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当ページの設置日 : 平成15年9月11日(木)
野中広務 / 日々平安
小泉純一郎
私は、小泉さんを応援してきました。  そして今でも応援しています。  10年位前に彼が初めて、総裁候補に名乗りを上げて、橋龍と一騎打ちをした事がありました。  私は、その時彼を励ます手紙を出しました。  その手紙には、このように書きました。  私は自民党は支持していないけど、あなたを応援している。  だから、もしあなたが首相になったら、私は次回の選挙で自民党に一票入れることを約束しますと。
残念ながら、彼は負けました。  しかし、その後、小泉さんから礼の手紙が来ました。  ワープロで打った手紙でしたが、それは致し方ないでしょう。  相当数の励ましの手紙があったそうですから。  封筒は本当の毛筆でした。  私は、10数年前から小沢一郎を一押しで、2番目が小泉純一郎でした。  小沢さんは、新進党がコケテ以来どうも冴えない。  小泉さんは、益々血気盛んです。  今まで言って来た、政策を首尾一貫して守ってきていて実行に移している法案も大分ある。  本丸は郵政三事業でこれから。
野中さんの言葉は美しかったが・・・
そんな折、野中元幹事長が、退路を立って反小泉運動の先駆けとなると宣言しました。  恐らく彼は、本心からあの言葉を言っていると思う。 政治的な打算の果ての言葉とは思えない。  あの言葉を聞いたなら、男ならぐらぐらと来るところだと思います。  たとえ引退には丁度良い年齢だとしても、あそこまで反小泉を強行に訴えて、小泉と呼び捨てにまでしているあの執念、中々出来ない事だと思います。  亀井さん大喜びでしょう。  (しかし、石原慎太郎さんが亀井さんの応援しているのは意外だ・・・。 警察庁の関係だろうか・・?)
しかし、野中さんです。  私は、これはすごいと思いました。  ここまでして、小泉さんを引きずり下そろうとすると、かなりの打撃だろうと心配になりました。  野中さんのあの、退路を断って決意を固めた志は買う。  しかし、彼の言っている事は、Statesman(ステイツマン 政治家。 Politicianは、政治屋と言うようなやや下卑た響きがある)としての言葉ではない。  派閥の掟が破られた、盟友に裏切られた、と言う仁義なき闘いの話ばかりである。  今までの自分の通してきたやり方が小泉さんに完全に封じ込められて来たと言う、憤懣やる方の無い思いがあるのだろうと思う。
閣僚の定期的な入れ替えと言う、自民党の暗黙の了解を小泉さんはことごとく無視してきた。  そして、自分のやり方を押し通してきた。  野中さんのような、義理堅い人からすると許しがたい事なのでしょう。  しかし、それは政治家達の利益を最優先する考えである。  国家の為ではない。  そう言う意味で、今回の野中さんのあの重く美しい言葉、残念ながら、国家には利さない怨念に根ざしている為に、有終の美を飾ることはできないでしょう。
余談ですが、NZは1973年以来、凋落の一途を辿り、1984年にはどん底に落ち、そこから、 当時の労働党内閣が死に物狂いの経済改革を決行し、それを国民党が引き継ぎました。  左派政権とその次に政権を取った、右派政権がまさに国家一丸の元に改革を断行しました。  そして、1992年には経済が上昇に転じました。  この小さな小回りの効く国が、まさに破竹の勢いで改革を遂行して、それでも8年掛かりました。  日本ような大国が改革を断行するのは容易ではありません。  権益を享受している、利権集団が必死に抵抗するからです。  図体が大きくて、動くが鈍い、、、小泉さん以外の人が首相になったら苦し紛れに、また、大型補正予算を使って逆戻りすることでしょう。  現にそう言うことを言っていますから。 亀井さんは、その急先鋒。  宮沢さん、細川さん、村山さん、など等ずっと続けて成果が上がらなかったやり方をまた、やろうとしている。  補足ですが、NZではNHKを有料衛星で見れます。  高いです。  一月約NZ$70(約4,800円)もします。  この話題は、日々不安の方が良かったでしょうか?