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当ページの設置日 : 平成16年02月18日(水)
ニュージーランドの交通事情 / 日々平安
基本的な事実から先に記します。
1. 道路 : 車は、左側通行の右ハンドルです。 日本と同じです。 2. 運転免許 : 日本の免許証が1年間使えます。 3. 道路交通法 : 日本とほぼ同じですが、非常に大きな違いが一つ有ります。 4. ガソリンスタンド : 日本とほぼ同じですが、セルフサービスです。 5. 自動車保険 : 現地の保険会社と契約。 日本の保険会社無し。 6. ラウンドアバウト(Roundabout) : 英国系の国に良くあるRoundabout(ロータリー)が沢山有ります。 7. 駐車違反
私がここで言う事は、殆どオークランドの事ばかりですので、予め御了承下さい。
規則としては、ニュージーランド全国同じですが、駐車料金とかは違うと思います。
1 道路
舗装が良く行き届いています。
路面は結構粗いですが特に問題有りません。
オークランドには、大きな高速道路が町全体に走っています。
全て無料です。
減価償却が終わる前までは、有料だったと言う話ですが、10年以上前に減価償却が終わりそれ以後、無料になりました。
高速道路のことをこちらの人は、"Motor Way" と言います。
高架式になっておりませんので、Highwayではありません。
ただしHighwayと言う名称の道路はありますが、一般道です。
制限時速は、高速で大体100km/hourです。
勿論、区間ごとに多少の違いは有り得ます。
一般道路は、郊外の幹線道路ですと80~100km/hour位です。
100kmなんてとても出せないような道路でも100km制限だったりしますが無理して100km出さなくても良いです。
市内の一般道路は、場所にもよりますが、50~60km位です。
スピード違反取り締まりは、時々パトカーがカメラを構えてやっています。
スピードオーバーしていてカメラに捕らえられたとしても、その場で停められるということは有りません。
切符は、後日郵送で送られてきます。
注意すべきはスピード違反カメラが取り付けてあって、スピード違反車には、違反切符が郵送で送られてきます。
一般道のカメラはちょっと注意してみると発見出来ますが初めての道路ですと運転しながらどこにカメラがあるか分かりません。
ですからニュージーランドに慣れてない人は良くスピード違反で捕まります。
100km制限の道路ですと、110kmまでは大丈夫です。
111kmで捕まります。
11kmオーバーで、$90位です。
日本円にして大体¥6,500位です。
スピードがもっとオーバーすると、罰金額ももっと上がります。
違反切符が来たら、Cheque(小切手)を郵送してやればそれで支払いは済みで全て完了です。
スピードカメラに関しては「速度違反カメラ」を参照下さい。
飲酒運転も合法です。
しかし限度が有ります。
結構アルコール検査をやっています。
ただ、アルコール検査の検問をやる時間が早すぎる気がします。
夜8~10時頃やっている事が多いです。
特にHarbour Bridgeの前後は注意しましょう。
特に金曜日の夜、8時~真夜中まで。
深夜2時を過ぎると大体大丈夫です。
アルコールどのくらいまでが合法かと言うと、それは個人差が有ります。
息を検査して1リットル吐き出した空気中に何ミリリットルのアルコールが摘出されたら、不合格と言うような感じですが、目安で言うと普通の日本人の体格で特に下戸で無い人なら、ビールの中瓶1本位なら、大丈夫でしょう。
私の経験では、日本酒1号徳利2本とウィスキーのロック2杯位飲んで、検査に当たりましたがパスしました。
因みに私は、ウィスキーのボトルを1本近く一人で飲めます。
しかし、最近は殆ど飲んでいません。
はい、本当です。
2 運転免許
ですが、日本の免許証がそのまま使えます。
ただし1年間だけです。
私は、実際そのようにしました。
日本とニュージーランドは、2カ国協定を結んでいてお互いの運転免許の使用を認めています。
ただし、ニュージーランドの警察は、そんなことは知らないお巡りさんが多いですから、若し何かで止められたときはそれをそのお巡りさんに説明して了解してもらわないといけません。
ですから、国際免許証を持っているのに越したことはありません。
普通の国では、何年間か住んでいると、その国の免許証を発行されますが(日本の免許を持って居れば)、ニュージーランドは、そうではありません。
学科と実地と口頭試験を受けなければいけません。
しかし、簡単です。
私が受けた6年少し前は、学科は、25問中20問少々でパスだったと思いますが、良く憶えていません。
私は、24問正解しました。
○×式のスクラッチです。
今は、30問になったと聞いていますが、未確認です。
学科がパスしたらその後、口頭試験を学科の直ぐ後に受けます。
口頭は、5問くらいだったと思います。
これも簡単です。
英語の分からない人は、通訳もつけられるそうです。
学科と口頭が終わったら、実地の日程がその場で、与えられますので、ぶっつけ本番で充分パスします。
ただし、25歳以下の場合は、普通免許(Full Licence)ではなく、仮免許
【追記:平成16年03月01日(月)】
読者の方から、免許とスピード違反の件で、御指摘を受けました。
日本の免許を持っていれば、学科試験をパスして、実地試験をパスすれば普通免許(Full Licence)が取れると言う事です。
口答試験は、無かったとの事です。
その方は、4年くらい前にNZで免許を取得したとの事です。
又、その方は、25歳以下でFull Licenceを取得したとの事です。
日本の免許を持っていない場合は、学科をパスすると仮免(Learner's Licence)を与えられ、Restricted Licenceを経て、Full Licenceに至ると言う事です。
又、その方は、スピード違反をして、オークランドではない、北島の町で誰か他の人が、警察に止められている現場を見たことがあると言う事です。【追記終わり】
3 道路交通法
注意する事は、1点のみ。
交差点での右折車と左折車が出くわした場合、
右折車が優先!。
これが非常に危ないのです。
我々には中々馴染めず、頭と体が別々に動きます。
下手したら、ぶつかります。
下のイラストで言うと上にある赤い車が右折しますので、赤い右折する車が、黄色い左折予定のバスよりも優先します。
後で出てくる、ラウンドアバウトも右方向に見える車が常に優先です。
いつでも、右方向に見える車が優先と憶えておけば間違いないです。
4 ガソリンスタンド
は、こちらでは、Petrol Stationと言います。
Petrolとは、ガソリンの事です。
英国英語です。
アメリカ英語ですと、Gasolineになります。
ガソリンスタンドは、日本と大体同じですが、殆どセルフサービスです。
たまぁ~に、ガソリンスタンドの従業員が機嫌のいい時、入れてくれることが有りますが、滅多にありません。
セルフサービスで、自分でガソリンを入れる場合、3つのケースが有ります。
(1)満タン (2)金額を指定して (3)リッター数を指定して (1)の場合は、満タンまで入れれば良いだけの話です。 (2)と(3)の場合は、ガソリン給油タンクに金額又はリッター数を指定するパネルが有りますから、金額かリッター数を先に入力しておきます。 そうするとその値に達すれば自動的に止まります。 私は、最初このセルフサービスが非常に嫌でしたが、今は慣れました。 かなり前、自分でガソリンを入れるのが嫌で、スタンドの従業員に、「おじさん、ガソリン入れて」って、言ったら、「俺は、今、忙しいんだ!」と怒られました。 客か店の者かは、関係なく急がしい人に何か頼んだら、怒られますから、注意しましょう。 それと、お店の人が、従業員同士で世間話をしている時は、取り込み中ですから、話が終わるまで待ちましょう。 ガソリンスタンドのレジは、コンビニも兼ねていますので、急ぎの場合は買い物も出来ます。 しかし、値段はスーパーの1.5倍位しますので、特に急いでいない限りはスーパーで買い物を済ませましょう。 以前、私は夜、卵が欲しかったので、近所のガソリンスタンドに買いに行きましたら、スタンドのおじさんが、ここは高すぎるから、近くの雑貨屋(デアリー Dairy Storeこれも後日紹介したいと思って居ますが雑貨屋の事で米国のDrug Storeに近いかも知れません)で買ったほうが良いと言われ、デアリーがまだ開いていたのでアリーで買ったと言う事が有ります。
ガソリンの種類は、レギュラーとハイオクの2種類ありますが、そう言う呼び方はしません。
私が、いつも利用しているのは、Shellですが、Shellの場合、レギュラーを91、ハイオクのことを96と言います。
他のスタンドも夫々独自の呼称がありますが、名前の数字の大きくて高いほうがハイオクです。
ニュージーランドのガソリン価格は、原油価格や為替の動きで猫の目のように変わります。
今は、ハイオクが、$1.09/litre、レギュラーが$1.04/litre位です。
ディーゼルは、ガソリンの6掛けくらいです。
5 自動車保険
は、任意です。
何社か有ります。
日本の保険会社はありませんが、日本から、こちらに移住される方は、日本で付保していた保険会社の今までの履歴を英文で発行してもらって来ると良いでしょう。
今まで日本で事故を起こして居なければ、求償していないので、割引率がニュージーランドでも適用されます。
ニュージーランドでは、盗難車や、車上荒らしが結構多いですので、保険は、必ず必要です。
保険料は日本と同じくらいです。
ニュージーランドの車の保険で対人保険は、ありません。
対人は政府の運営する保険企業ACC(Accident Compensation Corporation)と言う組織にて補償されます。
ACCは、交通事故のみならず事故や怪我で入院した場合などの医療費も補償致します。
これは、旅行者であっても誰であったもニュージーランドに居る人全員を付保する保険です。
その代わり消費税は、高いです。
消費税 = GST = Goods & Services Tax = 12.5%です。
しかし、保険のお世話にはなりたくないですね。
6 Roundabout
と言うのは、ロータリーの事です。
信号を作るには、交通量が少ないし、何もなければ危ないというような交差点にあるます。
これも右から来る車が優先です。
これは、特に難しい事は何も無いと思います。
7 駐車違反
NZでは、市の職員が見回っています。
警察では有りません。
駐車違反をしたら、市役所に罰金を払います。
私が一番最近に犯した駐車違反は、写真集に去年の暮れ載せた、サンタクロースの写真を取る為に、荷降ろし専門スペースに1分位停めたら、おばさんの職員に捕まりました。
$40でした。 実に数年ぶりに捕まりましたが、日本から来たばかりの人は、良く捕まります。
このお正月に私の知り合いが日本から来ましたが、早速やっていきました。
まぁ、NZの駐車違反の切符きりは、早い。
それ以外の業務は、ゆったりのんびりです。
駐車違反だけは、極めて例外的にアクションが早いという事を憶えておきませう。
何故、駐車違反の切符きりだけがそんなに早いかと言うと、違反切符を切れば切るほど、自分の収入に成るからです。
歩合制です。
だから、彼らは、一生懸命に捕まえます。
これを良く憶えておいて下さい。
これも切符と一緒にChequeを郵送で送れば終わりです。
駐車違反の取締りは、駐車に関しては押さえるべき点は、数点です:
以下道路標識類とガソリンスタンドの写真です:
Tips :
ニュージーランドでは、未だにインチを日常的に使います(Imperial System)。
私たちは、メートル法(Metric System)に慣れていますので、どうも感覚が掴み難いです。
例えば、車のタイヤの空気圧を以下に換算しておきましたので、参照下さい。
2.0kg/cm2 = 28.44lbs/in2 2.1kg/cm2 = 29.86lbs/in2 2.2kg/cm2 = 31.28lbs/in2 lbs/inch2は、1平方インチ当たりポンド圧力です。 lbsが、何ゆえにポンドの表記として使われるか・・・? libra? 分らん。
【補足 平成16年03月04日(木)】
ハーバーブリッジ(Harbour Bridge)は、全部で8車線です。
しかしこの橋は、North ShoreとCityを結ぶ大動脈である為、朝夕のラッシュワーには、大変混雑します。
朝は、North ShoreからCityへ向かう側は、かなり混みます。
夕方は逆です。
それで、ラッシュアワー時には、混む方の車線を多くします。
朝は、North Shoreから、Cityへ向かう方角は、5車線になります。
反対方向は、当然3車線になります。 夕方はその逆です。
その車線数をどうやって変えるかと言うと、Harbour Bridgeにはコンクリートブロックが、並べられています。
両方向の交通を仕切る分離帯として使われていて、そのコンクリートブロックを移動させます。
恐らく数百個のコンクリートブロックが並べられていると思いますが、それを特殊な大型車両で抱きかかえるようにして、一個ずつ移動させていきます。
全部のブロックを移動させるには、1時間くらい掛かるかもしれません。
車線数のパターンとして、4:4、 3:5、 5:3と言う3種類有ります。
他のパターンは見たことが無いので無いと思います。
4:4は、ラッシュアワー以外の平常時、3:5と5:3のパターンは交通量にあわせて毎日、殆ど同じ時間にブロックを移動しています。
世界の他の町でもこのようなやり方があるのでしょうか?
ハーバーブリッジの話と変わりますが、私が気になるのは、車を路上に駐車するときです。
何が気になるかと言うと後ろに居る車です。
私が路上に駐車しようとして車を停めると、後ろの車も、一緒になって停まるのです。
左のウィンカー(Indicator)をつけても、ハザードランプ(英語不明)をつけても、
何故か知りませんが、一緒に停まりたいのかどうしてか分りませんが、一緒に停まってそれから私が縦列駐車の動作に入るとおもむろに、脇を抜けていきます。
これは、なしてだべ・・・?
誰か、おせ~て?【補足終わり】
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