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当ページの設置日 : 平成15年11月12日(水)
フィッシュアンドチップス(Fish & Chips) / 日々平安
ニュージーランド人の味覚水準について。
世界的に見て高いと思いますか、それとも低いと思いますか、それとも中位と思いますか?
私が感じたところでは、かなり味覚に対する感覚が鈍いと思います。
私は、ニュージーランドの人達、所謂キーウィと自他共に呼称される人達を嘲笑したり、批判したりするつもりは、毛頭御座いません。
それを先にお断りしておきます。
ただ私がNZに6年少し住んで来て感じたところを率直に述べるだけです。
それにより、ニュージーランド人を貶めたり(おとしめたり)辱めたり(はずかしめたり)しようなどと言う意図は全くございませんです、はい。
私は、若かりし頃、私的な観光でヨーロッパを回った事があります。
その最初の地がロンドンでした。
そこで食べた物は、まずかった・・・。
本当に。 そう言う時は、中華料理に限ります。
中華料理レストランは世界中どこに行っても有りますし、我々の口には合います。
中華料理は安くて美味しい。
出来れば日本料理を食べたいのは山々ですが、なんせ和食は高い!
だからどうしても中華になります。
日本人が海外へ行って一番困るのは食事です。
日本に居て、毎日和食を食べて、たまに美味しい洋食を食べる分には構いませんが、海外で毎日洋食を食べざるをえない環境に置かれた時、日本人は困る。
それと日本の洋食は、非常に美味しく出来ている。
海外の本場の洋食は、日本のそれに比べると、どうも頂けない。
話がそれました。
つまり日本人の舌は、相当肥えていると言うことです。
日本の食べ物の美味しさは、半端じゃない。
日本の食べ物は、まず間違いなく世界で一番美味しい。
安い大衆食堂であっても、結構美味しい。
それなりのところへ行くと、もっと美味しい。
日本の食事は、とても繊細で洗練されています。
日本人の細やかな神経が隅々まで行き渡っているような感じがします。
そう言う食事を子供の頃から、味わってきたら人の味覚は大変肥えます。
先ほどのヨーロッパに戻りますが、英国から大陸に渡ったら随分と美味しく感じられました。
つまり、英国の食べ物は、かなりまずいと言うことです。
英国の食事はまずいと言うのが、世界的な相場です。
英国には、庶民に愛されているFish & Chipsと言う気軽な食べ物があります。
どう言う食べ物かと言うと、魚のフライとポテトチップスです。
ポテトチップスは説明の必要は無いと思いますが、円盤状の乾いた薄いポテトチップスではなくて、マックのポテトチップスのような、ジャガイモを細い棒状に切り油で揚げた物です。
昔フレンチポテトと呼ばれていたチップスです。
ニュージーランド人は、英国人の末裔が殆どです。
そうするとどうなるか、上の説明でもうお分かりかと思います。
率直に言いまして、NZの食べ物は余り美味しくありません(出来るだけ抑えた表現を使っています)。
基本的に、彼らにとって食事とは腹を満たす事なんだと思います。
つまり洗練された美味しいさを限界ぎりぎりまで追求して味を極めると言うのではなく、適度に味が付いていて、腹が一杯になればそれで食事の目的は達成されたと言う感じです。
量で勝負か質で勝負かと言うことになると、量です。
中華料理でも量と言うのは、かなり重要です。
日本料理の場合は、質に重点が置かれています。
料理を残すという事は失礼ですが、量で勝負の世界では残す事は、必ずしも失礼とは言えず、寧ろ礼儀に叶っている場合があります。
このような食事に対する風土があります。
食事に風土とは変かな?
いずれにせよ、NZでは粗食が結構あり、キーウィ達はそれに対してなんら抵抗も示さず、喜んで食べる傾向があると言うことです。
NZには、先ほど言いました英国のようなFish & Chipsの店が沢山あります。
どう言う店かと言いますと、お持ち帰り専門の店です。
こちらでは、 「Takeaway」 と言っています。
メニューは、Fish & Chipsの他には、ソーセージ、ハンバーガー、サラダ、トーストサンドイッチ、魚介類等です。
値段はどうかと言うと質と内容の割には意外と高いのです、それが。
高いと言っても、知れていますが、あの質とNZの物価からしては割高だと私は、感じています。
私は、どうしても日本の料理と比べてしまいます。
そして日本の食事は、安くても結構美味しいです。
ただ、日本の場合は、量がとても少ない。
上品で見た目も綺麗で芸術作品のようですが、量が少ないです。
まぁ、優雅に味覚を楽しむには、量が多いと逆に品位を落とすでしょうが。
私の家の近所のFish & Chipsのメニューの一部
私は、数日前にこの店で買いましたがその時は、$6.10(約400円)でした。
内容は、Fish(hoki) 1、 Mussels 2、 Sausage 1、 Ham toast 1。
合計すると$6.10にならないなぁ・・・?
10㌣多く取られたか、又は値上がりしたかです。
Hohiは白身の魚で日本名は、分かりません。
Snapperは、真鯛です。
Musselはムール貝ですが、どこのTakeawayの店でも大抵1個多く入れてくれます。
殆どは、全て衣を付けて油で揚げています。
従い、一見するとてんぷらかと思います。
勿論、ハンバーガーとかトーストは揚げていません。
Fish & Chips以外にもお持ち帰りの店は、実に沢山あります。
その中には、中華とか寿司とかあります。
寿司は非常に曲者で要注意です。
寿司のお持ち帰りの店は、9割がた非日本人がやっていると思って間違いありません。
彼らは日本語の看板を出し、日本風の雰囲気を出来るだけ出しています。
キーウィは、その辺を全く知りませんので、日本人が作っている日本の寿司だと思って喜んで食べています。
味はまずいです。
非日本人が経営している和食レストランは、驚くほどまずい!
どうしてこんなにまずく作れるだろうかと驚く位まずい!
しかし、キーウィはそれを結構喜んで食べています。
ついでだから言いすと、ニュージーランドにはアジア人が沢山居ます。
日本人はその中の少数派です。
アジア人が経営している日本食レストランが大変多いです。
私は、そう言う店に何度か入った事がありますが、足を一歩踏み入れただけで、あっ ここは非日本人がやっている日本食だと分かります。
ニュージーランドの日本食レストランの8割がたは(割合に関しては正確な統計数字を持っていませんが、生活をしてみて感じた推定です)、非日本人のアジア人がやっています。
勿論、彼らは非日本人であることは、おくびにも出しません。
Kiwiが相手ですから、分からないのです。
彼らは自国料理を作ると美味しいです。
しかし、彼らが作った日本料理よりは、私が作った方が美味しいです。
私の知り合いのKiwiが非日本人がやっているお持ち帰りの寿司などを食べていたら必ず、「それは日本人が作っている本当の寿司じゃないよ」 と教えてあげます。
彼らは、驚きます。
それは驚きますよね。
日本人が作っている寿司だと思って何も疑っていない訳ですから。
ショッピングセンターの中にある、お食事コーナーには大抵寿司屋が有ります。
それらは、殆ど非日本人が経営しています。
近所の 「Fish & Chips」
下の写真は近所の 「Fish & Chips」 の店です。
and のことをよく ”n” と表現します。
近日中に実物を買いに行って写真を撮ってここに載せます。
目標11月16日(日)まで。
「Fish & Chips」 の実物写真
思ったより早く、Fish & Chipsを食べてしまいました。
写真をここに貼り付けます。
みんな、サムネイルですのでクリックすると拡大します。
これで$6.30でした。
前回と殆ど同じ内容で違いはトーストがハムか卵かだけ。
値段が違うのはどうも解せないが、これ以上の解明はしません。
平成15年11月13日(木)
①このような無造作な紙に包んでくれます。
②一見てんぷらのように見えませんか? Hoki、ソーセージ、ムール貝(2個注文すると3個くれる)。 ③卵トーストサンドイッチ。 鉄板で熱してアイロンでプレスします。 ④皿に乗せて写真を取ったら、意外と美味しそうに見えるかも・・・? |