(Hyper Text Markup Language)ですがそれを補佐すると言うかHPに躍動感を持たせる言語が数種類あります。  JavaScriptやPHPやPerlです。  他にCSS(Cascading Style Sheet)と言うHTMLの女房役とも言える言語(これは言語とは言えないかも知れません)があります。  私が多少使えるのはHTMLとCSSだけですがそれすらも初歩の初歩です。  問題はJavaScriptとPHPです(Perlは最初から余り興味を持って居ない)。  私が一番最初にHPを学習したのはIBMのHomePageBuilder V7でした。  それが約4年前の事です。  HP作成ソフトとしては最も人気のあるソフトかも知れません。  ただ、ソフト(ソフトとは和製英語で正確に言うと、ソフトウェア Software = Programmeの事)でHPを作るには限界があると知りそれからテキストエディターを使い手打ちするようになりました。  4年も経ったらもう何でも自由自在に使いこなせても良さそうな物ですがさっぱりです。
HTMLやCSSを手打ちするようになるまでの知識は、日本へ帰った時買ったソフトバンク出版の本で学習しました。  その2冊の本の写真を下に載せます。
HTML, CSS, JapaScriptの本
どちらも余り良くありません。  説明が不親切で分かりにくいです。  お勧め出来ない2冊です。  また誤記もちらほらありますので結構惑わされます。
特にJavaScriptの方はお勧め出来ません。  HTMLとCSSの方は概念自体が単純で理解しやすいので本が悪くてもそれなりに分かるようになります。  でもJavaScriptは本当のプログラミング言語的要素があるので説明が悪いと全く理解出来ません。  このようなパソコン関係の本を読んでいるといつも思いますが非常に説明が不親切で分からないように書いています。  細かい部分の省略が多すぎるのです。  全くのド素人でも分かるように書いて欲しいのですがそうはイカの金玉です。  まぁ~至る所にからくりが仕掛けられています。
パソコン関係の本に限らず日本の本は非常に分かりにくく書いている事が多いと思います。  学校の教科書などその典型かも知れません。  特に理系の学科その傾向が強いように思うのですがこれは私の偏見でせうか・・?  もう一言親切に説明を付け加えてくれたら簡単に分かるのにと思う事があります。  本を書く人間の怠慢なのか或いは面倒なのか知りませんがそんな心がけでよく人を導く本を書くものだと感心する事しきりです。  頭の良い人なら分かるかも知れません。  しかし中学や高校へ行く人間のうち頭の良い子は何人居るでせうか・・?  クイズを解くかの如き色んな空想を強いる本はもう出版しないで頂きたい。  無料ならまだ許せますが本と言うのは数千円もする高価な代物です。  どうせならもっと高価にしても良いから読んで分かるようにして頂きたい。  中途半端な価格帯で購入しやすいように設定して解読不可能な本を出版するのは最低です。
かなり昔の事ですが、私は英語で書かれた算数の本を目にした事があります。  屹度アメリカの小学校の教科書だったと思います。  それを見ていて、えっ? と思った記憶があります。  そこまで親切に細かく書いてあるの・・・? と思いました。  これなら知能程度に関係なく誰でも分かるのではないかと思いました。
その記憶がずっとあり、私は英語の本(と言ってもピンキリでせうが)は人に分かるように書いてあるのではないかと言う仮説を立てて居ました。  英語のJavaScriptの本なら読んでも分かるかも知れないと思っていました。  SoftbankのJavaScriptの解説本に対して腹が立っていた事もありました。  自分の知能が不足しているのを本のせいにして英語の本に逃げようと画策していました。  そしてその陰謀を実行に移しました。  それが2年くらい前です。  その策略を実行した結果が下の写真です。  本の厚みは10cmくらいあります。  JavaScriptについて事細かく説明されています。  このくらい詳しく説明されていてしかるべきだと思います。  でもかなり高かったです。  $100以上したと思いますが正確な金額は憶えて居ません。
英語のJavaScriptの本
Danny Goodman著JavaScript Bible 5th Edition(Wiley社出版)です。
自分の知能不足が補われるかも知れないと思い買いましたが2年以上放置していました。  数日前ほんの気まぐれにこの本を読み初めました。  これなら俺でも理解できるかも知れないと今思って居ます。  でもほんの触り部分だけですのでまだまだ安心出来ません。  いつまた放り出してしまうかもしれません。  ただ、一つ問題があります。  それは何か・・?  英語なんです。  日本語じゃないんです。  それが疲れるんです。  ほんの詰まらない簡単な文章が何故か知らないが頭に入らないことが良くあります。  私の歳(29歳)も多分に影響していることは間違いありません。
一つ言える事は私はHPを作る事が結構好きだと言うことです。  文章で自分の考えを表現しそれを目に見えるようにする作業が割りと楽しいです。  私が生まれた戦前では考えられないことでした。  戦前にはインターネットも携帯もパソコンも光通信もADSLもありませんでした。  テレビもありませんでした。  時代は変わりましたね。  おやすみなさい。

平成19年05月14日(月) 09:42pm(NZ時間)
■ 風薫る五月 ■
おばんです、皆さん。  今日のオークランドは曇りでした。  雨も少しだけ降りました。  そして夜はとても寒くなりました。  やはり冬さんはこちらに近寄って来ているのかも知れません。
日本は今五月です。  ニュージーランドも今五月です。  同じ五月でも随分と違います。  オークランドの五月は道東のそれのように寒くなってきました。  道東では六月に桜が咲きます。  私の知っている桜は千島桜です。  内地の五月は一年中で一番良い季節です。  とても爽やかですがすがしい季節です。  私が内地に居た頃は一番好きな季節でした。
新しい季節が訪れそして過ぎ去って行きます。  季節は巡ります。  来年もきっと同じように季節の巡りあいが繰り返されると思います。  そしてその次の年も疲れを感じる様子もなく春夏秋冬が代わりばんこにやってくるでせうか?  きっと変わらないと思います。  今宵があなたに取りまして素敵な月曜の夜になる事を願って居ます。

平成19年05月13日(日) 06:27pm(NZ時間)
■ 金曜日はCityで宴 ■
おばんです、皆さん。  今日のオークランドは曇りでした。  でも雨は降りませんでした。  今日は日本でもニュージーランドでも他の国々でも地球規模で母の日でしたね。  あなたはあなたのお母さんに贈り物をしましたか?
ここ数日どうも私の生活は乱れて居ます。  昨日も気まぐれをサボってしまいました。  書こうと思えば書ける状態でしたが金土の疲れが出ました。  睡眠時間が通常より長いのですがきちんと寝て居ないのでどうもすっきりしません。  それでさぁ寝ようと言う心の準備をして歯磨きして布団で行儀良く寝ないと長い時間寝ても体力が回復しないようです。  金曜日の夜は宴がありCityへ行きました。  Cityって今まで63回説明したので常連の皆様は耳にたこが出来ていると思いますが、このHPにいらっしゃる8割の方が初めての方です。  ですからはしょらないで出来るだけ毎回説明しています。  Cityとは街の中心地の事です。  繁華街と言っても良いと思いますが、Cityと言うとオフィスビルも不可欠と言う印象を私は持って居ます。  ただの繁華街ですと新宿の歌舞伎町みたいに風俗中心の歓楽街もありえます。
私の日本人の知り合いがニュージーランドを引き上げて日本に帰る事になったので古い知人が集まり送別会の宴を持ちました。  その方は20数年ニュージーランドに居たそうです。  その方がニュージーランドに来られた頃は、1980年代ですからNZのどん底状態の時でした。  1970年代だと思いますがNZの母国である英国が子供であるCommon Wealth Countriesを捨て欧州経済連合(EEC = European Economic Communityかそんな感じの略で現在のEU)に加盟しました。  Common Wealth Countriesと言うのは英国連邦国家郡です。  つまり戦前から戦後しばらく英国の植民地だった国々の集まりです。  EECは昔の人なら社会化の時、勉強したのでご存知のはずですが、西ドイツ、フランス、イタリア、ベネルクス3国(ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ)の6カ国で構成された経済協力体でした。
イギリスは旧植民地(Common Wealth Countries)の手前ずっとEECへの加盟を控えて居ました。  英国にとってEECへ加盟した方が経済効果が大きかったはずです。  それでもEECの加盟を我慢していましたが、1970年代だと思いますが遂に子供達を捨て新しい団体に入りました。  Common Wealth Countriesがその名の通り機能していた頃は、ニュージーランドの酪農製品などを英国が良く買ってくれました。  当然特恵関税などを適用して優遇していたことは想像に難くありません。  それが打ち切られた時、NZは孤児となり途方にくれました。  そして徐々にその影響が表れ、1980年代の初めにはもう足腰が立たないほどに凋落しました。
そんな国に人が寄ってくるでせうか・・?  普通の人は寄ってきません。  その逆に人は逃げて行きます。  そんな時ですから、NZは人を求めていました。  恐らく多くのKiwiが海外に脱走したと思います。  そんな時にニュージーランドに移住したいと言う人は誰でも永住権をくれたそうです。
1980年代のどん底のニュージーランドを見て誰が今の姿を想像できたでせうか・・?  誰も想像出来なかったと思います。  土地も家も物価も何もかも安いものづくしでした。  電気、機械類の輸入品は今よりも高かったはずですが、生活の基本となる物価がかなり安かったと思います。  その当時のNZの1軒屋住宅は、数百万円で買えました。  そんな時にNZに来ていれば良かったと誰もが思うと思います。  でもそれは今になって思う事であって当時それを見抜いた人は誰も居ないと思います。  また当時は若すぎて移住など考えられる歳ではなかったと言う方も多いはずです。  私がその口です。
その最悪の経済状態からNZは決死の覚悟を持って再起しました。  それからのNZ政府の経済改革の目覚しさは皆さんご存知の通りです。  そんなどん底のNZに来て永住権を取った方を私は個人的に数人しっています。  その一人がNZを引き上げ日本へ帰る事になりました。  その宴があったのです。  それで私は久しぶりに酒を飲みました。  土曜日は死んでいました。  今宵があなたに取りまして素敵な母の日の日曜の夜になる事を願って居ます。

平成19年05月11日(金) 05:28pm(NZ時間)
■ トヨタ世界一 ■
おばんです、皆さん。  今日もオークランドはとても良い天気でした。  オークランドはこれから夏になるかも知れません。  夏の終わりに直ぐ冬が来たかと思いきや、冬の入り口で夏になりそうな雰囲気になってきました。  昨日は気まぐれ執筆出来ませんでした。  今週は疲れがたまりちょっと布団に横になったら朝まで眠ってしまいました。  10時間位寝ました。  寝るぞと言う準備をして寝なかったので十分寝たにも拘わらずどうもすっきりしない気分です。
昨日2007年5月10日トヨタの決算のニュースを見ました。  2007年3月期決算で売上高24兆円、営業利益2兆2千億円だそうです。  私の年収よりも多いです。  来年度は、GM(General Motors Company)を抜き世界一の自動車メーカーになることが確実になったそうです。  これは驚異的な出来事です。  今まではなんだかんだと言ってもGMがずっと世界一でしたから自動車先進国としてのアメリカの面子が保たれました。  これからは日本に対する風当たりが強くなるかも知れません。
アメリカ人は世界一の座から転落すると正攻法ではなく全く違う方向から攻めてくるのが常です。  政府に泣きついて日本の経済活動の邪魔をしようとします。  また同じ手法で日本を桧舞台から引きずり落とそうとするかも知れません。  日本政府とアメリカ政府が対峙した場合はもう勝負になりません。  いくら日本の民間企業が目覚しい業績を達成してもアメリカ政府が理不尽な力で働きかけて来たら日本政府はお手上げです。
2006年度3月期のニュージーランドのGDPは約1千2百60億ドルでした。  日本円に換算すると約11兆3千4百億円です(NZ$1 = ¥90で計算)。  トヨタ1社の半分以下です。  これは一体どのように捉えたら良いのか・・?  ニュージーランドの人口は約400万人強です。  トヨタの従業員数は多くても数十万人だと思います。  下請け企業などを入れると百万人を超えるかも知れませんが。
それにしても私はトヨタの強さの秘密が分かりません。  日本のどんな会社でも調子の良いときと悪いときがあります。  トヨタはひょっとしたらずっと調子が良いままここまで突っ走って来たのではないでせうか・・?  こんな会社はいくら日本でも他に見当たらないのではないかと思います。  一体どんな経営をしてどんな人材を育てているのか・・?  その一番の本質は哲学だと思います。  トヨタの哲学とは一体何か・・?  本を探せば屹度沢山あると思いますが今まで私は一度もトヨタに関する本を読んだ事がありません。  一度読んでみたいと思います。  今宵があなたにとりまして素敵な金曜の夜になる事を願って居ます。

平成19年05月09日(水) 11:14pm(NZ時間)
■ 移民アドバイザー免許法 ■
おばんです、皆さん。  今日もオークランドはとても良い天気でした。  オークランドはこれから夏になるかも知れません。  夏の終わりに直ぐ冬が来たかと思いきや、冬の入り口で夏になりそうな雰囲気になってきました。
2007年5月1日に移民大臣David Cunliffeさんが新しい法律に関して発表しました。  今夜はゆっくりその発表の内容を読む時間がありませんので、分かった事だけ大雑把に説明します。  3年くらい前から議論していた、移民アドバイザー免許に関する法案が2007年5月1日に議会の承認を得ました。  ただし、実施はまだです。  実施するためには、運用面の細かい条項を具体的に定める必要があります。  それに要する時間が後1年間くらいかかるそうです。
この法律が実施されますとビザに関する助言(ハイカラな言葉で言うとアドバイス)を業務としてする為には免許が必要になります。  ただし例外もあります。  その例外は以前も言っていたので恐らく同じだと思いますが、観光ビザと学生ビザに関する助言だと思います。  最初は、ニュージーランド国内のビザコンサルティング業者を対象にしその後海外のビザコンサルティング業者も法律の対象にするそうです。  ニュージーランドの法律を海外に適用するとは一体どのようにするのか良く分かりません。  法律と言うのは適用はその国に限られるのが相場です。  NZで違法でも日本では合法な事があります。  例えば、ニュージーランドでは後部座席のシートベルトも閉めなくてはなりません。  でも日本では大丈夫です。
日本に居て車の後部座席に座っていた人がシートベルトを締めて居なかったからと言ってNZの警察がその日本人を罰する事はできません。  何故なら日本では日本の法律が適用されるからで、これは常識中の常識です。  若し、そうだとしたら日本に居てNZに行く人のビザに関して助言した人がNZのビザアドバイザーの免許を持って居なかったら違法になりNZの警察に逮捕されるのでせうか・・?  そんな事は到底考えられません。  若し、それらしき事をするとしたら、ビザ申請書に書くアドバイザーのサイン欄に日本在住の業者の名前がある場合は無効にするとかそれくらいではないかと想像します。  どうも良く分かりませんがいずれにしてもNZ政府の正式な免許がないとビザコンサルティングとかビザアドバイザーの仕事はできなくなるそうです。  後日機会があればまたゆっくりとこの件について調べてみたいと思います。  今夜はこれにてごめん。

平成19年05月08日(火) 11:59pm(NZ時間)
■ SubwayでFree Drinkそして窃盗罪 ■
おばんです、皆さん。  今日もオークランドはとても良い天気でした。  オークランドはこれから夏になるかも知れません。  夏の終わりに直ぐ冬が来たかと思いきや、冬の入り口で夏になりそうな雰囲気になってきました。
Subwayでただ飲み窃盗罪のLang
Subwayで就業中友達に無料飲料を振る舞い窃盗罪 Lang
Dunedinと言う町が南島にあります。  南島の南東に位置しています。  人口10万人強の町です。  ニュージーランドではまぁまぁ大きな町の部類に入ると思います。  そこでの事件です。  上の写真が渦中の人、Langです。  彼女はSubwayの従業員です。  (2007年5月9日追記:「Subway」って日本にもあるサンドイッチ屋さんです、地下鉄ではありません)  Subwayの従業員は店の飲み物を無料で飲める決まりになっているそうです。  Langの友人が訪ねてきて友人にも無料で飲み物を出したそうです。
それが店の主人に知るところとなり警察に窃盗罪で訴えたそうです。  それがDunedinの町で今問題になっています。  ちょっと行き過ぎだと言うことです。  Subwayボイコット運動が起こりつつあるそうです。  でもSubwayはフランチャイズ方式だそうです。  つまり店の権利を買ってする商売方法です。  ですからSubway本部はこれは店の主人個人の判断でSubwayとは関係ないと言って居ます。  フランチャイズなら確かにそうですね。
それにしても友達に飲み物を無料で出したくらいで警察沙汰にすると言うことはどうも腑に落ちません。  そこまでやるには何か前哨戦があったのではないかと私は想像しています。  例えば、店主がおっさんでLangに一発やらせろと言って断られたので逆恨みしたとか、Langがいつもミスして注意しても全く改善の余地がなくもてあましていたとか、2人は付き合っていて最近Langに新しい彼氏が出来たとか、何らかの背景があるような気がします。  全くの私の想像の産物ですが。  2人の言い分を公平に聞いてみたいものです。  銃の撃ち合いよりはましな事件でした。  おやすみなさい。

平成19年05月07日(月) 11:33pm(NZ時間)
■ チンピラ抗争 ■
おばんです、皆さん。  今日もオークランドはとても良い天気でした。  夏時間が終わる頃かなり寒くなりましたがそれを過ぎると程よい気候になりそれが1ヶ月くらい続いています。  気温が徐々に下がっている感じもなくずっと穏やかな天気と気温です。  1ヶ月くらいずっと気温が同じくらいで推移している気がします。  とても過ごしやすいです。
Wanganui Black Power チンピラ抗争
Wellingtonの少し北にWanganuiと言う小さな町があります。  その町でチンピラ抗争が勃発しているそうです。  最近はどうも若者の暴走事件が多いです。  車で女の子をひき殺した事件もありました。  上の写真はその町で起こっているチンピラグループの一つBlack Powerです。
先週の土曜の夜、Wanganuiの町のMongrel Mobと言うグループとBlack Powerと言うグループがショットガンを打ち合う抗争をしているそうです。  その流れ弾に当たり2歳の女の子が死亡したそうです。  報復合戦が繰り返されて今も続いているそうです。  NZでは銃の所持が許されて居ません。  それは日本と同じです。  でも正式な許可を取れば日本でも猟銃を所持できるようにNZでも所持出来ます。  今回の抗争が正式な許可を取ってライフルやショットガンを所持していたかどうか疑わしいですが銃そのものは入手可能なのは確かです。
それにしてもNZの若者は余り派手な大立ち回りをやらないと思っていましたがやはりやるんですね。  そのような背景で抗争に発展したのか分かりませんがそんな抗争がオークランドで起こったら大変です。  Wanganuiと言う田舎町でも勿論大変ですが、オークランドだったら無実の人が巻き込まれる可能性が大きくなります。  町中でチンピラグループが銃の打ち合いなどしたら大変です。  NZの警察はアメリカのSwatチームのような武装警察部隊もあるようですが普段警官は拳銃もぶら下げずに巡回しています。  銃を持ってよい国と駄目な国の犯罪発生率は当然違ってくるはずです。  アメリカのライフル協会は極めて不可思議な苦しい言い訳をします。  悪いのは銃ではない、銃を悪用する人間が悪いと言います。  そんな悪い人間が沢山居る社会で銃を自由に売っていたら危険度は何倍にも飛躍するのは余りにも明白です。  でもアメリカのライフル協会は政治献金を沢山していますから銃所持はずっと自由です。  自由と言っても登録は必要だと思いますが。
日本から観光でNZに来る方はWanganuiへは行かない方が良いです。  とても危険です。  報復合戦はまだ続くようです。  今夜はこれにてごめん。

平成19年05月06日(日) 11:59pm(NZ時間)
■ Google対Microsoft、Yahoo ■
おばんです、皆さん。  今日のオークランドはとても良い天気でした。  こんな天気が一年中続けば良いと思うような陽気でした。  今日でゴールデンウィークも終わりです。  明日からまた仕事です。  気持ちを切り替えて無事乗り切りませう。
ここ数日アメリカのインターネット業界の動きが騒がしいようです。  マイクロソフトがヤフーの買収に動いて断られたとか・・。  マイクロソフトはグーグルへの対抗意識が顕著になってきたようです。  あちら側対こちら側の対決で明らかに水を空けられたMicrosoftが必死の巻き返しに掛かっているようです。  あちら側とこちら側と言う言葉は半年くらい前にここで書いた或るインターネット業界の人の言葉です。
あちら側とはサーバー側。  こちら側とは自分のパソコン。  と言うと分かりにくいかも知れません。  これはちょっと説明が難しいと思います。  何気なく自分のPCの電源を入れインターネットが自動的に接続されInternet ExplorerやFirefoxやOperaなどと言うブラウザーを立ち上げます。  そしてお気に入りのHP(ホームページ = Website)を色々さまよいます。  我々がインターネット接続して見るHPを配信している大きなコンピュータをサーバーと言います。  そのサーバーがあちら側です(サーバーサイド)。  自分のパソコンがこちら側です(クライアントサイド)。
Googleはあちら側の代表でMicrosoftはこちら側の代表です。  つまりGoogleはソフトをCDにして販売せずにインターネット上で無料で配信します。  それに対してMicrosoftは色んなソフトをCDにして有料でパソコンショップで販売します。  この違いが革命的な違いです。  Googleは何でも無料で配布してそれで居て莫大な利益を得て居ます。  その収入源は検索エンジンで何かを検索した時に何気なく表示される広告です。  その広告だけでMicrosoftやYahooなどの追随を許さない程の圧倒的な利益を上げてしまいました。
これがLong Tail現象と言う奴です。  或いはWeb2.0とか言われているようです。  私にはその実態が良く分かりません。  ただはっきり分かる事は昔ながらのやり方、つまりソフト(Software or Programme)をパソコンショップやインターネットで有料で販売する方法は敗北したと言うことです。  これがMicrosoftoです。  それに対して、何でも無料で配布してありとあらゆる場を提供し知らず知らずの内に利益が転がり込むのがGoogleです。  下手をするとGoogleはどのようにして儲けているのか分からないかも知れません。  でもGoogleはもうMicrosoftとYahooをぶっちぎりで引き離してしまいました。  まさに発想の転換です。  ちょっとやそっとでは出来ない事をやってしまった訳です。
Microsoft対Netscapeのように分かりやすい対決でしたら見えやすいのですが、Microsoft対Googleとなるとどのように戦っているのかさえ分かりません。  Microsoftは昔ながらの野球をやって勝負していたつもりが相手は全然ルールの違う競技で独走体勢を築いた感じです。  実に不思議です。  刀と弓と槍の戦をしていたら相手は宇宙衛星からレーザービームを発射してきたような感じかも知れません。  いつの時代でも常人には思いもつかない発想で他者を圧倒する人が居るんですね。  時代の寵児MicrosoftのBill Gatesがまさかインターネットの世界で負けるとは5年前に想像できたでせうか・・?  世は移ろい易く冷め易い。  いやこの表現は適当ではありません。  それでは何と言うべきか・・・?  思いつきませんので寝ます。  おやすみなさい。

平成19年05月05日(土) 09:13pm(NZ時間)
■ インド人とアメリカ人と英語とコペルニクスと三国志? ■
おばんです、皆さん。  今日のオークランドは良い天気でした。  ここ1週間くらい雨が多かったですがこれからは良い天気になって欲しいです。  夏時間が終わった3月末の一時期すごく寒くなりましたが、それからとても穏やかな気候になりました。  オークランド冬の訪れは緩慢です。  あなたはゴールデンウィークの終盤をどのようにお過ごしでせうか?  穏やかに安らかな時を楽しんでおられる事と良いですね。
かなり昔の事ですが、私が日本に居て会社勤めをしている頃、出張でアメリカへ行きました。  その時、私のお客さんも一緒でした。  私より数歳若い男性でした。  その方は英語を解さない人でした。  その人が私にふとこんな質問をしました。  「アメリカではどうして英語を話すのですか?」と。
それは少なからず私にとっては衝撃でした。  アメリカの国の成り立ちを多少でも知っていたらその理由は余りにも明白だからです。  つまりアメリカはイギリスの植民地だったからです。  イギリスがアメリカ大陸を侵略する前に既にお客さんが居ました。  いや私の記憶も定かではないです。  どっちが先か忘れましたが、スペインやフランスもアメリカ大陸を侵略していました。
スペインは侵略し強奪したアメリカ大陸の土地を英国に売却したように記憶していますが定かではありません。  正解率、63%くらいです。  フランスはいつものように英国と戦いました。  そしてまたいつものように英国に負けました。  いつものようにと言うのはフランスはアメリカに限らず、アフリカ、アジアの至る所で英国と分捕り合戦していました。  フランスの領土も沢山ありましたので、フランスが勝った場合もあったのでせうがフランスは英国に負けることが多かったです。
フランスはアメリカ大陸の奪略戦でまた英国に負けました。  それでフランス系住民はカナダに逃げました。  カナダのケベック州がいまだにフランス語圏なのはこのためです。  そしてアメリカ大陸の支配権は英国に握られました。  それ故にアメリカでは当然のごとく英語を話します。  他の欧州のありとあらゆる国からもアメリカ大陸へ自由を求めて移住しました。  しかし、イギリス人が支配していました。  私は、それは余りにも常識的な世界史の知識だと思っていました。  そこに「アメリカではどうして英語を話すか?」と聞かれてかなり驚いた訳です。  私はその驚きをおくびにも出さず経緯を説明しました。
また、アメリカにはインディアン(Indian)が居ます。  インディアンはインド人と言う意味です。  その綴りからそれは直ぐ分かります。  でもアメリカ大陸の土着人(土人)が何故インド人なのか・・?  これは多少からくりがあるので騙されても仕方ないかも知れません。
でも、海外で英語で話しているとIndianと言えばインド人と相場が決まって居ます。  そしてインディアン(インド人)は世界中に溢れ返って居ます。  中国人には及びませんが、中国人の次に海外で多い民族だと思います。  それ程インディアンは世界中に多いです。  ところが日本ではインディアンと言えば、アメリカインディアンを意味します。  しかし、日本から離れているとその日本の常識、世界の非常識を忘れてしまいます。  日本から来た人がインディアンをアメリカインディアンと捉える事を忘れてしまう事があります。
アメリカの土人(土着人)を何故インド人と言うか・・?  これも高校の世界史で習いました。  勿論、「アメリカの土人(土着人)を何故インド人と言うか・・?」と言う命題では学習していません。  でもアメリカ大陸を初めて発見したアメリゴ・ベスプッチ(スペイン人だったと思います)がその土地はインドだと思ったからです。  誰の理論だったか忘れましたが、コペルニクスかガリレオ・ガリレイのどちらかだったと思います。  コペルニクスが世界で最初に天動説の基礎を構築しそれを確かなものにしたのがガリレオ・ガリレイだったと思います。  地球は丸いと言う当時(15世紀頃)としては余りにも衝撃的な理論を構築しました。  それはカソリックから厳しい非難を受けました。  そしてガリレオ・ガリレイは処刑されました。
天動説、つまり地球が丸く回っていて動いているのは地球の方で周りの星ではないと言う理論は当時のキリスト教のある教示を否定しました。  何故天動説がキリスト教をある意味で否定する事になるのかそれは詳しくは知りません。  でも想像するに聖書に掛かれている天地創造の話しと矛盾するのだと思います。  つまり全知全能なる神が地球と全宇宙を創りその中心が地球だと言う解釈をしていたのだと思います。  中国が世界の中心だと言う中華思想に近いですね。  いずれも夜郎自大の近視眼と言う点では共通しています。  自分が世界の中心だと思いたいその気持ちとしては分からなくはありません。  人は誰もが持っている自己優越願望の率直且つ原始的な自然なる感情の発露です。
何を言いたかったのか忘れてしまいました。  つまりインド人です。  インド人は15世紀のアメリカに居るわけがありません。  居たのは土人である民族でした。  我々と同じモンゴロイドです。  それがインド人にさせられてしまったのです。  これにはからくりがあります(なんか最初に戻った気がします・・)。
コペルニクスとガリレオ・ガリレイの理論、地球は丸いと言う事を信じ欧州を出発し西へ西へと航海したならば当時の東の果てインドへ辿り着く事になっていました。  そしてその理論を行動に移す時が来ました。  そして実際に地球は丸いと証明されました。  そしてインドに到着しました。  とはなりませんでした。  当時地球の東の果てはインドだと思われていたのですね。  アメリカ大陸は知らないのみならず、日本や中国も知られて居なかった事になります。  モンゴルが欧州まで攻め入った事実もあったのでインド以外にも東には国があると思っても良さそうなものですが、それは現代人の考えです。  当時の欧州の人からしたら、自分達の知識の範囲内で考えるのが当たり前です。  そこはインドではなくアメリカと言う当時、欧州では未知の大陸でした。  それ故に、アメリカをインドと勘違いしました。  それでアメリカの土人をインド人と呼びました。  カリブ海には西インド諸島があります。  インド洋でもないのに西インド諸島です。
土人と言う言葉は良くないと捉える人が多いと思います。  でも土人とは土着の民族を意味します。  明治時代の公式な資料にも土人と言う言葉が使われて居ます。  北海道のアイヌの事を土人と書いています。  土人と言う言葉は何も蔑視語でも何でもありません。  悪いのは人の心です。  人の心に軽蔑感があると問題なのです。  つまり土人と呼ぶ時にその人の心に軽蔑感が込められているとその言葉自体が悪い言葉になってしまいます。  朝鮮人と言う言葉も同じです。  朝鮮と言う正式な国が昔ありました。  ですから朝鮮人と言う言葉は正式な言葉で悪くもなんともありません。  悪いのはその言葉を使う人の心です。  外人と言う言葉も外人達は嫌うそうです。  これはどうしても納得出来ません。
我々は外人と呼ぶ時に蔑視感を含めて居ません。  それなのにいやだと言うのはどうも解せません。  貴様も今は悪い言葉になっています。  これ程尊い言葉を使っているのに貴様が汚い悪い言葉になってしまうのですからこれはもう何と言って良いか分かりません。  つまり言葉自体は卑字を使ったりせず、元々は公式に用いていたり、まともに使っていた言葉も使う人の心に軽蔑感が込められていると悪い言葉に変身してしまいます。  これは不思議な現象です。  外国語にはこんな現象はあるでせうか・・?  英語ではどうか?  私には思いつきません。  私の知識が乏しいだけかも知れませんが、恐らく日本語の貴様や朝鮮や土人に相当する言葉はないと思います。
中国人は外国の事は全て卑字を用いて来たのは明確なる事実です。  魏志倭人伝(魏志倭人伝と言う本はなく、正式には三国志魏書巻三十烏丸鮮卑東夷伝倭人、中国の正史の一つ三国志の中の部分)にある倭国、卑弥呼その他中国以外の事は全て卑字を当てます。  中国人は今でも外国人を呼ぶ時は通常軽蔑語を使います。  日本人の事を「ズィプッンキャン(チビの日本人)」と呼びます。  白人の事を「アンモカウ(黄色い猿)」と言います。  これは日常の会話で一般的に使います。  日本人も白人の事を毛唐と言うことがあります。  これは軽蔑語です。  白人に対して怒った時とかは聞くこともありますが通常は使いません。  でも中国語では日常の一般的な会話でも軽蔑語を頻繁に使います。
これらと比較すると日本語で差別用語と言われている言葉はちょっと違います。  どうも日本語の差別用語は不可思議な経緯が多い気がします。  文字面(もじづら)は悪くないのに悪い言葉と見なされてしまうのはどうも腑に落ちません。  言葉を使う人の心にまで深く踏み込んでいるその感性はとても繊細で強い感受性を感じます。  でもちょっと行きすぎだと思います。  余りやりすぎるといつもの日本人の怖い所へ行きそうです。  日本人の怖い所って・・?  今回はパスします。  今まで紆余曲折してここまで来てもう何がなんだか収拾がつかなくなって来ました。  今宵があなたにとりまして素敵なゴールデンウィークの終盤の夜になる事を願って居ます。

平成19年05月04日(金) 10:00pm(NZ時間)
■ 優秀なKiwi ■
おばんです、皆さん。  金曜の夜、如何お過ごしでせうか?  ゴールデンウィーク中日ですから誰も家に居ないでせうね。  家でこのHPを読んでいる人は、6千63人の愛読者の内ほんの36人くらいだと思います。  その方は賢明です。  人がひしめき合うゴールデンウィークに一人寂しく家でビデオでも見ているあなたには幸運が訪れます、きっと。
Kiwi(キーウィ)には3種類あります。
  1. Kiwi Bird
  2. Kiwi Fruit
  3. Kiwi
3番目のKiwiはニュージーランド人の事です。  NZ人の事を親しみを込めて自他共にKiwiと言います。  日本に居る日本人は、Kiwi fruitの事を単にキーウィと言うようです。  でもそれは誤解の元です。  鳥なのか果物なのか人なのか明確に表現すべきです。  単にキーウィと言ったらNZ人を意味しますので注意願います。
Kiwiと言われる人達、ニュージーランド人は愛想が良く親しみやすく他国の人からは好意的に見られます。  でも神経の細かさや正確さに欠ける事が頻繁にあります。  いい加減でチャランポランだと言う人も居ます。  几帳面で生真面目で神経の細かさと愛想が良く親しみやすい性格は同居しないのかも知れません。  しかし、Kiwiの中に驚くほどきちんとした人がたまに突然出現する事があります。  電話をすると言ったら本当に電話をくれたり、こちらからの質問に後日きちんと回答くれたり、またはこちらからお願いした事を直ぐに実行してくれたりとすごい人がたまに居ます。  そんな人は殆どの場合、とても優秀です。  今夜はこれにてごめん。

平成19年05月03日(木) 11:42pm(NZ時間)
■ NZの国論を2分する議論 - Smacking Bill ■
おばんです、皆さん。  今日も少しだけ雨が降りました。  でもおおむね良好でした。
NZの国論を2つに割る議論になった或る法案が遂に落ち着いたようです。  それは「Smacking Bill」と言われる法案です(Bill = 法案)。  非常に大雑把に言うと両親の子供に対する体罰を許すかどうかの法案です。  現在は親の子供に対する体罰は法律で認められています(section 59 of the Crimes Act、刑法59項)。  しかし、親の体罰を非常に限られた場合を除いて原則的に禁止するのが当法案です。  この法案の立案者の名前を取ってSue Bradford's billと言われて居ます。  Sue Bradfordと言うのはGreen Party(緑の党)の議員です。
これに対して、宗教団体が抗議のミサを開いたそうです。  つまり現在の法律で規定されている親の子供に対する躾としての体罰は必要としてSmacking Billに反対しました。  このSmacking Billが成立したならば、親が軽く子供を叩いても犯罪になり警察が家庭に入り込む事になります。  勿論誰かが警察に訴えた場合です。  しかし、この法律を悪用すると非道な親が躾と言う口実で子供に暴力を振るい死に至らしめる事もあり得ます。  死に至らないまでも良識も子供に対する愛情も何もない親がただ腹の虫が納まらないだけでひどい暴力を振るうことも古今東西どこでもあります。  ましてやアル中で無職の親などだったら暴力を振るう可能性も高まるでせうからその子供は悲惨です。
これはNZだけじゃなくどこの国の国論でも2分すると思います。  それ故に、この法案はNZの家庭と議会つまりNZ全てを巻き込んだ議論になりました。  そして結局昨日与野党の党首が話し合いこの法案を廃案にする修正する事で合意しました。  親が子供に体罰を加えた場合でも警察が立件するかどうかを警察の裁量で判断できるように修正される方向で議会を通過する見込みです。  それが良い結果を生むのかどうか分かりません。
私はこの件に関するNZのインターネット新聞を読んでいて肝心な単語の意味が分かりませんでした。  それは「Smack」と言うこの法案そのものを表す単語です。  私はいつもYahoo辞書を使って居ます。  それで調べましたがYahoo辞書には適切な意味が載って居ませんでした。  それで本当の辞書を調べました、小学館のProgressiveです。  そうしたら一発で分かりました。  「Smack」とは要するに叩くことです。  やはりインターネットは当てにならないと思いました。  インターネットは紙に書かれたものに勝ることも良くあります。  それは気軽さと広範囲に広がる情報です。  でも最終的には紙に書かれた記録や文書に大抵の場合は負けます。  現在のインターネットの限界です。  インターネットと言う表現は良くありませんね。  意味がぼやけてしまいます。  インターネットにも色々あります。  HP(ホームページ)、E-mail(メール)、Blog(ブログ)などがあります。  ここで言うインターネットとはホームページすなわちWebsiteの事です。
でもインターネットは紙の世界を圧倒する力もあります。  個人がそれぞれの意見を容易に発信出来るそのお膳立ては素晴らしいです。  その最たるものがBlogやHPです。  個人が本を出版するとしたらちょっとやそっとでは無理です。  またTVや新聞で自分の意見を言おうとしても相手が駄目と言ったらそれで終わりです。  しかし、HPやBlogですと自分の思うように表現する事が可能です。  ここにも犯罪につながる危険な要素が潜んで居ますが、物事は全てにおいて長所と短所がありますから長所を上手く利用するだけです。  短所には近づかないようにするのみです。  今宵があなたにとりまして素敵な木曜の夜になる事を願って居ます。

平成19年05月02日(水) 09:53pm(NZ時間)
■ 今年から夏時間を3週間延長 ■
おばんです、皆さん。  今日の天気も余り冴えない感じでした。  雨も降ったように思いますがはっきり憶えて居ません。
次回の夏時間が3週間延長するそうです。  今までより1週間早く始まり、2週間遅く終わるそうです。
今年夏時間の始まる日 : 2007年09月30日(日)、02:00am
来年夏時間が終わる日 : 2008年04月06日(日)、03:00am
今まで夏時間が始まるのは10月の最初の日曜日でした。  そして終わるのは翌年3月の3回目の日曜日でした。  でもこれが議会を通過して法制化されているのかどうか分かりませんがNZ Heraldの記事を読むと決定事項のようです。  大方の団体や組織は賛成しているそうです。  特に観光業界は歓迎しているそうです。  NZにとっては観光業は大きな収入源ですから夏が長くなると当然良い影響が出ると思います。  反対するのは農家らしいです。  酪農(乳牛)にとっては夏時間制度そのものが望ましくないそうです。  家畜には夏時間が関係ないですね、そう言えば。  人が夏時間に合わせて朝起きる時間を変えれば牛や羊や馬や豚は迷惑するかも知れません。  どんな事柄でも喜ぶ人と困る人が居るんですね。  この世の中で地球上の人が全員歓迎する事ってあるでせうか・・?
例えば、地球の人口60億人の一人ひとりに1億ドルずつ誰かが上げると言っても困る人も居るかも知れません。  或いはみんなに海外旅行をプレゼントすると言ってもはやり困る人が出るでせう。  やはり人を全員完全に満足させる事はあり得ないかも知れないですね。  29年生きてきて今日初めて発見した事象です。
さてここで問題です。  夏時間の事を英語で何と言うでせうか?  正解者の方には豪華商品を用意していますので奮ってご応募下さい(Conditions apply.)。  今夜はこれにてごめん。

平成19年05月01日(火) 11:47pm(NZ時間)
■ Nelsonで韓国人高校生が人種差別暴力受ける ■
おばんです、皆さん。  今日は雨のオークランドでした。  でも昨日も今日も風がぬるいです。  これで寒いとかなり暗くなりそうな天気ですが温かいので救われます。
先月Nelsonと言う南島の北にある田舎町で韓国人高校生が暴力を振るわれその様子が法廷で述べられました。  人種差別による暴力です。  暴力を振るったのはHarry Shannon McCormack(28歳)とDaniel Bryan Kitto(20歳)のKiwi2人です。  襲われた韓国人はNelson College(NZではCollegeは高校です、大学ではありません)に通う高校生です。  町のDairy(デアリーと発音、雑貨屋のような店でNZではどこにでもある店)の外で襲われその様子が店の防犯カメラに写っていたそうです。
McCormackは凶悪暴力に対する罪で12ヶ月、及びそれ以外の刑4ヶ月(同時に進行するので実質的に12ヶ月)服役します。  Kittoは8が月と同時に3ヶ月(8ヶ月と同時進行の3ヶ月、実質8ヶ月)の服役です。  しかし2人とも家で謹慎しながらアルコール依存と凶暴性のカウンセリングを受ける猶予を与えられました。  早期に有罪を認めたためです。  有罪判決を受けた2人は当初他の友達3人と一緒に車の中に居たそうです。  McCormackは車の中で彼女と喧嘩したらしいです。  その怒りを韓国人の高校生3人に向けて暴力を振るったようです。  つかまった時McCormackはアジア人が嫌いだと言ったそうです。  それは特に驚きもしない本音を気が荒れていた時に素直に口にしただけだと思います。
Harry Shannon McCormack(28歳)とDaniel Bryan Kitto(20歳)
Harry Shannon McCormack(28歳)とDaniel Bryan Kitto(20歳)
どっちがどっちか不明。
アジア人を嫌っているKiwiは沢山居ます。  当たり前の事ですが、日本人もアジア人です。  ただ日本人の場合は数が少ないので社会的ニュースになる被害に遭う確立が低いだけです。  彼らがアジア人を嫌うその気持ちが分からなくもありません。  自分たちの家に他人がどんどん入り込んできたら誰でも愉快ではないと思います。  それも習慣も言葉も違い呼吸が違います。  阿吽(あうん)の呼吸はどこの国でもその民族同士であります。  阿吽と言うとちょっと深い趣のように響きますが、そこまで行かなくとも、同じ民族同士ならこんな時はこのように振る舞いこのように受け答えすると言う息があります。  それが違うのです、Kiwiとアジア人では。  特に高校生ですとまだNZに来たばかりかも知れません。  そんな異質な民族が外国から沢山入ってきたらいやな感情を抱いても不思議ではありません。  日本で外国人が増えて外国人に対する警戒心が強くなっているのを想像すれば分かります。  NZは日本などは比較にならないほど外国人が沢山居ます。
そんな増えすぎた外国人に対する違和感と鬱屈感が見えない形で蓄積されていたのだと思います。  今回事件を犯した2人はたまたまちょっと程度が低い人間でたまたま頭に来ていたので八つ当たりしたのでせう。  たまたま韓国人が近くに居たです。  不幸な事件ですがそれが自分に向けられるかも知れないと思うと恐ろしいです。  NZは白人が多数を占める国家ですが他の国に比べると人種差別が少ないほうです。  それがこんな事件を起こし2人は国の評判も下げたとマスコミは批判しています。  そうですね、親しみやすくアジア人であろうが誰であろうが気さくに接するKiwiも沢山居るのに残念な事です。  地球上から永遠に無くならないであろう人種問題ですがNZでも起こります。  今夜はこれにてごめん。

ニュージーランドドリームホーム コラム集トップ
2007年12月 2007年11月 2007年10月
2007年09月 2007年08月 2007年07月
2007年06月 2007年05月 2007年04月
2007年03月 2007年02月 2007年01月
2009年 2008年 2007年
2006年 2005年 2004年
BBS Archive 文芸関係専門相互リンク集 コラム集サイトマップ