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当ページの設置日 : 平成16年05月06日(木)
アメリカよ! あめりかよ! / 日々不安
この記事は、今から約1年半前の2002年12月27日にMSNの或るコミュニティーに私が投稿したものを、一部編集したものです。
この記事が最近良く思い出されここに公表する次第です。
仲間内に語りかけて居ますので、ぞんざいな口調になっているかと思いますが、ご容赦下さい。
2002年当時のイラク情勢
最近のイラク情勢を見ていて、どうも俺はアメリカが気に食わない。
俺は前から、アメリカが嫌いだ。
わがままで、何でも自分の思い通りに世界を動かそうとする。
自分は原爆を何万発も持っていて他の国が初めて、原爆を持とうとすると、ヒステリックになって阻止しようとする。
まぁ、それなりに大儀はあるみたいだけど。
約5年前、仕事の関係である人がNZへ来て、俺にある本を置いていきました。
それは落合信彦という作家が書いたという本でした。
あの、アサヒスーパードライのCMに出ていたおっさんです。
このおっさん誰かなぁ~と俺は思っていました。
東西冷戦時代のスパイ小説でしたが結構面白くそれから、俺は彼の本を何冊か読みました。
その中で『アメリカよ! あまりかよ!』という本がありました。
これは、スパイ小説ではなく、彼のアメリカでの学生生活を綴った、自伝です。
腹の底から笑い、泣きました。
お勧めの1冊です。
やはり世に出る人というのは、ぎりぎりの限界まで血の滲むような努力を積み重ねた人なんだなぁ~と思います。
落合信彦の本はアメリカに関したものが多く、彼の実体験を基にしています。
それは彼が日本に愛想を尽かし、アメリカの大学を出て同窓生にアメリカの諜報機関に勤めて居る友人も居るということと、石油の仕事 (世界の原油発掘権)を通して、世界の裏側を見てきた体験があるからです。
ソビエトが崩壊したとき、CIAは身震いをして恐れました。
それは彼らの明確な敵が消失してしまったからです。
組織としての生き残りを賭けて、CIAや軍隊は考えあえいだようです。
CIAは、今後経済活動の諜報活動にも力を入れるという方針を出しました。
その一番の標的になったのが東洋のさる国です。
我が祖国、日本です。
CIAは電話は勿論のこと、faxやe-mailも盗聴しています。
日本の政府、官庁、大手企業は全て彼らに盗聴されていると考えて間違いないでしょう。
実際に東南アジアのある国の国家プロジェクトを日本の企業が受注することになっていたのが、直前にアメリカの横槍が入り日本の企業は受注を諦め、アメリカの企業が横取りしたことが実際にあり、それが欧州のさる公式文章に載ったことがあると、落合信彦の本に書いてありました。
又、CIAは10数年位前に『Japan 2000』という文書を作成し、日本をこれから経済諜報活動の標的にする趣旨の事を真実の中にぱらぱらと虚偽を織り交ぜてアメリカ政府の方向を位置づけたようです。
日本は本題のつもりではありませんでしたが、ついでなので思いきって寄り道をすると、第2次世界大戦で日本が足腰が立たなくなる位、叩きのめされたのも、あらかじめ出来上がった筋書きのようです。
なぜそうなったか?
アメリカにとって有色人種の国が世界の表舞台に出るということは、絶対許せないことでした。
勿論、そんなことは絶対口には出さませんから、色んな大義名分を作って日本を包囲し、追い詰め遂に戦争に追い込みました。
昭和天皇が崩御された後に世に出た日誌にも先の大戦は人種戦争であったと、書かれていました。
最終的に日本を行き止まりまで追い詰めた決め手は、石油を売らないということでした。
当初日本からはもう何も買わないという方法を取りましたが、日本はそれでは何とか、やっていけると分かり、世界中の石油販売国家(当時はアメリカと欧州の国のみが販売権を持っていました)に日本には石油を売らないように圧力をかけ成功しました。
日本にとって、最後の望みはオランダでしたが、オランダにも断られた日本は行き場を見失いました。
シェルはオランダと英国の2カ国が資本を有した企業です。
英国は勿論、いつもアメリカと行動を共にする同盟国家ですので日本に石油は売ってくれません。
そして、日本が辿った道は、皆さんご存知のあの忌まわしい戦争です。
しかし、当時のアメリカ大統領、ルーズベルトは、ラジオで国民に公約していました。
ルーズベルトはラジオでこういいました。
『あなたたちの夫や息子を、決して戦場へやらない』という内容でした。
それ故に、アメリカは簡単には参戦できませんでした。
国民が納得する大義名分が必要でした。
その為には、どうしたら良いか・・・?
まず、自分たちが攻撃され被害者になることです。
そうなれば、アメリカ国民もやり返せの大合唱になり、公約は気にせずに戦争を始める事が出来ます。
真珠湾攻撃の事は勿論、アメリカ政府は事前に察知していましたが、知らぬ振りをして日本にやらせました。
自国民を犠牲にして!
そしてこれでは、やり返さなければいけないという国民的合意は出来ました。
お膳立ては完全に整いアメリカは日本へ宣戦布告しました。
勿論、欧州へも参戦です。
それでは、なぜアメリカは有色人種国家の筆頭である日本を叩きのめす必要があったのか?
それは、かの国の国家としての成り立ちに原因があります。
彼らは、アメリカという広大な大地を先住民族から奪い取ったという罪悪感が、心理の底にあります。
勿論、そんな事は、日常余り意識はしていませんが。
そして、先住民族やアフリカから奴隷として連れて来た黒人、東洋人もアメリカ国内には沢山居ます。
アメリカの白人が絶対的優位を保つためには、有色人種の台頭を見過ごすことは出来ません。
それ故に、日本は半殺しの目に合わせなければなりませんでした。
元々、白人は、こう考えていました : 有色人種は到底彼らと対等に伍して行けるはずは無いと・・・。
実際、アフリカ、南北米大陸、アジアどの国の有色人種も欧米には適いませんでした。
しかし、何故か日本は日露戦争で勝ってしまいました(勝ったと言っても、かろうじての名目だけでしたが)。
それを見て、アメリカは震え上がりました。
起こってはならないことが起こってしまったからです。
そういう背景が有った訳です。
日本にとっての脅威は明治維新以来、ロシアでした。
俺の出身地である道東には幕末以来、ロシアの船が出没していました。
ロシアは大陸の東側(アジア側)に不凍港を求めていました。
因みに北海道でも、オホーツク海に面して居る港は、真冬になりますと流氷で凍りますが、太平洋側と日本海側は、凍りません。
北海道を奪い取れば勿論それに越したことはありませんが、日本は明治維新以来、富国強兵策を強力に推進していましたから、日本には手が出ません。
そのため、朝鮮半島が必要でした。
そして、ロシアが朝鮮に食指を伸ばしたとき、日本は看過できなくなり、日露戦争になり、かろうじて勝利を収めました。
朝鮮半島が、ロシアの手に落ちれば、その次は日本になりますので、当時の日本としては、朝鮮半島を絶対死守するという強い決意がありました。
当時の日本には明治憲法がありました。
伊藤博文がドイツのワイマール憲法を参考にして、作った憲法です。
しかし、この憲法には致命的な欠陥がありました。
軍隊の統帥権という問題です。
日本帝国陸海軍の統帥権がどこに属するのか明記されて居ませんでした。
何故か、不思議なことに意図的にその点を謳わなかったようです。
軍隊は、初め日本帝国議会に統帥権はあるもんだと思っていました。
それで、当初は日本帝国政府が当時の列強と結んだ海軍軍縮協定なども日本帝国海軍は、泣く泣くいう事を聞きました。
しかし、その後軍隊の統帥権は日本帝国議会にあると、憲法に謳われていないことを、日本帝国陸海軍の誰かが発見しました。
そのあとは、好き放題やり放題に日本の軍隊は独走し出しました。
当時の政府が止めても、全然いう事を聞きません。
アメリカから見たら、日本政府は全然約束を守らない、ずるい国家であると映ったと思います。
日本を叩きのめすのには好都合です。
日本は、満州も手に入れました。
アメリカが日本に満州を放棄せよと言っても、当時の日本帝国軍が言う事を聞くはずがありません。
満州は、ソ連を阻止するために、どうしても必要でした。
しかし、不思議なことにアメリカは日本がソ連を恐れているということに、気がつかなかったようです。
1950年(昭和25年)、朝鮮半島にソ連軍と中国軍が雪崩込んできてソウルが共産国家の手に落ちて初めて、なぜ日本がそんなに朝鮮半島に拘ったかに、アメリカは気づきました。
朝鮮動乱の勃発です。
それまで、アメリカは日本には未来永劫軍隊を持たせないつもりでしたが、共産主義国家の防波堤として日本に軍備を持たせる必要に迫られました。
警察予備隊が発足し現在の自衛隊 (明らかに軍隊なれど、軍隊と認められていないのはそのようなアメリカの思惑があり、昭和憲法に軍隊放棄を謳っているため)に至っています。
アメリカは初めて日本が自衛の為に満州と朝鮮半島を奪ったということに、気づきました。
マッカーサーが、トルーマンに首にされてアメリカに帰ったとき議会でその趣旨を説明したそうです。
マッカーサーは朝鮮半島を38度線まで取り返しましたが、更に北進して朝鮮半島全部をソ連から取り替えそうとしました。
しかし、当時の大統領である、トルーマンはこれ以上ロシアとやり合えば原爆を使うところまで行きかねないと配慮して、マッカーサーを止めました。
しかし、彼は大統領の命令を無視し、反撃を続けました。
それで、首になりました。
本当に思いっきり寄り道をしてしまった。
何を俺は言いたかったか、それはアメリカという国の体質です。
それは戦争無しでは生きていけない国の体質であるということです。
軍隊、秘密諜報機関、軍需産業に従事している人たちがアメリカには、大勢居ます。
彼らは、戦争がなくなれば必要なくなります。
武器を製造するメーカーの裾野はすごく広いです。
自動車メーカーも裏では、武器を作っています。
そして、せっせと武器を輸出もします。
飛行機メーカーは勿論、戦闘機その他の軍用機を製造しています。
ライフルメーカーも沢山あります。
日本のDIYショップ見たいな店でも拳銃は、売っています。
俺は実際に見ました。
US$300~400位だったと思います。
買わなかったけど。
その分野で働いている人も沢山居ます。
その他にも武器の種類とメーカーは、一杯あるでしょう。
よって、日本を苛めるだけでは彼らは生きていけません。
戦争のない平和な時代が続けば失業者が増え、不況になり犯罪も増えます。
それ故に、戦争がなければ戦争を起こすように仕掛けなければなりません。
Georgeは典型的なカウボーイです。
就任早々京都議定書を批准しないと言い出した。
一旦国際会議で同意したのにそれをひっくり返すというのです。
良識ある国家ならまず恥ずかしくて到底出来ないことを彼は、テキサス州出身者として、石油のメジャーの言う事を聞き遂にやってしまいました。
アチャーという感じだね。
幾らアメリカといってもそれはないべ!
といった感じですね。
欧州もこれには呆れたね。
そして、今度は国連ビルに飛行機が突っ込みました。
もう、これでGeorgeは岐度、喚起の声を上げたと思います。
アメリカ人の大好きな構図が出来上がりました。
さぁ、行け行けどんどんです。
アフガニスタンを滅茶苦茶に叩き、今度は休むま間なくイラクです。
露骨~~~!!
George!!
あーた、ちょっとやり過ぎだよ!!
北朝鮮には中国が後ろに控えているから、簡単には手を出せないだろう。
あ~たの国の国民は単純だから今のところ喜んでるみたいだけど、そのうち、ベトナム戦争のときみたいな反戦ムードが起こるよ~~~!!!
程ほどにしといたほうが良いよ、まじ。
でも、ベトナムで彼らは学習したから、泥沼のゲリラ戦争が長期化するようなことはやらないべなぁ、、、。
ある国が軍隊を増強するときは、結構楽に出来ます。
しかし、軍隊を縮小するのは、難しいです。
日本はそれに気づかずに明治以来の富国強兵政策で膨れ上がった、軍隊と軍人は自らの活路を求めて動き出しました。
ここに書いた内容は、落合信彦と昔読んだ渡部昇一という人の書いた本から得た知識に頼るところが大きいです。
それと勿論、俺独自の考えがあります。
本当は、JFKの事も書きたかったけど、今回はパスしよう~っと!
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