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当ページの設置日 : 平成15年9月24日(水)
ニュージーランドの夏時間 / 日々平安
【平成19年12月31日(月): 追記】
2007年9月より下の表のように夏時間採用期間が変更になりました。
時間 適用期間 日本との時差
夏時間 9月最終日曜日から4月第1土曜日まで +4時間
標準時間 4月第1日曜日から9月最終土曜日まで +3時間
+4時間 日本の朝8時 = NZの昼12時 ( 夏時間 )
+3時間 日本の朝8時 = NZの朝11時 (標準時間)
2007年3月までは以下の通りでした:
夏時間 = 10月第1日曜日から3月第3土曜日まで
標準時間 = 3月第3日曜日から10月第1土曜日まで
Kiwi達の夏時間 (Daylight Saving)
NZでは、春先から夏時間を採用します。  いつからかと言いますと、毎年10月の第一日曜からです。  そうなるとどうなるかと言いますと、標準時間より1時間早まります。  1時間早まるとはどういうことかと言いますと、10月4日(土)の朝7時に起きた場合、10月5日(日)夏時間が始まる日、昨日までの朝7時が8時になっています。  つまり、今までより1時間早く起きなくてはなりません。
正確に言いますと、起きるかどうかと言う問題ではなく、1時間早まると言う当初の結論に戻る訳です。 夏時間の期間は、毎年10月の第一日曜日から、翌年の3月の第三日曜日迄、続きます。  約5ヶ月間夏時間が続きます。
我々には馴染みの無い制度です。  夏時間は文明の発展した国でなければ取り入れることが出来ないと言われます。  何故ならば、未開の国では、そもそも時間の観念が殆どありませんので、その上、ある日突然、時間が変わると混乱を招くからです。
日本には、夏時間制度がありません。  我々は、未開の原住民だからでしょうか?  恐らく違うと思います。  実は、敗戦直後日本でも夏時間を採用したことがあります。  GHQが取り入れたのです。  日本人は制度の変化には、いち早くなじむ国民です。  しかし、それがそうもいきませんでした。  それは、何故か?  外が明るいのに仕事を止めて、家に帰るなどと言う、大胆不敵な行為は出来なかったのです。
皆で顔色を伺いながら、帰りたい、帰れないという現象が続き、労働時間は長くなり、残業手当ても出ない(と思います、敗戦直後、残業手当など出なかったと思います)、その上疲れる。  これは、一体何のための夏時間だぁ~~~!? となって、日本には馴染まないと言う事で、廃止されました。
NZの夏時間を書くのが本来の趣旨でした。  夏時間が始まる日、慣れない人達(特に我々日本人。 他にも沢山居ると思いますが分かりません。)は、当然、時間を間違えて、1時間遅刻する人が続出します。  夏時間を知らない日本人2人が、夏時間の初めの日に会う約束をしてもどちらも冬時間のままぴったりと約束の時間に現れるという現象を何度か聞いたことがあります。  私も良く間違えます。  今、分かっていても当日、うっかり忘れる事があります。  毎年色々な人が、様々なところでこれを繰り返します。
Kiwi達は、生まれたときからの国の制度なので、慣れています。  彼らは、夏時間とか、冬時間(標準時間)に関係なく遅れる傾向が強いですが。  夏時間が始まりますと、10月、11月、12月と徐々に日は長くなり、1月のピークには9時半頃まで明るいです。
ニュージーランド オークランド 夏の日曜の昼下がりドメインのカップル
私には、理解できない不思議な事があります。  それは、何故1月の方が12月より日が長いのか?  日本の冬至(北半球の冬至)は、NZの夏至(南半球の夏至)です。  本来なら、日本の皆さんが真っ暗な冬至を迎える日、NZで我々は尤も日が長い一日を過ごす筈です。  ところが、現実は、違います。  現実には、1月の方が日が長いのです。  これは、私が考えるには、地球の自転軸が太陽に対して傾いているために、完全な球体ではなく、いびつな球体になっているせいではないかと、考えています。  因みにこう言う、学術論文を私は読んだことがありません。  全くの私の推論です。
さて、本題の夏時間です。  夜9時過ぎまで明るい夏。 Kiwi達は、仕事が終わると、遊びに行きます。  全員ではありませんが。  浜辺へ行く人が多いようです。  又は、家の広い芝生の庭で、バーベキューをやりながら友達を呼んで、ビールとワインを飲みます。  彼らは、毎週のようにバーベキューをやっています。  金曜の午後、早めに仕事を終えて、週末はボートを自家用車で引っ張って、釣りに行く事も頻繁です。
土日にCity(中心街の事)の近くの浜辺等は、天気が良ければ大勢の人でごった返します。  といっても日本の東京や大阪に比較すると勿論、ずっとゆったりしています。  それも、Cityから、車で10分位の所に有名なMission Bayと言う綺麗な浜辺と瀟洒な家々が並びCafeが軒を連ねて並んでいます。  駐車場も日曜日、祭日はただで停めれます。  路上にも駐車スペースが確保されていますし、海辺の近くには、かなりの台数が止めれます。  しかし、やはり人が多いですから、土日の昼間は駐車は難しいです。
Kiwi達は良く、ローラーブレードを転がしています。  男性は良く、上半身裸になって、ローラーを滑らせています。  大抵アベック(古い言葉ですね、フランス語ですが)で、ローラーブレードをしています。  近場には、広々とした芝生の公園もありますので、球技なども出来ます。
私には、真似できませんが、白人は良く直射日光の下で焼きます。  彼らは、真冬でも、半袖の人が居ますし、寒い夏の日でも平気で泳ぎます。  元々、寒い国に適用した身体なので彼らの皮下脂肪は、我々よりずっと厚いらしいです。  彼らが素っ裸になった状態と我々がセーター1枚着ているのが、似たような感じではないかと私は、想像しています。
ところで、夏時間の事を英語で何て言うでしょうか?  正解は『Daylight saving』です(2007年05月17日追記:イギリス英語では夏時間を「Summer Time」と言うことが判明しました)。  私は、NZに来るまで夏時間の事を英語ではSummer timeと言うと思っていました。  しかし、違いました。  それでは、Summer timeとはどう言う意味でしょうか?  それは、夏季です。  つまり夏の時期を表しています。  Frank Sinatraの『Summer Time』。  彼は、アメリカ人ですので、又話は変わってくるかも知れません。  しかし、私は彼の歌も夏の季節に過ごした思い出を歌っているような気がします。
日本とNZの時差は現在3時間で、10月の第一日曜日から4時間の時差になります。  どう言う風に計算するかと言えば、日本時間に3か4時間足すだけです。  つまり、日本の朝8時はNZの夏時間では、昼の12時です。  つまり、NZの方が早く日が昇ります。