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当ページの設置日 : 平成17年05月18日(水)
ニュージーランドへの賢いお金の持ち込み方 / 日々平安
あなたが日本からニュージーランドへ来る場合、お金をどのようにニュージーランドへ持ち込むのが尤も得かをお話致します。  観光ビザ(Visitor's Permit)で数ヶ月滞在する、就労ビザ、事業家ビザや永住権を取った人或いは取るつもりでニュージーランドへ来る場合など長期滞在者を想定しています。  旅行者の場合でも役に立つ内容もありますので宜しかったら参照下さい。
日本でやっておくべきこと
日本を経つ前に以下の事をやっておくと良いと思います。
  1. 大手都市銀行へ行く(信用金庫とか地銀へは決して行かない事)。
  2. 銀行口座を開設する(普通口座で大丈夫)。
  3. インターネットバンキングを同時に申し込む。
  4. テレフォンバンキングを同時に申し込む。
  5. 国際キャッシュカードを同時に申し込む。
大手都市銀行と言うのは、東京三菱銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、UFJ銀行、りそな銀行です。  みずほコーポレート銀行も入るかも知れませんが筆者は、自信がありません。  昔の都市銀行13行でしたら分かりますが、最近の銀行は、分かりません。  信用金庫とか地銀へ行くなと言うのは、私が彼らを恨んでいるからではありません。  信用金庫とか地銀へ行っても話が通じないばかりでなく、国際キャッシュカードを発行してくれないと思うからです。  都市銀行でも自店で外国為替を取り扱っている大きな支店或いは本店へ行った方が良いです。  小さな商店街などに有る都市銀行の支店へ行くと、外国為替は、自店で直接取り扱っておらず、取次ぎ業務のみと言う事もありますので都市銀行なら何でも良いと言う訳でもありません。  出来るだけ自店で直接外為業務を扱っている都市銀行の大きな支店或いは本店へ行った方が話が早く進みます。  日本の都市銀行の他には、Citi Bank(スィティーバンク)が同様の業務をしているようです。  或いは、ソニーバンクのようなインターネット銀行もやっているのかどうか、不明です。
インターネットバンキングとは?
インターネットバンキングとは、パソコンで自分の口座を操作することです。  勿論、インターネット接続する必要があります。  自分の銀行口座の有る都市銀行のHPを開いてID番号(お客様番号)とパスワードを入力して、ログインします。  安全対策の為、更に2重あるいは3重のパスワードを要求されるのが普通です。  そうするとニュージーランドに居て自分のパソコンから日本国内の口座へ振り込みをしたり、残高照会が出来ます。  私の使っている東京三菱銀行のインターネットバンキング(東京三菱ダイレクトと言う名称)では、海外送金出来ません。  東京三菱銀行ダイレクト + グローバルバンキングで申し込むとインターネットで登録していない海外の口座へも送金できると言う事ですが私は、使ったこがないので詳細は、不明です。  但し、インターネットと言う通信体制に係わる危険性があります。  安全性に関しては、銀行も細心の注意を払っているので、滅多な事では、事故は無いはずですが、100%安全とは言い切れません。  事故と言うのは、たまぁ~に起こるそれが怖いのです。  100%安全なものは、この宇宙に存在しませんがより安全なものを求めるとしたら、フィッシング詐欺などを含めて、インターネットバンキングは、安全性にやや脆弱性が有ると言わざるを得ません。  それでも私は、利用しています。
テレフォンバンキングとは?
テレフォンバンキングとは、電話で振込みなどの操作をする事です。  ニュージーランドに居て、自分の口座の有る日本の銀行へ国際電話をしなければなりません。  それがやや難点ですが、ニュージーランドからの国際電話は、格安のテレフォンカードを買うと非常に安く掛けれます。  通話料は、1分当たり、5円くらいです。  テレフォンバンキングの場合は、海外送金も可能です。  私の利用している東京三菱銀行(私は、東京三菱の回し者ではありません)の場合を例に説明しますと
テレフォンバンキングで海外送金する場合は、事前に送金先の口座を登録しておく必要があります。  海外送金用の口座登録は、インターネットでは出来ません(2005年5月16日現在 東京三菱銀行に確認済み)。  日本に居る間にニュージーランドの送金先口座を登録しておく必要があります。
以下は、東京三菱のテレフォンバンキングの手順です :
  1. テレフォンバンキング用の電話番号 042-356-8888に電話する
    (海外からは、無料電話0120-xxxxxxxへは掛けれません)
  2. 本人で有ることを証明するID番号(お客様番号)を入力するように促されますので電話機の10キーから入力。
  3. 暗証番号(パスワード)の入力を求められるので電話機の10キーから入力。
  4. 確認番号の入力を求められるので電話機の10キーから入力。
  5. 担当者が出ますので登録してある海外送金の口座明細と金額を告げる。
その他、テレフォンバンキングに関する注意点 :
  • ニュージーランドドルで送金の場合のテレフォンバンキングの銀行手数料 :
    1回当たり¥3,500(金額に関係なく)
  • 日本円で送金の場合のテレフォンバンキングの銀行手数料 :
    1回当たり¥3,500 + ¥2,500(金額に関係なく)
    (¥2,500と言うのは、円貨送金に対して掛かる不思議な手数料です。  これは、外貨に換金する場合、為替レートの設定で銀行の利益を確保しているからです。  日本円で送金すると換金しないので、為替レートに含まれる銀行の利益が捻出出来ません。  それ故に、不可思議な手数料を余分に取られます。)
  • テレフォンバンキングで1回当たりの送金上限金額は日本円に換算して500万円相当までです。
    (例えば、1億円を送金する場合は、500万円の送金を20回繰り返すと可能です。 但し、20回電話しないといけません、500万円 x 20回 = 1億円、20回送金すると手数料も20回分掛かります。)
国際キャッシュカードとは?
国際キャッシュカードとは海外で使えるキャッシュカードです。  日本国内にあるあなたの日本円口座から自動的に引き落とされるカードです。  但し、ニュージーランドのATM(Automatic Teller Machine = 自動現金出し入れ機))で引き出せる最高金額は、1回当たり$800と決まっています。  それ以上の金額を引き出す場合は、同じ操作を何度も繰り返す必要があります。  1回当たりの手数料が200円くらい取られます。  私の使っている東京三菱銀行の場合、年間維持費も2千円くらい取られます。  手数料と維持費は、銀行によって違いますので、ご自分で調べてください。  ニュージーランドで引き出すと当然ニュージーランドドルで出てきます。  その場合のレートは、東京三菱銀行の場合、VISAのレートと同じです。  VISAのレートは、私の経験から言うと、T/Tsに近いレートでした。  つまり、お得なレートでした。  T/Tsと言うのは、Telegraphic Transfer Sellingの略です。  どういう意味かと言うと、対顧客電信売レートです。  対顧客電信売レートと言うのは、あなたが日本からニュージーランドへ電信でニュージーランドドルを送金する場合のレートです(銀行側から見てNZ$をあなたに売る)。  このレートが一番得なレートです。  為替レートには、沢山の種類があるため、分からない人にとっては、ちんぷんカンプンです。  私がここで言うT/Tsと言うレートも分からない人が多いと思いますので、色んな種類のレートで換金した場合の擬似計算をし、このページの最下部に貼り付けましたので、クリックして参照下さい。
日本に居て銀行の窓口から送金する場合
日本に居る間に銀行の窓口(外国為替)へ行ってニュージーランドへ送金する場合は、日本円3,000万円相当額の外貨を財務省への報告無しに送金可能です。  その場合の、銀行手数料は、¥4,000です。  日本円で送金の場合は、また別途追加手数料が発生するはずですが、その金額は、不明です。  あくまでも筆者の個人的な推定ですが、恐らく日本円送金の追加手数料は、¥3,000くらいだと思います。  日本から海外へ3千万円以上を送金する場合は、日銀経由で財務省に報告義務があります。  3千万円の送金を何度も繰り返す事は、可能ですが銀行手数料がその都度発生します。  いずれにせよ、数千万円(3千万円超)、数億円と言う大金を送金する場合は、財務省に報告して1度で送金を済ましたほうが銀行手数料も浮きますし、正式な手続きをしてすっきりして良いと思います。  詳細に関しては、口座を開いた都市銀行に聞いて確認して下さい。
それでは、実際に日本からニュージーランドへどの方法でお金を移動するのが尤も得か?
「ニュージーランドの生活基本情報」の17項と1部重複しますが、ここに改めて書きます。  日本からニュージーランドにお金を移動する代表的な方法として以下が考えられます。
  1. 日本円の現金を持ってくる。
  2. ニュージーランドドルの現金を持ってくる。
  3. 米ドルの現金を持ってくる。
  4. 日本円のトラベラーズチェックを持ってくる。
  5. ニュージーランドドルのトラベラーズチェックを持ってくる。
  6. 米ドルのトラベラーズチェックを持ってくる。
  7. クレジットカードを持ってきて、ニュージーランドでキャッシングする。
  8. 国際キャッシュカードを持ってくる。
  9. 日本からニュージーランドの口座に送金する(ニュージーランドに口座が有る場合)。
まず、現金と言うのは、一番部が悪いので、1~3は、最も不利です。  また、米ドルにした場合は、日本円 → 米ドル → NZ$となり、銀行手数料が2度発生しますから避けるべきです。  7のクレジットカードですが、キャッシングすると金利がかなり高いのでこれも避けたほうが良いです。  そうすると残りは、4、5、8、9の4つです。  日本円100万円を色んなレートでニュージーランドドルに換算した場合の、擬似計算表を作りましたので、クリックして参照下さい。
擬似計算の結果日本円のまま送金し、ニュージーランドの口座でNZ$で受領するのが最も得と言う結果が出ました。